カウンセラー講座

                               

そもそも私は「人に恵まれている」という観念の持ち主で、だから、私のクライアントさんもスタッフもすごくいい人ばかり、と思い込んでいます。 実際そうですしね! で、私のセミナーをお手伝いしてくれるスタッフはもちろん私がお願いして来てもらっているのですが、私から見れば最高のスタッフだと思っています。 とはいえ、事務能力は?とか接客態度は?とかそうした基準で選んでいるわけではありません。 正直言えば「事務は苦手」とか「接客はあまり得意ではない」という人も多いです。 でも、それは私にとっては関係ないのです。 私がスタッフをお願いする基準。 それはたった一つ。 「一緒にいて楽しいか?嬉しいか?」 という点です。 外見も立場もなんも関係ありません。 私はセミナーをする際に「自分がどれくらい気分よくできるか?」が大事だと思っています。 だから、セミナー会場も自分が好きな場所を選びますし、たとえ、そういう会場があったとしても、その周りの雰囲気が「うーん・・・・」としたらその会場は使いません。 私が嬉しくて、気分がいい会場がお客様にとってもいい会場だろうと勝手に考えているんです。 それはスタッフも同じ。 何もできなくてもいいんですね。 ただ、一緒にいて面白いなあ、楽しいなあ、と思えれば。 個人的な趣味で言えば「一緒に飲みたいなあ」と思えるかどうか。 だから、あまり大きな声では言えませんが、お客様よりもスタッフの方が大事だと思っている節もあります。 幸い大きなクレームを頂いたことはありませんが、もし、大きな問題が発生したとしても、私はスタッフの味方をしてしまうんじゃないかと思っています。 たまに誰かと組んでセミナーをすることもあります。 当然ですけど、その人は「実績」や「集客力」では選びません。 「ああ、すごいなあ」「素敵だなあ」「魅力的だなあ」と思う人です。 お気付きかもしれませんが、それくらい私は我がままにセミナーを運営しているんです。 だから、無暗に人は増やしませんし、事務スタッフが欲しい!秘書が欲しい!と思っても、安易に人に頼んだりはできないんです。 そういう自分本位なセミナーの運営をしているので、私はますますセミナーが楽しくなります。 例え、お客さまが少なかったとしても、自分が楽しいと思えるスタッフに会えるからです。 でも、そうした運営ができるのも私自身が事務的な作業が嫌いじゃないことや、いざとなれば一人でセミナーを開催できる自信があるからかもしれません。 この点については20年近くセミナーを運営している経験がもたらすものかもしれません。 その経験には正直ちょっと一緒にセミナーをするのが苦痛だったなあ、という経験も含まれます。 スタッフがポンコツでも、問題児だったとしても、最終的に自分が何とかすればいい、と思っているのもあります。 でも、そうして自分が好きな人たちと一緒にセミナーをするのが、能力に長けたスタッフのみで運営を固めるよりもずっといいセミナーができると私は思っているのですが、どうでしょうか? そういう意味ではとことん私は自分勝手な人間なんだなあ、と思えてきますけれど・・・それも悪いことではないなあ、と思うのです。 心理学、カウンセリング、セラピーなど心を扱う世界にいるですから、やはり一緒にいるのが嬉しい人材が一番じゃないか、と思ってしまうのです。 とはいえ、内輪ノリになったり、参加者を差し置いてスタッフと歓談してる、なんてことはないと思います。 また、スタッフ同士がそういう態度を取っている場合には注意もしますけれど・・・。 さて、皆さんはどうお感じになるでしょうか?

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これは私も今まさに実践中のお話。 なぜ、カウンセリングやセミナーに人が集まるのか? その答えって本当は一つしかないと思っているんです。 「そのカウンセラーがとても魅力的だから」 この魅力的という言葉の意味は非常に広いんです。 「私のこの問題を何とかしてくれそう」 というのもそうだし、 「この人に会ってみたい」 というのもそうです。 「かっこいい」 とか 「きれい」 というのもそうです。 でも、カウンセリングを使うのはある意味大人の人。 値段設定も高めですし、なかなか収入の少ない人は受けられないことが多いです。 とすれば、「大人の男性/女性としての魅力」がやはり集客には一番大切だよね、と思うんです。 緊張しながらカウンセリングの予約をし、ドキドキしながら当日勇気を出していらっしゃってくれます。 その時に、カウンセラーがみすぼらしいイメージを与えてしまったら、最初に心を閉じてしまいます。 決して笑顔になる必要はないと私は思っています。 私は呑み助ゆえに飲み屋で人の心理を学ぶことが多いんですが(苦笑)、無愛想なバーテンダーの店にも人は集まっています。 その人が醸し出す雰囲気が魅力です。 まだ若い人たちは見た目にやられます。 だから、きれい、かわいい、かっこいい、に惹かれて行きます。 しかし、その時代を過ぎた大人はその奥にあるその人の本質に意識が向きます。 内なる魅力というわけです。 その人の内なる魅力が相性を生むことも確かです。 しかし、あなたが魅力を発揮すればするほど「あなたじゃなきゃダメ」というクライアントさんが増えて行くのです。 「やっぱり○○さんだよねえ~」と言う風に。 私はカウンセリングってのはそのカウンセラーに会うことが一番の目的だと思っています。 どんなに素晴らしい分析能力やセラピーの手法を持っていたとしても、その人が持っている魅力がショボければやはりリピートまでには至りません。 でも、不器用でも、うまく話ができなくても、その人が魅力的であれば、その人は「なぜかまた会いたくなる」という気持ちを抱いてくれるんです。 なぜかというと人は常に「憧れ」や「目標」や「夢」を持ちたい願望があるからでしょう。 今の問題を解決したい、という方がカウンセリングにいらっしゃるのであれば、そのカウンセラーが憧れの人になれば、それだけで満たされるものがあるのです。 では、内なる魅力をどうしたら発揮できるでしょう? 私は自分自身がまず実践者であることではないかと思っているんです。 机上の論理ではなく、その方が実践していることの方がはるかに大事ではないでしょうか。 そのカウンセラーの向上心や前向きな姿勢、そして、本人が体験したことをクライアントさんは「感じてしまう」と思うんです。 だから、当たり前の話かもしれませんが、常にカウンセラーは自分が魅力的になる試みをしていく必要があります。 では、私が考える魅力的な人ってどんな人か?というと、今の私は「自分に素直に、正直に生きてる人」と答えたいのです。 何かになろうとしているのではなく、頑張って自分を飾っているのでもなく、ただただ、自分らしくあろうとしている人が魅力的だと思うんです。 カウンセリングっていつも裸の自分が露呈してしまう場所だと思っています。 だから、自分自身が自分らしくあることができれば、あらゆるテクニックを凌駕する魅力を備えられると思っているのです。 好きなことをして、自分らしくいて、自然体で、そして、それを素直に表現できる人。 だから、リピータを獲得するのも、集客するのも、そこに尽きると思うんです。 ・・皆さんにとっては当たり前の話かもしれませんけれど、参考になれば幸いです。 カウンセラーにとって一番の売りは「自分自身」だと思うんです。

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以前、セミナーを手伝ってくれる仲間兼友人からこんな質問を投げかけられました。 そのセミナーの運営をお願いしていたのですが、 「根本さんってフェイスブックページを作って友人たちにどんどんお知らせしたり、いろんな人にお願いして集客一生懸命やりたいタイプ? それとも、『ご縁のある人だけがセミナーに来てくれたらいい』っていうタイプ?」 その質問を投げかけられるまで私はそんなこと考えたこともありませんでした。 彼にそんな話をすると 「セミナー講師っていろんな人がいて、どんどん自分の知識を広めたい、いろんな人に役立ててもらいたいって積極的に呼びかけて行くタイプと、来てくれる人に喜んでもらえたらいい、とか、ほんと出会うことがご縁だからそんなに自分から呼びかけたりしない人といると思うんですよ」 という答えが返ってきました。 彼は著名人から無名の人までいろんなセミナーの運営や企画に携わっている人なので、そんな話をしてくれたのでした。 「たぶん、根本さんは後者だと思うけどね」 って一文も添えられていましたが。 皆さんはどっちのタイプでしょうか? できるだけたくさんの人に来てもらって、自分の考えや学んだことや手法や思いを伝えたい、だから、積極的に集客したい!というタイプでしょうか? それとも、来たい人が来てくれるのが一番、というタイプでしょうか? 私は彼の予測通り「ご縁」の方を重視するタイプでした。 それどころか「あまり満席にしたくないなあ。当日、ふと思い立った人が参加できるセミナーがいいなあ」なんてのんきなことを思っていたものです。 だから、セミナーも基本的には「当日払い」「キャンセル料なし」でやっていました。 とはいえ、たくさんの方が来てくださるようになり、定員ぎりぎりの攻防になることが増えて来たので、一部を除いて今は事前払いをお願いすることが多いのですが。 とはいえ、直前になれば「当日現金払いでもいいですよ~」なんて告知して、すでにお支払いしてくださった方の心象を害したりしてるんですけどね(苦笑) どっちが正しいということはないと思います。 せっかく得た知識、経験、情報を多くの方に知っていただくのは有益だと思いますし、一方で、自分から見つけて来てくれた方のみを対象とするのもアリだと思います。 それもいろいろと試しながら「自分はどんなタイプだろう?」と模索してもらってもいいでしょう。 でも、残念なのは「自分のポリシーがあいまいなままに、自分が本来好まない方法で集客を頑張っている方」だと思います。 それは「右利きなのに、敢えて左で箸を持とうとする」みたいなことにも通じます。 集客ツールには様々なものがあり、私も勉強させてもらうこともあるんですけど、それはやはり自分のポリシーがあって役立つものだと思うんです。 だから、自分の方針と合わないコンサルさんの教えを一生懸命やっていても、一時的な成功はあれど続けられなくなると思います。 それをやっていることがしんどいからです。 自分の体型に合わない服を一生懸命着ているようなものです。 誰もハッピーになりません(笑) とはいえ、私もお金は好きですし、たくさんの人に来てほしいと思いますし、それで多くの人に喜んでもらって、ノウハウを生かしてせいこうしてもらって、それで「根本さんって凄い!}って言われたい人です。 それで利益がいっぱいでたらテンション上がりますしね。 また、シャイだったり、怖がりだったり、めんどくさがりだったりして、頑張って集客をするってことが苦手なタイプでもあります。 「根本さんがちゃんと集客ノウハウ生かしたらもっともっと人が来てくれると思いますよ」 って言葉を聞くと、そのたびに「うーん、そうなのか。ほんとはノウハウをもっと勉強した方がいいんだろうなあ」と若干凹んだりもします。 でも、じゃあ、それが自分にできるか?というと自信がないのです。 さて、あなたは自分に合った形で集客ツールを使いこなしているでしょうか? それとも、ちょっと自分を殺しながら頑張っているのでしょうか? 結局は「自分がどうしたいか?」にかかってくるんだろうと思います。 さて、あなたはどんなタイプでしょう??? 自分を知る機会にしてもらたら嬉しいです。

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セミナーの懇親会でいい質問をもらったのでネタにしてみます。 「始めの頃は何も考えてなかったのでけっこう自由にブログが書けていたのですが、あれこれ勉強して知ったり、学んだりしていると、途端に文章が書けなくなってしまったんです。」 以前は何も考えずに書いてたのに、今は、経験や知識が増えて、あれこれ考えるようになっちゃったんですよね。 これ、あるあるだと思います。 そうして成長していくんですね。 以前のようにはもう書けません。 これはもく決まったこと。 だから、あの頃を懐かしむのはいいけれど、あの頃のようにはなれません。 もうウブな体ではなくなっちゃったんです(笑) 始めは無我夢中で書いていて、怖いもの知らずだったんです。 そこに経験や知識が入ったり、周りが見えてくると怖れが出てきます。 そして、怖れが思考を回すので、色々と考えるようになります。 そうすると文章が書けなくなったり、言いたいことが分からなくなって混乱した記事しか書けなくなります。 その状態が嫌なので葛藤しますが、なかなかその葛藤は収まりません。 それでもっともっとあれこれ考えるようになり、記事を書く手が進まなくなります。 そうすると記事を書くことそのものが大きな壁となってしまうんです。 で、だんだん更新頻度が落ちて行きます。 こうして記事が書けなくなっちゃう人、いっぱいいるんですね。 どうしたらいいのか? 私の一番のお勧めは「書けないことを書く」ということ。 つまり、今こんな葛藤があって、あんなことを考えて、書けなくなっちゃってるんです、ということをネタにすること。 それなら書けるでしょ?今の自分のことを書くんだから。 そこに色んな葛藤を入れてみましょう。 「うまく書こうとしてしまう」「ちゃんとした文章を書かなきゃと思ってる」「ちゃんとまとまった文を書かなきゃいけないと思ってる」「他のちゃんと書けてる人が羨ましい」「自分には才能ないんかな」みたいな。 で、「※ただいま絶賛葛藤・悶絶中につき読みづらい箇所がありますがお許しください。」という一文をブログの一番最初に書いて、そこから試行錯誤しながら書き続けます。 書いた記事は後から書き直すことだってできるんですから。 で、これって一種のスランプなんですけど、その抜け方は色々ありますが、私としてはまずは「書きまくる」ということをお勧めしたいと思うんです。 プロ野球の選手がスランプに陥った時、「とにかく練習しかない」とか「とにかくバットを振る」という話を聞いたことありませんか? 記事をとにかく書き続ける、中途半端になってもいいから書いていく。 そういうことでスランプは抜け出せると思います。 いわば、今は新しい殻から出てきた状態、生まれたてなわけです。 だから、あれこれと動いてみることがいいんですね。 場合によってはしばらくブログから離れてみる、と言うことも有効ですが、これは何度かスランプを抜けた経験をした方の方が有効だと思います。 はじめてに近いスランプだと、一度離れると戻るのが難しくなると思うんです。 でも、ここで書き続けるといろんなことに気付けるんですよ、本当に。 そして、そこでほんとうに成長します。 だから、もし、そういうスランプにぶち当たったら、ぜひ、「書きまくる」ということを敢えてしてみてください。 新たな世界がきっと手に入ります。

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カウンセラーになるくらいだから、カウンセリングは好きだと思いますが、ほんとうに好きですか?(笑) それがあなたの読者にちゃんと伝わってますか? 一度や二度ではダメですよ。 何度も何度も。 案外「好きなんですよね」って言ってない人が多いのかもしれません。 「役に立ちますよ」 「こんな効果がありますよ」 という話をたくさんすることはあっても。 恋愛とかでも「意外と好きって恋人に言えてないことが多い」って話をします。 「分かってくれるだろう、は、分かってもらえない法則」もあります。 ちゃんと言わなきゃね。 好きに理由はいらないので、カウンセリングが好きなんですよね~って書くだけでいいんです。 簡単でしょ?(笑) うーん。このネタに関してはもう書くことがないので、今日は超短文です(^^)

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とても反響をいただいたこの記事。感想を頂くと根本はとてもうれしいのです。許可を頂いて紹介させていただいています。 *** こんばんは。 クライアントさんをどこまで受け入れますか の記事、とても面白かったです。 カウンセラーさん向けでもあるけれど、 私のように、 実技を教える講師にとってもとても参考になります。 カウンセラーさん向け+実技講師をされている方たちむけのblogだと追加して欲しいくらいです。 先生方、生徒さんたちとの付き合いにかなりみなさま悩んでおられます。 とくに、実技の先生は心理学をかじったわけではないのでなおさらです。 ちなみに私はかなり明確に一線をひくほうかなとは思いますが このメールは返さないと決めるなど、一線を引くための行動自体がレッスン時間外なのでストレスだったりもします。 また楽しみにしてます! (Eさん) ***

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 ちょっと読者の気持ちになってあなたのブログを読んでみよう。  あなたの今日の記事を見て、読者はあなたが何を訴えたいのか、すぐにわかるだろうか?  どんな文章で、あるいは、どんな言葉に読者は反応するだろうか?  あなたが印象に残したくて書いた一文は確実に読者に届いているだろうか? 「一つのブログの主張は一つだけ」 私がブログを書くときに心がけているのはこれです。 もし、複数の主張が出てきたら「今日はいっぱい伝えたいことがあってね」と前置きした上で、最後に「まとめ」を掲載しているんです。 例えば、今日の朝、発行したブログには最後にこんな一文を入れています。 >主語を持つ、意思確認する、今を生きる、、、どれも大事なことと分かっていてもなかなか取り組むのに勇気が要ります。 これが正解!ってわけではないですが、1つのブログに様々な情報が紛れ込んでしまうと、ほんと何が何だか分からなくなっちゃいますよね。 文章力があって、明確に区切りを付けられるのならば別ですけれど、それなら分けてしまった方が記事数も稼げますよね(って嫌らしい計算もできるわけ(笑))。  その文章を読んで、あなたは読者にどんな行動をとって欲しいのだろうか?  「いい記事見つけたよ!」ってSNSでシェアしてもらいたいのだろうか?  他に記事も合わせて読んでもらいたいのだろうか?  カウンセリングの申し込みページに移動してもらいたいのだろうか? つまり、あなたのブログはあなたが次に読者にとってもらいたい行動を明確に表しているでしょうか? もし、あなたがこの記事をできるだけたくさんの人にシェアして読んで欲しいとしましょう。ならばシェアボタンの設置は言うに及ばず「良かったらシェアしてね!」の一文はあった方がいいと思います。 確かにいい文章は自然と読者が拡散してくれるのですが、この一押しがあっても良くないかな?と思います。 また、おすすめ記事があるならば、きちんとそのリンクを貼っているでしょうか?できれば、魅力的な紹介文と共に。 私はよく過去記事へのリンクを文中に貼っていたりします。 「この辺の話はここに詳しいですよ」みたいな感じで。 また、もし、あなたが自分のカウンセリングを使って欲しい!と思っていらっしゃるなら、カウンセリングを使いたくなるような文章はその中に書き込んでいるでしょうか? 私は時々「カウンセリングの現場では、私ならこういう風にアプローチします」とか「カウンセリングだったらもう少しいろいろと質問できるんですけどね」とか「カウンセリングを使うとそこははっきり分かるんですけどね」みたいな表現を使っています。 例えば、こんな感じ。 >「好きで人を助けているってどういう感じですか?」 >「どうして、そう思えるんですか?」 >「人を助けるってIさんにとってはどういうことですか?」 > >みたいな質問をしてみたいな、と思いますし、そこから出てきたIさんの言葉に対して、やはり疑問に思うことを質問してみたいな、と思うんですね。 「あ、カウンセリング使うとそういうことが分かるんだ」とか「こういう効果があるんだ」ということを示しているつもりです。 また、文章の流れとか展開とかで「この人ってこういう風にカウンセリングするんだな」ってことを想像させてあげることも効果的かなあ、と思ってます。 私の場合は時々、カウンセリングのやり取りのような下りを文章に入れていたりします。 例えば、こういう感じです。 >「どうして人を信じたいの?そんな目にあったのに?」 >実はこれ、いきなりですが、深い質問なんです。 >「人を信じなくなって生きられるのに、なぜ、不信感というテーマを今、ここで持ち出すわけ?」 >と意地悪そうに根本さんが嬉々として聞く問いかけです。 >「くーーーーっ!!!!」とクライアントさんが屈辱に顔をゆがめる姿を見るのが好きです(はあと)。 >「それだけ人が好きってことだよね?人を愛してるんだよね?そうじゃなかったら、そんな目にあったにもかかわらず人を信じたいって思わないもんね!」 >追い込みをかけます。 >「え?まあ、そうだけど・・・」 >という「くそーーっ!こいつめっ!」という表情が好きです(はあと) ちょっとこれは笑いを求めてますけど、ああ、こういう風に軽い感じで、とか、けっこう意地悪な質問とかするんだ、とか、イメージが付きやすいでしょう? ちなみにこういう書き方をしていると「根本さんだったらこういうとき何て言ってくれるんだろうな?」という推測をしてくれるようになります。 もちろん、押し売りになるような書き方は逆効果ですが、きっと読者の役に立つ、とか、読者が喜んでくれるだろう、とか、楽しんでくれるんちゃうかな?みたいな思いだとしたら、そんなに嫌らしくはならないと思います。 カウンセラーとして自信がないと主張が弱くなりますし、逆に売ろう、売ろうとしてしまうと押し付けがましい表現になってしまいます。 これはどちらも自意識過剰な状態で「自分本位」な書き方なんです。 「これ、知っておいたら得やで」とか「こういう考え方したら楽になりまっせ」とか「こういう風な見方もあるんやけど、どない?」など、読者の立場に立って文章を組み立てるのはやはり基本じゃないかな、と思うのです。 そして、実際に記事を書いて反応を見て、もし、反応がなければ書き方や表現を変えてみるんです。そして、常に「どうすれば読者が喜んでくれるんだろう?」という意識を持ち続けると、読者の行動に対して導線が導きやすくなります。 その最たるものがセミナーやカウンセリングの「告知文」だと思います。 実は私、今も「売れてるカウンセラーさんのブログ」をよく見ます。 どうしてこの人のセミナーにはたくさん人が集まるんだろう? どうしてこの人の本はたくさん売れるんだろう? そういう意識で見て、これだ!と思うところは即パクっております(笑) 自分のことでいっぱいいっぱいなうちはお客さんにもそれがバレてなかなか集客できません。でも、お客さんが喜んで、役に立って、嬉しくて、そして、面白いと感じてもらえる文章が書ければ自然と人は集まってくるようになります。 そのためにも「何を伝えたいのか?」「どう行動してほしいのか?」を読者目線で書き上げる工夫を意識してみてください。 そして、自分なりにやってみて上手く行かなかったら勉強会とかで質問してくださったらいいですし、そこで記事の添削をやってもいいでしょう。 実際、勉強会ではこういうお話をしていますし、また、ツッコんだ質問を頂ければ、私もまたそこで勉強させてもらえるので嬉しいんです。 さて、ちなみに今日の記事にもそんな私なりの工夫を散りばめているのですが、どこでしょう? これで皆さんが「へえ、そうなんだ!」とか「なるほど!」と思っていただければ占めたものですし、「じゃ、勉強会行ってみよう」と思ってくださったらまんまとハマってくださった、ということですね。ふふふふ。 ちなみに勉強会は次はこちらです(↓)。 http://cocoronooffice.jp/229/

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クライアントさんのお話をあなたはどこまで受け入れますか? 頻繁に通ってくださる常連のAさんがいらっしゃいます。あなたはとてもその人を応援しています。そのAさんがある夜、あなたにメールを送ってきました。 今すごくしんどいようで、とても恐縮された文章の中に深刻さが混じっています。 Aさんはあなたのメールサポートにはお申込みいただいていないので、そのメールにお答えすることはできません。 さて、あなたならばどうしますか? 常連さんだし、何とかしてあげたいし、メールの返信を書きますか? * あるクライアントのBさん。初めてのカウンセリングからすごく気が合って話が盛り上がりました。 しかも、好きなアーティストまで共通だし、ものすごくいい雰囲気でカウンセリングができました。 Bさんは2、3回とリピートをしてくれて、そのたびにどんどん仲良くなっていくのが分かります。 そして、こんどその好きなアーティストのライブがあり、一緒に行けたら楽しいだろうな、という思いが過ります。 しかし、カウンセラーがクライアントさんと必要以上に仲良くなるのはタブー。 さて、あなたはどうしますか? * あるとき、クライアントのCさんからあれやこれやとあなたの元にメールが来るようになりました。 とても長文でクレクレ星人丸出しの文章で、あなたは辟易しています。 ある時、「どうして返事をくれないんですか?」的なメールが来たので、「あなたはメールサポートに入っていませんよね。そういう方には返信できないんです。」と答えたところ、「でも、Aさんはいいんでしょう?私、聞きました。Aさんがメール送ると返事が来るって。どうしてなんですか?」。 さて、あなたはCさんにどのように返すでしょうか? * そして、ある日、あなたはBさんと一緒に念願のコンサートに行きました。すごく楽しくて、コンサートが終わった後も終電まで二人で話し込むほど。 あなたは「なんかいい友達ができたなあ」とすごくうれしい気持ちで帰宅しました。 するとBさんに教えたラインにあれやこれやと質問や相談ごとやはたまたあなたのブログに関する批判的なメッセージがひっきりなしに届くようになりました。 「え?これがあのBさんと同じ人物?」と思うくらい豹変したんです。 そうした返事を拒否すると「え?ふつうに仲良くなってライブにまで行った友達にそういう態度を取るんですか?」とか「あなたにすごく傷つけられました。そのことをSNSに書き込みます。」という脅迫めいたラインまで来るようになりました。 さて、あなたはどうしますか? * 下手すると人間不信になってしまいそうですけど(笑)、これらの行動に正解はありません。 あなたなら「どうしますか?」という問いかけに対して、「自分ならどうするか?」というポリシーが明確になれば何ら問題にならないと思います。 例えば、Cさんに「Aさんは私も個人的にひいきをしている大切なお客さまなんです。だから、ルールを多少破ったとしても応援したいと思います。それだけの方なのです。残念ながらCさんにはそこまでの情熱を感じられておりません。」とはっきり言ってもいいんです。 炎上するかもしれませんけど、それが自分のポリシーであれば、ね。 でも、「本当は気が進まないんだけど、せっかくだから」とか「頼まれたんだから」などの理由で流されてしまったりすると、そこを突っつかれたときに応えに窮してしまいます。 「自分がしている態度が別のクライアントさんの目に触れても問題がない行動」とか「自分のポリシーは○○だから、ここまではOKだけど、そこから先はNGなんだ」などの明確な「意志」は持っている方がいいと思います。 特に名前が売れ始めたり、クライアントさんが付き始めたりすると、例えば、クライアントさん同士の間で「いかにあなたに愛されるか?競争」が始まります。 信じられないかもしれないけど、本当にあるんです。 しかも、1対1のクライアントさんがセミナー等で一緒になる可能性もありますし、自分のセミナーじゃなくて、根本さんのセミナーでばったり会うこと可能性だって否定できないんです。 その時に、これはOK、それはNG、という一線をある程度、明確にしておく方がいいんじゃないかな、と思うのです。 * 特に「誠実さ」か「紳士・淑女」とか「平等」「公平」とか「きちんとしてる」とか「清純派」とか「先生」的に売っている方はご注意ください。 その部分に期待され、ちょっとしたひいきや拒絶の態度で幻滅される可能性が少なくないですから。 ほら、「誠実、真面目、まっすぐな人」が浮気するのと、「遊び人、だらしない、野良猫な人」が浮気するのとで、どっちがダメージが大きいでしょう???というわけです。 だから、始めはきちんとした方がいいけれど、ある程度、自分のスタイルが固まって、売れてきたら、そのスタイルを今度は崩すのがお勧めなんですよ。 でも、これはまた別の話なので、機会を改めましょう。 * ちなみに私の場合。 Aさんには返事します。何なら電話までしちゃうかもしれません。 Bさんと一緒にコンサートに行くなら男同士であっても2人はないなあ、と思います。誰か別の友人・知人も誘ってグループで行くことにします。 また、その後、Bさんが豹変したのなら、その場で関係を切ります。ごめんね~!!そういう付き合いはできないのよ~~~って。 Cさんには、ごめん、Aさんは特別助けたい人やねん。それに、私、ご存知かと思いますけど、めっちゃひいきする人だから、、、という風に伝えます。 ケースバイケースですが、たぶん、そうします。 でも、もちろん、これが正解ってわけではありませんよ! さて、皆さんならどうしますか?

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基本、私は、書かない方がいいことってないんだよね~、というスタイルです。 政治的、宗教的なことは一般的にはタブーとされてますが、どうしても触れておきたい、というならばアリだと思っています。 書かない方がいい、と言うのは「そういうクライアントさんが来てしまってもいい?」という場合。 例えば、ある方は「人前でしゃべることができない」というコンプレックスを抱えていました。 今ではすっかりそれを克服されているのですが、ご本人はその時代は黒歴史であまり思い出したくないんですね。 だとすれば、その時代のことは書かない方がいいんじゃない?と私は思うんです。 もちろん、自分が悩んでいて克服してきた歴史があるので、それはバリバリの美味しいネタだと思うのですが、本人の気持ちにまだ整理が付いていなければ、同じようなお客さんが来たら辛いし、希望になってあげられないでしょう? だったらそこは書かない方がいいかな、と思ったんです。 そんな風に「その当時の自分がお客さんとして来たらヤバい」と思うならば、その歴史は今は公開しない方がいいでしょう。 お客様にとってもメリットがありませんしね。 でも、そこはおいしいネタだと思うので、ぜひ癒して、整理して、向き合えるようになると、あなただけのコンテンツになると思います。 * 過去に痛みがあって問題だと思うことって意外とのど元過ぎれば・・・で忘れてることも多いんですよね。 それって意外と宝の山であることも少なくありません。 可能であればオープンにしちゃって、お客様に希望を振りまいてあげたいところですね。

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『自分の恥ずかしいところを曝け出せますか?』 カウンセラーさんのブログを添削する機会が時々あります。 で、その内容を拝見して一言。 「これじゃあ、印象に残らないよな」 と伝えます。 文章が下手だとか、言いたいことが分からないとか、そういうレベルの話じゃないんですよね。 そこは完璧にクリアされてます。 いや、むしろ、クリアされてるから問題なんです。 「綺麗すぎるんですよ」 そういう印象を持ちます。 きれいな言葉で、きれいに内容が装飾されて、きれいに纏められてしまってる・・・。そんな印象を持つんです。 そこで、ある人にコンサルした際、そこを掘り下げて行くことにしました。 「なぜ、綺麗に書いてしまうのか?」 もちろん、本人はそんな“意識”はありませんから、“潜在意識”にあるものを見て行きます。 ・自分のダメなところを書くとお客さんが引いてしまうかもしれないから。 ・自分をもっとよく見せたい気持ちがあるから。 ・ダメところを書くのは怖い。見下されそうで。 ・こんな人がカウンセラーなんだ、て思われるのが怖い。 ・自分のネガティブなところをどこまで書いていいのか分からない。 ・バカにされそうな、相手にされなさそうな気がする。 これ、全部、自分の勝手な思いなんですよね~。分かってました?? 投影なんですよ。 ネガティブなことを書いてもいいんです。 最後ポジティブになっていれば。 むしろ、そのネガティブとポジティブのギャップが読者に印象を残します。 「へえ、この人、人と全然しゃべれなかったんだ・・・。そんな人がこうして人前で話をするようになったんだ・・・」 「昔は全然イケてない人だったんだ。信じられない。人って変わるんだね」 私たちにとって過去の傷はネタですし、読者をひきつける格好のインパクトになります。 それを赤裸々に語ってみてください。 「こんなに書いたら引いちゃうかも・・・」くらいでちょうどいい塩梅です。 むしろ、読者をドン引きさせるくらいの方がいいですよ。 必ずインパクトが残ります。 プロフィールにしても、ブログ記事にしても、その赤裸々さは大事ですね。 売れてるカウンセラーさんを見てみてください。 皆さん、きれいごとばかりではなく、露骨に嫌な話も書いてます。 黒歴史も書いてます。 売れっ子になったから、ではないんですよ。売れっ子になる前からそうだったんです。 ちなみに自分の黒歴史である恥ずかしい過去を封印してきれいに纏めようとしてしまう心理には「教祖様願望」が隠れてることが多いですよ。 すなわち、権威との葛藤という問題が隠れてることが多いです。 今後、カウンセラーとして活躍していく上で、ちょっとしたリスクになり得ますので、もし思い当たるところがあればそこに意識を向けてみてください。

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