カウンセラー講座

                               

昨日は「カウンセラーも心の傷を癒しておかないとヤバい」て話をしました。 じゃあ、「癒し」って何でしょうか? 『癒し系』と言われるものって世にたくさんありますね。 ・ホッとするもの ・あたたかいもの ・かわいいもの ・丸いもの ・優しいかんじのもの ・柔らかいもの ・穏やかなかんじのするもの などなど。 一日の疲れをそっと癒してくれるもの・・・という意味での癒し系なんだと思います。 どれも心理学的には女性性を刺激してくれるものですね。 女性性は気を緩ませる効果がありますから、副交感神経を活発にするのにすごく有効です。 でも、カウンセラーが扱う「癒し」ってそういうことだけではありませんよね。 その人の人生を変えるものになるわけですから、もう少しインパクトが強いような感じがします。 じゃあ、癒しって何か?ってことになりますが、それはほんといろいろな表現があります。 「その出来事に対する見方がポジティブなものに変わること」 「そもそもその問題なんてなかったんだ、という思いになること」 「その問題があったことを忘れること」 「その問題の関係者を許せること」 「そのできごとを思い出しても胸が痛まず、ただ懐かしい思いがすること」 「そのできごとを思い出すと『ああ、そんなこともあったなあ』と思えること」 「その出来事のお陰で人生がより良くなったと思えること」 どれも私のイメージする「癒し」であり、クライアントさんに受け取ってもらいたいものですね。 「癒し」というイメージを明確に持つこともカウンセラーとしては大切なことではないかな?と思っています。 これだけ列挙するのは明確ってことなの?というツッコミはなしで(笑)

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自分が夫婦問題に悩んでそれを乗り越えたのでカウンセラーになった、とか、 人間関係に悩んで転職を繰り返していたのだけど、カウンセリングを受けてそれが改善して今は良好な人間関係を築けている、とか、 そういうカウンセラーさんが多いかと思います。 その場合、夫婦問題や人間関係に悩むクライアントさんが来てくれた時は、 「はあい!ようこそ!!大丈夫ですよ~!良くなっちゃいますよ~」 ってalohaな気分に受け入れられると思うんです。 これは「自分の体験を売る」というスタンスのカウンセラー。 ところが、カウンセラーとしての知識や勉強先行型でカウンセラーになった場合にはちょっと注意が必要です。 また、夫婦専門カウンセラーだとしても、自分が取り組んでないテーマがやってきたときにもまたちょっと痛い思いをします。 * もし、あなたが中学の時にいじめの体験があり、その問題がまだ癒されていないとします。 ある職場の人間関係で問題を抱えるクライアントさんがあなたの元にやって来て話を伺っていると、どうやらそのクライアントさんもまた中学時代のいじめが影響しているようです。 話を聞いているとだんだん心が痛くなり、イライラしてきます。 まるで自分の話を聞いているかのようです。 そうするとあなたは話を中断してこう言ってしまうんです。 「そのいじめは関係ないと思います。もっと別のところに目を向けた方がいいでしょう」 痛いからそれ以上聞き続けられないのです。 あるいは、そのクライアントさんに自分自身を投影して、ふだん自分にやっているように 「だから、そのいじめの問題なんて扱わなくても人間関係は良くなるんです!そんなことを引きずってるようじゃダメです!」 とダメ出しをしてしまうかもしれません。 もし、あなたが自分の問題を癒していないとするならば、その傷はまだまだ心の中にこびりついているのです。 * 「自分が痛い問題は扱えない」 そりゃ、そうですよね。 もちろん、いじめの問題を完全に癒していなくても、今、そこと向き合い続けているのであれば、クライアントさんと「一緒に取り組みましょう!」と手を取り合うことができます。 だから、カウンセラーは自分の問題を癒しておく必要があるんです。 それは他ならぬクライアントさんのためになることですよね。 だから、カウンセラー自身も自分を癒す、ということが大切なのです。

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* 毎日配信しているメルマガのタイトルを変えて皆さまにお届け。 今日の記事は私の今のカウンセリングスタイルを如実に表していると思います。 * 「そうなるには理由がある」という見方をしていくんですね。 例えば、セックスレスのカウンセリングの時に皆さんは「どうしたら夫とセックスができるようになるか?」を知りたくてカウンセリングやセミナーにいらっしゃると思うのですが、私はその前に「どうしてセックスレスになっちゃったのか?」を考えていくんです。 起きてることは必然だから。それにまずはそこを知りたい男の子なものでね。 だから、いろんなことを質問していきます。 だけど、矢継ぎ早っていうよりはのんびりと、ですよね、きっと。 「ええーっと、レスって言うけど・・・どれくらいなの?へえ、そうなんだ。。。結婚するまでは普通にあったの?ああ、じゃあ、どっちかっていうと淡白な旦那さんなんだね。 ○○さんもそんなに回数なくても大丈夫なの?ああ、そうかあー。じゃあ、この状況って結構寂しいよね?よく我慢できるよね~。暴れたりしないの?ああ、しないか(笑) それともむかつく?『あいつ、あたしを何だと思ってんのよ!』って怒った?(笑)あ、それはないの?どうして?あんまり怒らない人?そうかあ。我慢しぃなの?あまりそんな風には見えないんだけど・・・。 確かにけっこう気ぃ使いだよね。その態度見てると分かるもん。あまり言いたいこと言えないでしょ?でも、あまり悩みなさそうって言われちゃうんでしょ?それって切ないよね。で、相談ばかりされちゃって??『あたしだって悩んでんのよ~!!ぶーー』って感じでしょ? え、でも、ちゃんとセックスがしたいって話は旦那にしてるんでしょう?それを旦那はどういう風に言うの?女を感じないとか地雷踏んでくるの?あ、そうなんだ。じゃあ、旦那も気付いてはいるっていうか、分かってはいるんだね。 色々やってみた?バイアグラを味噌汁に削って入れるとか、マムシドリンクをリポビタンDだって騙して飲ませるとか。あ?そこまではやってないの?僕のクライアントさんでそういう人いたの(笑) 相談してる人はいる?ま、そうだよね。あまり話しづらいよね。じゃあ、ネットでいろいろ調べたり?占い行ったり、霊能者行ったり、怪しげなところ行ったり?ああ、それはないの?昔はそうだったのよ。カウンセリングの前に霊能者ってかなり聞いたもん。あ、それは関係ない話だね」 セミナーでも、こんな感じ。(個人セッションするときはね) カウンセリングでも、こんな感じ。 そうして色々と私が思いついた質問を、基本、私のペースでお聞きしていきます。 ・お付き合いしてどれくらいなの?結婚してからは? ・旦那さんはどんな性格の人? ・普段は仲がいいの? ・けっこうしゃべったりする? ・仕事の話とか、相談も? ・兄弟はいる? ・昔、どんな恋をしてきた? ・お母さんはどんな人? ・お父さんはどんな人?どんな仕事してた? ・性的ないたずらとか痴漢とかあった? ・セックスって一言でいうとどんなもの? ・色っぽい女ってどんな風に見える? ・そう言えばカウンセリング受けるの勇気要ったんじゃない? 脈絡がありそうな、なさそうな、そんな質問をして、ふんふんとお聞きして、それで、えーっと・・・って考えていきます。 だから、私のカウンセリングやセミナーを受けられる方はほぼ必ずこんな体験をすると思います。 「え?なんでそんなこと聞くの?関係あるの?」 「なんか色々と考えてくれてるみたいだけど・・・沈黙が長いなあ・・・」 「のらりくらり、飄々としてるけど、ちゃんと教えてくれるのかな?」 「っていうか、この人ほんとに大丈夫???」 4番目はシャレですけど(笑) たぶん。 そうして全体像が見えてくるんですね。 なぜ、セックスレスなのか?<性格編> なぜ、セックスレスなのか?<関係性編> なぜ、セックスレスなのか?<生い立ち編> などのシリーズが生まれていくわけです。 だから、初めの頃は「根本さんって意外と無口で話を聞いてくれる人なんだな」と思うんですけど、やがて、そんなことはまったく思わなくなるんです。 だって、後半はずっと私がしゃべってるんだから。 そうして、性格編、関係性編、生い立ち編など取り合わせて、じゃあ、どうしていけばいいのか?ってのを提案していくんです。 「意外と言いたいこと言えないタイプで我慢しぃだからさー、でも、それを言おうと思ったってダメなんだよね。だってすぐにはできないし、それでまた自分を責めるしさ。 文字にするとか、絵にするとか、そんなのがいいしさー、とりあえず藁人形1ダース買ってさー、あ、知ってる?藁人形の世界も価格破壊が起こってるのよ。 前より安くなってるんだもん。ま、それはいいんだけどね、それでむかつき度合いを藁人形で表して、旦那が帰ってきたときに玄関に置いとくの。『あ、今日の藁人形はズタズタにもほどがあるな。こりゃ、嫁、相当怒ってるな』って一目で分かるように。」 ま、この辺まで来て笑わない人っていないんですよね。 藁人形のくだりはけっこうな鉄板ネタなんです。 あまり「変える」ってことをお勧めはしてないです。 時間かかるし、葛藤するし、自己否定するから。 その自分を活かす、という方向を考えるんです。 今、できることを考えていくんです。 「藁人形はいきなりは抵抗ある??けっこうお勧めなんだけどなあ・・・。じゃあ、メールとかメモ帳とかに書くのはどうなの?絵は得意?じゃあ、言いたいことがあったらさ、メモ帳に書いて、ダイニングテーブルの旦那の席にそっと置いとくといいよ。 でも、そこで『話したいことがある』なんて書くと旦那思いっきり防衛するからさ。『今日、ちょっと寂しい気持ちなんだ。だからギュッとしてくれると嬉しいな。』ってマニュアルを書いておいてね。 ほら、男って『作業指示書』に弱い生き物じゃん?知ってる?あ、じゃあ、いい勉強したね。だから、ついつい『○○して』って言われると弱いんだよね。」 ただ、深いレベルの話になるとちょっと違う見方が必要でね。 ワークしたり、宿題出したりすることになります。 例えば、レスの原因の一つが幼少期からの母親との関係にある、なんてピンと来ないでしょう? <生い立ち編>ですけどね。 小さいころから気持ちを我慢してお母さんに合わせて来たとすると、ひとつは「大人の女性への抵抗」が芽生えたり、「自分の思いを表現しにくい私」になったりします。 「我慢が癖になる」とか「自分さえ我慢すれば丸く収まる」とか「自分の思いは分かってもらえない」とか、そういう気持ちに繋がります。 また、「人の話は聞き上手だけど、自分の話はなかなかできない」という習慣にもなります。 そうすると、潜在意識ではお母さんを許していないし、また、同時に、いろんな問題がそこから派生していきます。 となると、じゃあ、お母さんを許しましょうか・・・と言ってそんなプロセスを提案していきます。 セラピーをすることもありますし、宿題、という形にすることもありますが。 <どうしたらいいのか?>ってハウツーが欲しいのは自然だと思うんだけど、それを知るためには<どうしてそうなったのか?>に着目する必要があると思っています。 そして、<どうしてそうなったのか?>が分かると、不思議と安堵感が得られるのが人の心。 それを「誰も悪くない」というベースで見ていくんですね。 ああ、これ大事なことですね。「誰も悪くない」。 その結果、誰のことも否定しない時間が生まれます。 私も100%そうだとは言えないんですけど、だいぶ、否定しないカウンセリングってのができるようになってきました。 そうして罪悪感というややこしい存在を回避していくのです。 でも、まあ、そんな心理分析をしたり、その人の人生を知ること自体が私の趣味(好きなこと)でもあるので、楽しいわけですけどね。 1人1人が宇宙ですからね。 「ありきたりの人生」を歩んできた人の中にも宇宙はあるのです。 そうすると私の探検心や冒険心が刺激されてしまうわけです。 今日は宣伝みたいなんですけど、皆さんも今の自分に当てはめてみて、なぜ、そうなったのか?を否定せずに見つめていくといいですよ、という提案です。 実は「原因が分かる」ということが大事じゃなくて、「自分のありのままを愛する」ということが大事なんだな、ということが良く分かってきますから。

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カウンセラー向けのセミナーをする時に、私が必ずお聞きしたい(考えてほしい)テーマの一つが今日の掲題です。 何をもってあなたがカウンセラーとして成功したと感じますか? (あるいは今のあなたのカウンセラーとしての夢は何ですか?) 月収(月商)○○万円という売上の目標でしょうか? クライアントさん○○人、あるいは、○か月待ちになったら成功したな、と思うでしょうか。 それとも、クライアントさんの問題解決率が80%以上になったら、とかでしょうか? 本を出したら? テレビにレギュラー枠を持ったら? ・・・。 私の場合、初めの成功は「カウンセリングの枠を全部埋めること」でした。 当時は1か月分のスケジュールを事務所に提出するスタイルでしたから、私はその1か月を満席にすることでした。 でも、あまり「成功とは何か?」ってことを考えたことはありませんでしたね~ 今の私にとって「これができたら成功したな!」と思うのは【松山(愛媛)で30人集めて講座をすること】です。 なんで松山?って思われると思いますが、特に深い理由はないんです。 何となく松山で30人集めてセミナーができたら、それってすごいことだよなあって思ったんです。 今、まだ札幌や仙台でも30名は到達してないので、なかなかいい目標だと思ってます。 で、ビジネス系のセミナーだと必ず次にこう聞かれるんです。 「あなたはその成功のために今、どんなことをしていますか?」 皆さんはどうでしょうか? これ、私にとってはイタタタタタな質問なんです。 なぜかというと、特に何もしてないから・・・ ただ漠然と「そうなったら面白いなあ」と思っているだけ。 具体的な計画も今は立てていませんし、ほんとにそうしたいならば必ずするはずの、地元の人と仲良くなる的なこともしておりませんで。 だから、この件については私としてはあまり偉そうなことは言えません。 そもそもがっつりした目標って私は持たないタイプなんです。 以前、本にも書いたのですが、「目標設定~達成」が向く人と向かない人がいるんですね。 目標を立ててそこまでのマイルストーンを敷いて一歩一歩進むことができる人ってのがいるんです。 「目標達成型」という人ですね。 一方、そういうのは無理で与えられたものを一生懸命やる「天命遂行型」というのがあって、私はどうやらこっちタイプなんです。 農耕民族は一般的にこちらが多いみたいですね。 だから、目標をコレ!と決めてやるのは苦手なので、私も「松山で講座ができたらいいなあ~」と漠然と思う程度になっちゃうのです。 皆さんはいかがでしょうか? 「あなたは何を持って成功したと言えるでしょう?」 説得力はあまりないかもしれませんが、これが明確になると今後の進む道がはっきりわかってくるんじゃないかな?と思っています。 土曜日の勉強会でもこの質問しますよ(^^)

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* 今日は毎日お送りしているメルマガから転載。 カウンセラー向けの内容をちょっと含んでますのでぜひ参考になればとお送りします~! * *** 毎日メルマガ楽しみに読んでます! 出産後、自分の事に目を向けようと、親子関係の見直しや、自分を楽しくするようにしてます。 旦那とはほとんど連絡は取らずたまに会う程度です。その際には離婚の話はしてこず、自ら子どものオムツを替えたりしようとします。でも子どもに無関心な雰囲気もあります。 子どもが生まれた直後、気持ちは変わらない、今後一緒に生活するつもりは無いと言われました。 離婚したい理由としては、自分のやりたい事が出来ないから、いつも私から否定されていると思っていたからとのことです。 だいぶ前にやりたかった事も、私のせいで出来なかったらしいです。 旦那は、自分の事が分からないと言います。 そこで自己啓発セミナーに行き始め、他人から自分はこんな人だと言ってもらうことで自分を理解しようとしてました。 私は、旦那がセミナーの勧誘を始めたのでセミナーを否定し続けました。これも離婚したいと思う原因の一つだと思います。 彼は、親の前ですごく良い子です。 親は良かれと思って、世話をやいてきます。旦那が一緒に生活するつもりは無いと言ってるのに、そんなのは良いのよ。と旦那の意思も無視です。 旦那は反抗期もなくて、すごく良い子だと自慢してます。私には親が本当に面倒くさいと言いますが、親の前では良い子です。 親の事悪く思ってないし私に合わせてたと言われました。でも今も親がやだと言ってきます。結局何が本心か分かりません。 旦那は過保護に育てられました。彼が自分の事が分からなくて悩むのは、良かれと思ってコントロールする親に問題があるのではと思います。私自身の親子関係も問題がある(父の浮気)ので、こんな状態になったのかなと思っています。 自分の事が分からないと言ってる旦那に、私ができる事はありますか? 親子関係を見直してみたら?と言ったら拒絶されますかね? 旦那の気持ちは旦那のものなので、どうこう出来るものではないと頭ではわかってるのですが、私は旦那と修復したいなと思います。修復のために私がするのは自分と向き合うことしかないのでしょうか? 分かりにくい文章ですみません。アドバイス頂けたら嬉しいです! (Eさん) *** 過保護・過干渉で育てられると「自分」が分からなくなります。 しかも、過保護の場合、親が良かれと思ってやっていることが多いので、子どももついついいい子になってしまい、自分から望んで「自分」を喪失させてしまいます。 それで「仲のいい親子」を演じている親子も多いんですね。 大いに頷いている読者さんも多いでしょう。 反抗期って精神的に自立するためにはとても大切なものなんですが、それがないと、いつまでも親の庇護の下で育つことになります。 それで大人になっても大人になりきれない大人になってしまうんです。 でも、まあ、それが悪いかっていうと・・・価値観の問題でね。 そういう人はとても優しかったり、場をうまく盛り上げてくれたり、相談に乗ってくれたり、安心感を振りまいてくれたり、とてもいい人であることも多いんですね。 過保護に育てられた、ということは、愛情をふんだんに与えられたってことでもありますから。 だから、それもまたその人のパーソナリティ(個性)だと思うのです。 すべての長所がそうであるように、角度を変えれば短所になります。 過保護で育てられたいい人は、ネガティブに見れば自分がないし、親にべったりだし、わがままだったりします。 どこにフォーカスするか、の違いですよね。 そして、Eさんも体験されてるように、過保護・過干渉で育った人にはついつい干渉的になってしまいます。 つまり、彼のすることにあれこれと口出ししたくなるんです。 これもまた彼の持つパターンの一つと言えるでしょう。 そして、そういう思いの延長で彼を変えたくなりますね。 色々とツッコミを入れたくなります。 それで関係性を悪くしてきたと分かっていても色々と言いたくなってしまうんです。 でも、それは彼の問題。彼が気付いて解決すべき問題ですね。 Eさん、ご主人を信頼できてないの分かるでしょう? 私が色々と言ってあげなきゃ分からない人って思ってる(行動してる)でしょう? 彼も色々と自分を変えようと頑張ってるの、分かりませんか? セミナーに行って自分探しをしてるってのはまさにそうでしょう。 Eさんの思い通りには動いていないけれど彼も決してバカではないみたいです。 修復したい、という気持ちも分かりますけれど、残念ながらそれはEさんの思いです。 彼にそれを押し付けることはできません。 彼にも彼の意志があって、選択権があります。 選択肢を提示することはできるけれど、それを強要することはできません。 Eさんはそのことにもう少し謙虚にになる必要があるみたいです。 >旦那の気持ちは旦那のものなので、どうこう出来るものではないと頭ではわかってるのですが、私は旦那と修復したいなと思います。修復のために私がするのは自分と向き合うことしかないのでしょうか? はい。そうですね。 彼に対しては何もできませんよ。 何かできると思うこと自体が傲慢ですよね~ 彼の人権、無視してますよね~(笑) これ、いずれ、子育てにも出ますから今のうちにきちんと線引きするようにしましょうね。 彼のためにできることがあるとすれば、信頼、でしょうか。 彼の思考、行動、感情を「否定」するのではなく、「信頼」することを学びましょう。 どうしたら信頼できるのか?からぜひ、考えてみて下さい。 例えば、Eさんの課題としては ・なぜ、過干渉になってしまうのだろう?状況をコントロールしたいと思うのだろう?  それはどんな関係性から来る影響なのか?  それをどう手放していくことが可能なのか? ・支配しなければならない、という潜在的な怖れ、不安について。  干渉的になる裏には怖れや不安が隠れています。   いずれ自分は見捨てられるような、嫌われるような心理があります。  無価値感、とか、罪悪感、とか。 ・お父さんの影響を手放すことについて そもそも「投影の法則」から見れば、彼が「自分の事が分からない」と言ってるんなら、それはEさんにも当てはまることではないでしょうか? Eさんは自分自身を生きられている、と言えるでしょうか? それもまた課題の一つになりますね。 同じく投影の法則から、彼が親の言いなりであるならば、Eさん自身は親から支配されているマインドはありませんか? 潜在意識にある思考パターンなどに深く刻まれているものがあるのかもしれません。 * 自立しているとついつい自分の問題に向き合えなくなり、相手の問題にしたくなります。 私は悪くない、悪いのはあいつだ、と犯人捜しをしたくなります。 そして、問題から目を逸らそうとしてしまうんですね。 でも、それは罠なんです。 そうして問題を回避させようとするエゴの罠なのです。 問題が起きている、ということは、自分自身に問題がある、ということ。 相手ではなく、自分自身に問題があるんです。 相手に問題があるように見えるってのも投影に過ぎないのです。 つまり、それは自分自身の問題ってこと。 だから、厳しんですよ。心理学をきちんとやるのって。 目の前の問題全部が自分の問題ですから。 ねえ、もう、いろんな問題を持ったクライアントさんが来るってことはねえ、どうしてか分かるでしょう?誰が一番問題児なのか?誰が一番癒されなきゃいけないのか?ってねえ。 ああ・・・(梅雨の合間の青空を見上げてため息をつくとそこにびゅうと夏を知らせる軽やかな風が吹いた)。 だから、人気カウンセラーなんてのはね、全然自慢じゃなくて問題の塊さんってことでもあるのですよ(涙) でもね、自分の問題が癒されていくとね、深刻なテーマを話されても「うーん。大丈夫ちゃうかな?それって何とかなるんちゃうかなあ?っていうか、それって問題?」って思えるようになるんです。 「根本さん、もっと真剣に私の問題扱ってくださいよ!!!」って言われる時もあるんですが・・・「だって、それって問題ちゃうやん」って深刻さに付き合えなくなるんですね。 ひよっこカウンセラーの時は相手に影響を受けちゃいます。 だから、相手の問題をすごく深刻に受け止めてしまうんです。 自分がまだ癒されていないから。 でも、自分がそこを克服できるようになっていくと軽やかになっていくんですね。 「うん。大丈夫よ~」ってにっこり言ってあげられるようになるんですね。 そういうカウンセラーさんはみんなこういう境地に至るんです。 「あなたは何も変わらなくてもいいですよ。今のままで十分なんですよ。」って。 実はこれね、ご主人とEさんの関係を、クライアントとカウンセラーに置き換えてお話してみたんです。 Eさんが自分の問題と向き合っていったら、そして、それを癒していく、解決していくことができたなら、ご主人の問題が気にならなくなる、ということなんです。 「自分が分からない」ということも「親の前でよい子」なのも全然問題にならないんです。 ああ、それでも大丈夫よ~っていうEさんがいられるんです。 不思議でしょ? でも、それって可能な世界なんですよ。 そんな意識で向き合ってみてはいかがでしょうか? 変えるのは自分。 その指標として彼がいる、という感じですね。

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* あれ?この記事、もう一つのメルマガで読んだ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、私のカウンセラーとしての一つのポリシー、考え方、捉え方を書いていますので、こちらのメルマガにもポストさせていただきました。 ※明日5/31にカウンセラー向けのDVDが発売になります。詳しくはまた紹介しますね! 「問題は自分自身が創っている」 「夫が浮気をした」というのは実は問題ではないんです。 だってもしあなたに一回りしたの若い彼氏がいて、二人は猛烈に惹かれあっているけれど、夫がいるから結ばれることはないと思っていて、「私たちは愛し合う悲運の2人なの」などと思っているところに、夫の浮気情報が入ってきたらどう? 「神様っている!」って思いません? そして、即座に彼に連絡して「私たちの思いを神様が叶えてくれたみたい」ってうるうるするでしょう? 夫が浮気してくたことが喜びをもたらしてくれるわけです。 ところが、夫のことを普段は粗大ごみ程度にしか思っていないんだけど実は深く愛していて大好きでこの人って決めてるところに夫の浮気情報が入ってきたらどう? ものすごく辛く、悲しく、不安になって、怒りも出て、惨めになって、自己嫌悪もするし、罪悪感を感じてすごく苦しくなると思いませんか? その時「夫の浮気問題」が成立するんです。 つまり、それによって辛い、悲しい、不安、寂しい、という感情が嫌なんですよね。 その嫌な状態でいるのは嫌だから抜け出して楽になりたい、と思うんです。 だから、それを問題として捉えます。(悩みと言ってもいいです) ところがじゃあ、そのネガティブな感情そのものが問題なのか、というと必ずしもそうじゃないんですよね。 悲しい、辛い、が嫌だったら、なんでわざわざお金を払って切ない映画を見るんでしょう? 「泣きに行く!」という人だっているでしょう? 怖いのが好き!!て人はあんまりいないはずなんだけど、なんで今時期になると「お化け屋敷」が話題に上るのでしょう? 遊園地でも、どうして「怖いアトラクション」の方が人気なんでしょう? だから、ネガティブな感情そのものが問題というわけでもなさそうです。 だって、「悲しい」でも「映画の悲しいはいいけれど、彼が浮気をして悲しいはイヤ」なんだもの。 とすると、その状態や感情を「OK」と「NG」に判断する「心の仕組み」に問題があるようです。 そのOKかNGが分からない状態が「自分の気持ちが分からない」とか「どうしたいのかが分からない」ってことなんだろうと思います。 この心の仕組みが問題を創っているとしたら、「夫が浮気を解消して、戻ってきてくれた」は問題解決になりません。 感情的にはホッとするんだけど、問題を作り出す仕組みはそのままだから、また別のところで新たな問題を創ってしまうでしょう。 例えば「責めちゃいけないと思いつつ、浮気したことを責め続けてしまう」とか「また浮気するんじゃないかと不安でむしろ落ち着かない」とか。 浮気を問題とした心の仕組みを変えていく、というのが問題の解決になります。 だから、最近の根本くんに質問すると訳の分からん答えがよく帰ってくると思います。 お客様:「最近、夫への怒りがすごく出ちゃうんですけど、それでいいんでしょうか?」 根本の回答:「そうすると、あなたは怒っちゃいけないって思いをお持ち何ですよね?ずっといい子ちゃんをしてきたの?だって、これがいいことか悪いことかが気になるんだもの」 いやいや、聞きたいのはそれじゃないし、と思うかもしれませんが、ここで「それでもいいですよ~」って言ってしまうのは簡単なんですね。 でも、そうすると次にまた「根本さん、これっていいんでしょうか?」って聞かなきゃいけなくなりますよね。 私は起きてることは単なる事実でそれになんの意味もない、という見方をするので、「怒りが出ているのならばそれが正しいことで自然なことなのでしょう?だからいいも悪いもないと思うんだけどなあ」と捉えるんですね。 それで「じゃあ、なんでそれがいいのか悪いのか気になるのかなあ?」と考えを馳せれば、「いつも誰かにとってのいい子をしてきたから、怒りという感情を封印してきたんだろうなあ。そして、そのいい子でいることが問題なんだろうなあ」と考えるわけです。 だから、「いい子でいたい」という心の仕組みを変えないと、同じ問題は繰り返されるんだろうなあ、と思うんです。 あなたが今、問題だと感じていることは相手や周りの環境に関わらず自分の心が創っています。 パートナーができないことは問題ではありません。 お金が足りないのも問題ではありません。 モラハラも問題ではありません。 仕事がうまくいかないのも問題ではありません。 人間関係がこじれるのもうまくありません。 それを問題にしているのは「私の心の仕組み」なのです。 そういう意識で見つめてみると、いろんなことが分かってくるでしょう。 ちなみに「旦那の浮気問題」を作っている心の仕組みって何でしょう? もちろん、千差万別ケースバイケースです。 「本当は愛しているのにその愛を表現できずに素っ気なくしてしまうこと」 「自分の感情をサンドバックにぶつけるように夫にぶつけてしまう癖」 「夫の愛情にあぐらをかいてしまうこと」 「愛を全然受け取れないこと」 「罪悪感から常に自分にダメ出しする癖」 それが問題の本質であり、解決すべき思考パターンなのです。 まずはそこに気付くところから始めて参りましょう。 それを意識するところから始めていきましょう。

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6/18に東京で開催する「カウンセラー勉強会」ですが、その中で頂いたご質問はやはり「集客」に関するものが一番大きいですね。 確かにお客様あっての私たちですから、来て頂かないことには腕も磨けませんね。 私が16年続けて来られたのもお客さまにこうして来てもらったからで、そうじゃなければ続いていかないですね。 さて、集客について私もずっと研究、勉強して来ました。 結果、私が気付いたことは「僕はあんまり集客が得意じゃないし、うまくないな」ということ(笑) きっともっと効率的かついい方法があるんだろうと思いますが、どうも「気が乗らない」のですね。 だから、あまり集客に一生懸命ってことはありません。つまり、あまり商売人としてはうまくないなあ、と正直思っています。 それなのにこれだけの方に来て頂いてすごく有り難い身分ですね。ほんとうに。 さて、私がお伝えしている集客方法はとても抽象的ですので、具体的な方法についてはそれに詳しい方にお聞きしてくださいね。 ○理想のお客さまを明確化する。 これはとても基本ですけれど、理想のお客様を明確化して、その人に向けてブログを書いていきます。 私の理想のお客様は3種類あります。 ・30代の自立女性。未婚。これから結婚もしたいし、仕事も充実させたい方。都会暮らしで、比較的アクティブに動いている。恋も頑張っているが、イマイチ難しい男を捕まえたり、既婚者が相手だったりギクシャクしている。女性としては十分魅力的に見えるのになぜ?というタイプ。 ・40歳前後の奥様。子どもあり。夫婦関係に問題があってどうしていいのか困っている。もともと仕事も頑張っていたし、旅行や習い事などもたくさんチャレンジしていた。旦那さんとの修復を目指したいが、離婚という選択肢もちらついている。 ・自分は人とちょっと違っていて、どう生きていいのか分からない自立系の女性(男性)。その才能を活かして生きていきたいアーティスト系な人。人間関係や生き方は不器用だが、その分一生懸命なので味方、仲間はいつもいる。独特の世界観の持ち主。 実はこの3つのターゲットは「結果論」なので、あまり偉そうなことは言えないんですけどね。つまり、今までカウンセリングをしてきて、こうした3つのパターンの女性がとても多かったので、必然的に得意になった・・・というわけです。 実は3つめの要素は私自身だと思いますけれど(笑) 昔から、フリーで活動している職人系の方(ライター、イラストレーター、デザイナーなど)やお医者さんなどがクライアントさんとしてとても多かったんです。 私のブログを読んで頂いている方は上記のような「モデルタイプがある」と聞くと「なるほどー」と納得されるのではないでしょうか? そんな風にもし、自分に「理想のお客様像」があるならば、それをできるだけ具体化してしまうといいですよ。 その層に向けて文章を書いたり、セミナーを企画したり、あるいはカウンセリングメニューを整えたりすると訴求力が一気に増します。 例えば「子育て中のママ」をターゲットにしたい、と思えば、ブログの記事が子育て論になることは当たり前ですが、カウンセリングメニューにも「託児施設情報」は必須になりますよね。 あるいは赤ちゃん連れで受けられるカウンセリング、というのを売りにもできます。 そのターゲット層が喜びそうなことをどんどん発送してやっていくのがいいでしょう。 ○自分らしいか?にこだわる 自分らしさにこだわると個性が際立ちますね。良くも悪くも違いが分かるようになります。 文章の書き方、言葉の使い方、自分が気持ちよいな、と思う書き方に意識を向けてみます。 自分の書き方なんて書いてみなきゃ分かりませんが、徐々に確立されていくものかもしれません。 でも、例えばブログのデザインやフォント、載せる写真のセンスなどは自分らしさで選べますよね? カウンセリングのメニューや場所などにも個性が発揮できたらいいですね。 私は自分がカフェが好きなのでカフェスタイルでのセミナーを好みます。 先日は札幌で、その前は大阪でキッチン付きのレンタルスペースでセミナーをしたのですが、お客様にお気に入りのコーヒーや紅茶を出してリラックスしながらセミナーを受講していただいて、本当に楽しかったし、私自身が落ち着いてできました。 会議室のようなきちんとしたところよりもよほど自分らしいなあ~と感じましたね。 ○自分の話、書いてます? 究極の自分らしさは自分の体験ですよね。 自分の経験を赤裸々に描くとその分読者の共感を呼びやすくなります。 自分の経験はクライアントさんの励みになります。 自分では大したことないなあ、と思っても、別の誰かにとれば素晴らしい体験談であることも少なくありません。 自分の話を書く勇気を持ってくださいね。 私は自分の話をすることを例えて「我々カウンセラーは身を削ってクライアントさんに捧げることで喜んでもらってるんだ」なんて表現をしていました。 さらには「身内もどんどん売ることだよね~」と、家族の話を書くことをそう言ってました。 ○理想のお客様が行く場所に自分も出向いてみる。 これはリアルの世界でもそうですが、バーチャルな世界でも同じです。 理想のお客様が見てそうなブログを見に行くことでよりコミュニティが広がります。 もし、その世界でコメントが残せるようであれば、ますます近付きますね。 また、リアルの世界で理想のお客様が集まるセミナーに行くのもテクニックですけれど、自分も勉強になる上に、クライアントさんとも出会えるのでお勧めです。 ただし、セミナーによっては名刺交換等が禁止されるところもありますので、主催者にご確認ください(たいていはOKですし、私のセミナーも全然OKです)。 ○理想のお客様を喜ばせる行動を。 記事を書くこともそうだし、お茶会やセミナーを企画するのも同じ。 例えば、私ならば、30代の自立系女子はどんな場所でセミナーを受けたいのか?どんなセミナーが好きなのか?どんな文章を読みたいのか?を考えるんですね。 私は阪神タイガースのファンなんですけど、そんなことはあまり私の読者は興味がないと思います。ちらっとたまに書くのはOKですけど、がっつりタイガースの記事を書いてもあまり喜ばれないと思います。 でも、たぶん、この世代はカフェが好きです。 私もカフェ好きなのでそういう場所の情報を書いたり、あるいは、カフェスタイルのセミナーを企画します。 私のターゲットはファッションも好きなので、私はファッションは良く分からないのだけど例え話としてよく話をします。 自分が喜ぶ、ということよりも、(仮想)クライアントさんが喜ぶことはたくさん書いていきましょうね。 そんな楽しませたい、喜ばせたい、そして、笑顔を届けたい、そんな思いがたくさん文章から伝わってくるといいですよね~ ○「結果」を見せてあげる。 私のカウンセリングを受けるとこうなります!という事例やお客様の声は掲載されてますか? 私がデビュー時代はお客様に許可をいただいて「カウンセリングの実際」というドキュメントを書いていました。 また、クライアントさんから頂いた感想をまとめてアップしていたりしました。 クライアントさんがカウンセリングを受けるときに知りたいことは「何をするのか?どんなことをするのか?」であり、「カウンセリングを受けたらどうなるか?」なのです。 カウンセリングって初めての方にはちょっと敷居が高く、怖く感じます。 だから、そうした何をしてどうなるのか?が見えると安心しますよね。 そういう風に「与える姿勢」でクライアントさんのことを見てあげることでより集客力はアップすると思います。 ○仲間とのつながり 私が前にいたカウンセリングサービスでは当時あったあらゆる方法を使って読者数のアップに努めました。 相互紹介もやりましたし、メルマガやホームページの紹介ページがあれば必ず書き込みました。 あるときMSNからリンクを貼ってもらったことがありました。心理テストを紹介してくれたんです。そのときは爆発的にアクセス数が増えましたが、でも、一時の事でした。 一方、相談系の掲示板で紹介して頂いたこともありました。 その時は数は少ないけれどクライアントさんが増えました。 セミナーに行って仲間ができるとその仲間があなたを紹介してくれます。 そうすることでお互いの読者が行きかうことができます。 以前、真島あみちゃんとコラボをよくしています。 彼女のクライアントさんが私を初めて知り、そして、私のセミナーに来てくださることもあれば、その逆のこともよく起きています。 ○あなたが魅力的であること。 これを言っちゃあ、おしまいよ・・・なんですけどね(笑) やはり最も大切なことはあなたが魅力的であること。 「○○さんのカウンセリングを受けてるの」 「○○さんのセミナーに行ってきたの」 って友達に自慢できるような人でいたいですよね。 そのためにはあなたが何よりも輝いていること、魅力的であることなんですよね。 カウンセラーというのはリーダーです。 特に同姓のクライアントさんにとっては「未来の私」を投影されます。 だから、「こんな風になりたい」「こんな生き方をしたい」と言わせてあげてください。 そういう意識でいるだけでも全然違いますね。 * 他にもいろいろとありがとうですが・・・。 また採り上げる機会があればしゃべりたいと思います(^^)

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KNさんの今、知りたいこと。 *** クライアントさんの心の底に潜んでいる思いを引き出す技。 心の内を見せないようにブロックしている人への対処法。 *** 実は他にも数名同じことを書いてくださっていました。 私の師匠の平は今でも「天才」だと思っているんです。 相手の心の内側を見て引っ張り出してしまうし、何でも分かってしまうのですから。 普段の下品極まりない態度とは打って変わったその能力にただただひれ伏しておりました。 今でも師匠の技を盗めたとは全然思ってはいないのですが、ブログのリクエスト特集でも「なぜ、そこまで分かっちゃうんですか~。きゃ~、根本さん、大好き~」って感想を頂くようになりました。 まあ、それが「心の底に潜んでいる思い」なのかは分かりませんけれど。 実はカウンセラーという職業が認知されたのは最近ですけれど(あ、まだ認知はされてない?(笑))、実はカウンセラー的お仕事をなさってる方は太古からいらっしゃいました。 例えば、クラブのママ。ホステスさん。 色んな人の人生を見てきているから、ほんと敏腕カウンセラーなんですよね。 以前からちょくちょくママさんやホステスさんのクライアントさんがいらっしゃって、中にはこの道数十年というお姉さまにもお会いします。 やはり素晴らしい洞察力をお持ちです。 同じようにオカマの皆さま。過酷な人生を送ってこられた分、人を見る目は確かです。 「あら、あんたなんか隠し事してるでしょ?」なんてすぐにバレちゃいます。 あと社長さんたちもまた見る目が確かな方、多いですね。 人の心をパッと見抜いてしまう力持っている方も。 彼らは心理学の勉強をがっつりしたわけでもないし、ましてやカウンセラー養成スクールに通っていたわけでもありません。 でも、心の底の思いを引き出したり、ブロックしてる心を見通す力を持っています。 なぜでしょう? 私が思うのは「それだけ本気で人と関わってきたから」。 実は私のアドバイスは結構精神論に帰するところが多いんですよね(笑) 社長さんもホステスさんも皆さん、人とガチで向き合い、その人のホンネや考えてることをずーっと何だろう?何だろう?って考え続けて来た人だと思うんです。 私も彼らほどの集中力はないですが、16年間、この人が幸せになるにはどうしたらいいんだろう?この人の本当の姿は何だろう?この人のホンネは何だろう?という風に目の前のクライアントさんを見てきました。 最近では「うーん。分からないなあ・・・。こういうパターンにはならないはずなんだけどなあ。なんか隠してることないよねえ?」なんて聞く余裕も出てきました(笑) 私の場合は場数なんですけど、たくさんの方の話を聞いているうちに「こうなるのはこうだからであってこういう背景があるからだよな」みたいな図式が自分の中にいくつも出来上がってるみたいなんです。 とてもそれは言葉にできるものではない感覚的なものですけれど。 あるいは、目の前にいる人の様子、雰囲気が「何かおかしいなあ」と感じる、みたいな。 以前メルマガでも紹介しましたが「違和感」をキャッチするんですね。 そういうわけで、目の前の人が言いたいことをちゃんと聴く、というありきたりな答えになってしまいました(苦笑)。 実はそこに罠が仕掛けられていまして、私たちは「聞く」よりも「話す」ことをつい優先してしまいがちです。 「理解する」よりも「理解してもらう」方が大事に思ってしまいます。 カウンセラーだから「違う」とは思わないでくださいね。 ここは謙虚になった方がいいところだと思います。 私たちは聞いてるつもりで聞いてません。 それをちゃんと聞いてると思うと思い込みが生まれます。 そこは大事なところだなあ、と思います。 とはいえ、私はほんと人の話が聞けない人なんですけどね・・・嗚呼。 ということで「場数を踏んで数をこなす」というなんの解決にもならない答えでした・・・(笑) * そもそも見えるところしか見えない、聞こえるものしか聞こえない、ので、その中でちゃんと解決してあげたらいいと思うんです。 ブロックしている人も「したくてしてる」わけなので、無理にそこを開ける必要もないのかもしれませんね。 分かる範囲でベストを尽くしているうちに、その先の世界が見えてくるんじゃないかなあ、と思います。 私の周りにはすごく直観が鋭い人もいて、お師匠さんもそうですが、なんでそこまで分かるのかなあ、という人がたくさんいました。 それをコンプレックスに感じることもありましたけど、でも、今目の前にクライアントさんがいるんだったら今の自分にできることをするしかないですよね? だから、ほんと「この方、本当は何て言いたいんだろう?この人のホンネって何だろう?」という意識で聞き続けることだと思うんです。 でも、それはカウンセリングの現場だけじゃなくて、別の仕事場でも、家族との会話でも、友達としゃべってるときでもいつでもトレーニングできますね。

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前回のメルマガで頂いた感想をお送りします。 スッキリした!と受け取ってくださってうれしいです。 カウンセラー勉強会。あと1席です。 *** 根本さま こんにちは。 『クライアントさんとの境界線。』の質問を取り上げていただき ありがとうございます! (こんなに早く取り上げていただけるとは!!) 回答を読みながら、「ああ、カウンセラーって痛い職業だ・・」 と思ってしまいました。(笑 私の場合、人間関係についてはドライなタイプだと思いますが 根っこには、(相手によって)癒着してしまう部分があります。 カウンセラーを始めたばかりの頃に、ドライな部分と境界線を 意識しすぎたためか、根本さんが言うように 「冷たい」と言われたことがあります。(>_

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*** カウンセリングの現場で自分と同じ境遇、悩み、問題を持っている場合にクライアントとの境界線が引きにくいです。 解決策や提案、考え方など、自分で言っていることが説得力がないような、自分に言い聞かせているようにも聞こえてしまうことがあります。 (Yさん) *** この疑問もけっこう“あるある”じゃないでしょうか? 自分と同じ境遇の人には感情移入しやすい・・・というのは映画やドラマを見ていても同じだろうと思います。 それにカウンセラーやヒーラーを目指す方の中にはエンパス級の感受性をお持ちの方もいらっしゃるでしょうから、ついつい相手の感情を吸い取ってしまい、自分のことなのか相手のことなのか分からなくなることがあるんじゃないかと思います。 でも、それって「親身になってるから」とも言えますよね。 一生懸命やってるから、そういう風になってしまうとしたら、あながち悪いことじゃないようにも思えませんか? それに・・・投影の法則から見れば、クライアントさんは全員自分自身です。鏡です。 だから、鏡に向かって提案するんですから、そりゃあ、自分に言い聞かせてるように聞こえても当然ではないでしょうか? だから、カウンセラーってなかなか痛いんですよね。 私:「うーん。今はちょっと自分の気持ちを抑え過ぎじゃないでしょうか?」 心の声:(え?誰のこと?それ、あんたのことやないの?) 私:「(グサッ!)だから、思い切って伝えてみる、というのもアリじゃないかな?」 心の声:(へえ、あんた、それ言えるの?思い切って伝えられるの?) 私:「(グサッ!グサッ!)ま、まあ、難しいとは思いますけどね。すごく勇気要りますよね?」 心の声:(せやろ?そら、あんたができひんこと、クライアントさんに押し付けたらあかんわ) 私:「(グサッ!イタタタタタ!)ぼ、僕もチャレンジしたいと思います。」 心の声:(せやせや。あんたがまずせんとな) そんな感じでけっこう冷汗かきますよね(笑) * クライアントさんとの境界線ってすごく難しいテーマだと思います。 カウンセラーの教科書では、きちんと線を引きましょう!!って書いてあったりしますけど、それを鵜呑みにして線を引くと「あのカウンセラーさん、冷たい」とか言われます。 「他人事だよね?」て。 でも、線があいまいだとつっこみすぎてしまします。 Yさんってそもそも人間関係はどちらタイプですか? ドライなタイプで人と距離を置けるタイプですか? それとも・・・どちらかというと癒着タイプですか? どちらかというと身近な人に対して干渉し過ぎるタイプの人はカウンセリングでは意識的に線を引いた方がクライアントさんと癒着せずに済みます。 その反対のドライなタイプの人はもう半歩くらいクライアントさんに近付くイメージを持った方がうまく行くと思います。 じゃあ、その情熱的なカウンセラーさんがどうしたら線を引けるのか?というと・・・「主語」をはっきり言うことなんですね。 「私はこう思う」 「私ならこうします」 「あなたはこうしたらいいと思う」 「私は○○だ」 境界線がなくなるタイプの方ってカウンセリングが進んでいくと主語があいまいになっていくんですね。 だから、意識的に「私は」ということで線が引きやすくなります。 それに >自分に言い聞かせているようにも聞こえてしまうことがあります。 という自覚があるんなら、それでいいと思うんですね。 だってそもそも自分に言ってるんですから。 * さて、説得力という言葉が出てきましたけれど、説得力って何だと思います? Yさんがそうだ、というわけではなく、提案型カウンセリングの危険性は「論理的に説明して納得させようとする=説得」ところだと思うんです。 感情無視して提案してもクライアントさんは動きませんからね。 理屈は分かっても心は納得してないってことも良く出てきますよね。 説得力って「自分がどんだけそれをやったか?」なんだろうと思うんです。 以前ブログで書いたことがあるんですけど、私が以前参加したあるセミナーで「問題の解決方法を1000個書いて来い」って宿題が出たんです。実質2週間で。 私は「本が売れる方法」にテーマを決めてあれやこれやと考えました。 実は私、その宿題、何が何でも1000個出さなきゃいけない!って自分自身にプレッシャーをかけたんです。 なぜかというと、自分が宿題を出す側だから。 もし、私が宿題をしていなかったら、クライアントさんに宿題出して、やってね!なんて言えないですよね? だから、意地でしたね~!(笑) でも、その時、思ったんです。 1000個解決方法を出すには本当にチャレンジが必要でした。 時間を作るところからアイデアを生み出すところ、人に聞くところも。 そして、1000個達成した時に、なんでそれができたか?というとクライアントさんたちのお陰だな、ということに気付いたのです。 私には無理難題な宿題を出されたクライアントさんたちがいて、彼女たちがいるから、私はあの1000個の宿題に取り組めたわけです。 そのチャレンジで様々な可能性が広がりました。 とはいえ、本はまだ売れていませんけど(笑) * 以前、後輩たちにはこんな話をよくしていました。 「もし、あなたが中学のときに受けたいじめの傷がまだ癒えていないとしたら、いじめの後遺症で悩むクライアントさんが来たときどうしていいのか分からなくなるよ。 だから、まずは自分を癒すこと、自分の問題と向き合うことをしてないと、カウンセラーは続けられなくなるんだよ。」 いじめの問題を完全に癒す必要はありません。 それを癒すために向き合い続けていること、その姿勢がクライアントさんに勇気を与えるんです。 それが説得力という見えない力を生み出すと思っています。 だから、Yさんのように境界線が見えなくなった時にはこういう風に教えてもらってると思うといいでしょう。 「ああ、私はまだこの問題をクリアにできていないんだな。だからのめり込みすぎて境界線が分からなくなるんだな。じゃあ、また新たなレベルでその問題と向き合ってみることにしよう。それを教えてくれたのがこのクライアントさんなんだな。ありがたい」 そして、そのカウンセリングが終わったら、ぜひ、自分自身の問題を癒すため、解決するためのアプローチをとってみましょう。 その姿勢がクライアントさんに与えられるカウンセラーの姿勢だと思います。 子育ても同じだと思うんですけど、クライアントさんはカウンセラーの言葉で動くんじゃないと思うんですね。 だって、カウンセラーなんてたいてい同じこと言うでしょ?(笑) 何が違うか?ってカウンセラーがその問題とどれくだい本気で向き合ってきたか?だと思うんです。 その姿を見て感銘を受けて、感動をして、動いてくれると思うんです。 ちなみにYさんから頂いたご質問は「私の分身」からのメッセージです。 だから、私は今、自分で自分に手紙を書いているんです。 ああ、痛い・・・。

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