7月 2016

                               

勢いとパワーでぐいぐい押すタイプ そっと見守るタイプ 論理的に伝えるタイプ 直感的にお告げするタイプ 共感して仲間・友達意識を作るタイプ 先生的に教える(ティーチング)タイプ 俺についてこいタイプ 厳しいことを言うスパルタタイプ クライアントが「このひとみたいになりたい」って思うヴィジョンタイプ やる気スイッチを見つけるのが上手なモチベーションアップタイプ 感情をぐいぐい動かして泣いたり笑ったりさせるタイプ なんでも引き受けてくれる兄貴・姉貴タイプ 受け入れて安心感をたくさんくれるお母ちゃんタイプ こいつみたいになりたくないと思わせる逆ヴィジョンタイプ 物語を語って惹き付けるストーリーテラータイプ 実践したことを伝えるリーダーシップタイプ 論理的なタイプはパワータイプの情熱や結果に憧れ、 パワータイプは論理タイプの冷静さに憧れ、 見守る系、寄り添い系は、ぐいぐい引っ張れる人に憧れ、 情熱的にカウンセリングするタイプは、そっと見守ることができる人に憧れる。 ないものねだりと自己否定。 これがひっくり返ると嫉妬になり、相手を否定することになる。 ティーチングなんてコントロールじゃないか。 ぐいぐい押すのも悪くないけどクライアントの感情無視してるでしょ? 論理的に行ったって頭で分かっても結果が出せないクライアントばかりになるでしょ? 私はあなたみたいにはなれないって言われない? 何でも引き受けてくれるって言う割にお金取るし、いざって時にいてくれないでしょ? あなたがどんなタイプになりたいか?って議論はもうやめにしましょう。 私はこんなタイプだな、ってただ受け入れて、そこで自分ができることを自分なりにやっていくことの方が大切なんじゃないでしょうか? だってもう大人なんだし、自分のことはもう分かってるでしょう? (先生タイプ+論理タイプ+見守るタイプ)の自分ができることって何? 理解すること。 諭すこと。 説明すること。 安心させること。 (情熱タイプ+ヴィジョンタイプ+リーダーシップタイプ)の自分ができることって何? 自分がどんどん笑顔になること、成功すること。 大丈夫よ!って励ますこと。 かつての自分をみんなに見せること。 それぞれ役割があると思えばいいんです。 それの良し悪しはなくてタイプだけ。 ヒマワリやバラは華やかで、百合はしっとりしていて、桜は儚いとか、そういう感じね。 「世界に一つだけの花」を聴きましょう(笑) 私ができることは何? それをぜひメモしておいてカウンセリングの前に眺めるようにしましょう。 いわばそれもまた「カウンセラー・クレド」になりますね。

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つくづく「僕ってカウンセリングへたくそだなあ」と思うことが良くあります。 カウンセリングしていてクライアントさんの気持ちを汲めなかったり、理解できなかったり、合わなかったり、気の利いたことを言えなかったり、うまく自分が思っていることを伝えられなかったり。 笑い 希望 安心 というのをお届けしたいと思っています。 この3つが私のこだわりなのですね。 相性てのも確かにあります。 苦手な人もいます。 最近はよく言えば分かりすぎてしまうってケースが良くあるんですね。 「ああ、このパターンで今までうまく行ったことってあまりないよなあ」みたいな感じ。 そうするとついつい「うーん、難しいんだよなあ~」って言ってしまったりします(我慢ができないタチなので(笑)) そこからできるだけやる気になるような、前向きになれるような話をしたいと思うんだけど、「うーん、難しいなあ」という思いに私自身が引っ張られてるからなかなか自分のテンションが上がりません。 そういうときは申し訳ないなあ、と思ってしまいます。 ○○さんだったらもっと情熱的に何とか頑張りましょう!って言うんだろうなあ。 ○○さんだったらここでグッとツッコんで号泣させてしまうんだろうなあ。 ○○さんだったら「大丈夫ですよ、私がついてますから」って言って安心させてあげるんだろうなあ。 などと思いついてはつくづく「自分がカウンセリングがへたくそだなあ」という思いに至るわけです。 これ、本音ですからね(笑) 時には「俺ってカウンセリングに向いてないんじゃ?」と思うこともしばし(笑) あ、とはいえ「へたくそだなあ」と思っても自分を責めたりするわけじゃありません。 ただ、そう思うだけ。 そもそも「今、自分にできることを、できる範囲でやる」ということは徹底しているので、テンションが上がらなければ上がらないなりにそれなりのことをします。 それもまた「テクニックで交わしちゃってるんじゃないかなあ?」などと反省したりするんですけどね。 難しいオトコゴコロです(笑) でも、へたくそだなあ、と思うから、勉強したいと思うし、他の人のやり方を知りたいと思うし、出会いが欲しいと思うし、それでも来てくれるクライアントさんに感謝だし。 そんな風に思うのです。 勉強会でデモセッションやるんですね。 あれ、正直、怖いところもあるんですよ。 でも、失敗してるところも見てほしいって思いがあるんですよ。  ああ、根本さん、困ってるなあ、とか。  それって力技だよなあ、いいのかなあ?とか。  クライアントさんと全然噛み合ってないよね、とか。  そんなこと言っちゃて大丈夫?とか。 私のカウンセリングの勉強って、一番はお師匠さんがカウンセリングしてる姿をずっと見ることだったんです。(グループセラピーというのをやってたので) それこそ何百本も師匠のカウンセリングを見て来たと思います。 同時に何度もセッションしてもらいましたし。 そうした経験が自分にフィードバックされて今のスタイルが出来上がっています。 逆に自分がトレーナーとして何十人の前でカウンセリングをする機会も何百回も持たせてもらいました。 それを見て後輩たちが学んで育ってるとも思ってきました。 たまにですが「あのセッション、なんであの方向でやったんですか?」て聞いてくれる後輩もいましたから。 だから、「見る」という経験がとても役立つと思うので、毎回デモ・セッションはやっていこうと思ってます。 怖いけど。 でも、一方で、「根本さんってやっぱりすごい」って言われたいって気持ちもあるので(笑)

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集客というのが皆さんぶつかる壁だと思うんですね。 それで最近はコンサルさんというありがたい存在が出て来て色々とノウハウを教えてくれます。 それも一般論やありきたりなやり方を押し付けるのではなく、ちゃんとその人に合った方法を教えてくれる方もいらっしゃるようです。 ちなみに私は本格的なコンサルさんは付けておりません。 故に、戦略性もなく、この思い付きのみで行動することとなりバタバタしている今日この頃です(笑) ○どうしてあなたのところにお客さんが来てくれるんですか? 人が集まっている方も、集まっていない方もこの質問に答えてみてください。 集まってない方は集まってることを想像しながら。 ・ちゃんと理論的に説明してくれるから ・そんなに深刻に扱わないから ・分かりやすいから ・どうしたらいいか教えてくれるから ・経験が豊富だから ・面白いから ・ユーモアがあって面白いから ・信頼できそうだから などなど。これは私が今思い付きであげてみたんですけど、皆さんはどう??? 売れてる人、人気のある人って、ここで出てくる「長所」をちゃんとブログなりメルマガなりSNSで表現できてると思うんです。 一番分かりやすいのは「お客様の声」として紹介してみる。 あるいは、文章の中に *** 昨日来てくださったお客さんが「根本さんって難しいことを緩く扱ってくれるからいいんですよね~」って褒めてくださったんですけど、え?そう?ありがたいなあ?とニヤニヤしながら受け取る努力をしてみました~。 *** みたいに忍ばせてみる。 これって自分のセールスポイントを自分で見出す質問なんです。 でも、集客できてないと自信もないので、なかなかこの素晴らしいセールスポイントを表現できていないパターンが出てくるんです。 また、「お客様の声」を紹介すると次のような宣伝効果もあります。 「私のカウンセリングを受けるとこんな効果がありますよ。こんな思いを体験できますよ。」という。 これってすごく基本的なことで私なんぞは15年以上前からやってるのですが、クライアントさんって「受けたらこうなります」という体験にお金を払ってくれるんですね。 「気持ちが楽になる」 「解決方法が分かる」 「希望が持てる」 「分かってもらえて安心する」 というところにお金を払ってくれるんです。 私の師匠にもこれは口を酸っぱくして言われた記憶があります。 でも、お客さんがいないと「お客様の声」って書けないでしょう? モニター募集してもいいですが、この辺で「仲間」って使えませんか? 「仲間」って前向きにあなたのカウンセリングを捉えてくれるんです。 だから、あなたの予想もしない利点を見つけてくれることもあるんです。 私の勉強会でもそんな機会をおいおい作っていきたいと思います。 仲間づくり、出会いの場としても活用してもらえたら嬉しいです。

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自信=自己承認×経験、という図式から少し離れてしまうのですが(経験に属すると言えますね)、「理論体系」は自信の根拠になるものの一つです。 ただ、理論に依存すると頭でっかちになってしまいますけどね。 カウンセリングって一般的にはバックヤードに心理学があります。 心理学も多種多様で、ユングだ、フロイトだ、アドラーだ、何やらだ、となるわけですが、ひとつの指針として、頼るべき柱としてそうした心理学が役立つことはとても多いです。 例えば、私は「投影」という心理学の現象を多用します。 「上司との関係で問題があるんです」という方に、「上司とも問題あるけれど、ラスボスはお父さんだよ」って心理分析をします。 上司との問題は表面上のもの、その背景にあるお父さんとの関係を処理した方が、上司との関係改善は早くなる、というのは「経験」+「理論」のなせる業です。 特に自立的なクライアントさんは「理屈でも理解できる」ということを求める方が多いので、そこで心理学的な知識はとても役立つのです。 とはいえ、理屈が苦手な方も多いと思いますが、その点、心理学は理論ぽいんだけど、実はちゃんとした論理でないところも面白いところ。 「こういう風に言われる」 「こういう傾向にある」 という確率論的言い方をすることが多いので、あまり頭は使いません。 もっと感覚的に、直観的に理解できるのが面白いですね。 私の場合はそもそもが、ヴィジョン心理学という心理学をベースにしていて、そこから、様々な方から耳にした知識を詰め込んでいます。 本も読まなくはないですけど、実際はセミナーから入る知識の方が圧倒的に多いですね。 (だからお勧めの本は?って言われるととても困ってしまうんです(笑)) だから私は興味ある講師がやっている心理学講座などに出かけてみるのがいいと思いますし、それが面白ければその体系を一通り学んでみると軸になります。 そして、それを教えている人が「師匠」になりますし、いざというときは助けになるでしょう。 理論、という背景を持つのも自信を持つ秘訣、というお話でした。

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このテーマだけで1DAYワークを作るので、方法論だけ言えば無限にありますね。 「自信」=「自分を信じる」ってことですから。 一般向けのセミナーでよく語っている公式があります。 「自信=自己承認×経験」 自分のことをどれくらい認められるか?(自己承認)に経験をかけたもの。 つまり、どれだけ経験があっても自分を承認できてなければ自信にはならないし、自分をどんだけ認めていても経験がなければ自信にはならないって式です。 カウンセラーで言えば、やはり「経験」というのが圧倒的に少ないんじゃないのか?って思うんです。 カウンセラーとしての「経験」って私は3種類くらいあると思うんです。 一つ目は人生経験。 二つ目はカウンセリング経験。 三つめは臨床体験。 一つ目はその人の人生そのものの体験。 離婚カウンセラーの多くは自分自身が離婚や離婚の危機を体験されてる方ばかりのはず。 自分自身がその経験をしていることで説得力もあれば、その経験が自信を与えてくれます。 二つ目はそのものですね。何本、何年カウンセリングをしたか、という実績。 この数が多ければ多いほど自信につながります。 私の場合、面談カウンセリングで自信が付いたな、と実感できるまで優に500本以上かかりました。年数にすれば5年くらいでしょうか。 そもそも私は自信のないタイプで、かつ、慎重派ですので、自信が付いた、と表現するのも相当ネガティブ(慎重)な判断です。 このカウンセリング経験をいかに増やすか?というのは永遠のテーマですね。 しかも、無料でするのと有料では全然また違いますが、とりあえず無料であったとしてもガチのカウンセリングをどれくらいできるか?ってのは自信を付けるには必須項目かと思います。 お客さんが少ないときにどうしたら経験を積めるか?と言えば、ひとつは仲間同士でカウンセリングし合うこと。 3人一組になってやる実習、皆さん、されたことありませんか? 1人がカウンセラー役、もう1人がクライアント役、残る1人がオブザーバー。 これで自分もカウンセリングができるし、他人のカウンセリングを観察(オブザーブ)することができて、経験値はグッとアップします。 私は昔、自宅を開放してカウンセリング勉強会をしていたのですが、そこに来てくれた仲間たちから本当に多くのことを学びました。 ある人はクライアントにものすごく共感していくタイプ。 ある人はすぐにはピンとこないけど、なんか深いところに響く直観(お告げ)タイプ。 ある人はきちんと論理だって筋道立てて説明してくれるタイプ。 ある人は自分の人生経験を語るタイプ。 実はこれに三つめの「臨床体験」の要素が入ってきます。 臨床体験は大きく二つの意味があります。 ひとつは自分自身がクライアントになること。 もう一つはカウンセリングしている姿を実際に見る(観察する)こと。 自分自身がクライアントになることによってカウンセリングがどのように進められるのか?を体験できると同時にクライアントさんの気持ちも理解できるようになります。 また、私もこれで学んだわけですが「カウンセラーがカウンセリングをしている姿を見る」という臨床経験はやはり重要ですね。 ある種「師匠のカンナ掛けを見ながら自分の腕を磨く」みたいなもので、人のふり見て我がふり直せってのはとても大切な臨床経験となりますし、自信にもなります。 皆さんもカウンセラーになる前にクライアントになった経験がある方が多いと思いますが、もう一つの臨床体験もぜひ探し求めてみてください。 「ああ、これでいいんだ」という実感もあれば、「へえ、そういう風に見るんだ」という発見もあります。 私のグループカウンセリングや問題解決セミナー、夫婦問題専門セミナーにそういう目的でいらっしゃる方がちょくちょく増えてきました。 「こんないい加減でいいんだ~」なんて実感してもらえたら幸いです(笑) カウンセラーとして自信を付けるための「経験作り」。 ここに意識を向けてみることも大切ではないでしょうか。

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カウンセラー向けのセミナーなどを通じてカウンセラーさんの話を伺うと、「自信がない」という言葉をよく耳にします。 私も自信のないカウンセラーなので、その気持ちはよく分かります(笑) 自信なんてどうしたら付くんでしょうね。 例えば、クライアントさんからこんな話を聞きました。 「あるカウンセラーさんのカウンセリングを受けたんですが、終始上から目線であれこれ言われまして、こちらが言い返してもダメ出しされるっていうか、自分の意見にめちゃくちゃ自信持ってるみたいなんです。分からない、あなたがおかしい、くらいの勢いで言われちゃって・・・」 私からすれば、そこまで言い切れるってすげーな、と思っちゃうんですけど、クライアントさんにはこんな話をしたんです。 「そのカウンセラーさん、すっごく自信ないんですよね。だから、自分の意見を押し付けるっていうか、言うだけになっちゃって、それ以外の意見を受け入れられないんです。だから、見た目とか態度とかからは信じられないかもしれないけれど、ほんとは自信のないカウンセラーさんなんです。」 自信があるかないかってのは私は「許容量」によって測れると思ってるんです。 カウンセリングに限らないのですが。 私が知っている自信のある人って、たいていは穏やかな態度をしています。 そして、自分の意見を言う前に相手の話をきちんと聞いて、そして、その話に一定の理解を示します。 その上で、必要に応じて自分の意見を言います。 ・・・まあ、私がそういうカウンセラーを目指しているがゆえの偏見かもしれませんけどね。 自信満々に見せてる人、この人すごいな!って人は実は自信のない人に多いんです。 つまり虚勢張ってるっていうか。 「すごいぞ!」って見せないと「すごい!」って思ってもらえないからそういう演出しちゃうんですね。 でも、本当にすごい人って「すごいってことがバレたら近寄りがたくなっちゃうじゃん」という理由から、むしろ、すごさを見せません。 「ふつうのおっちゃんだなあ」と思って話をしてるとどんどん引き込まれてファンになっちゃう・・・そんな感じなんですよね。 そして、それが私の理想でもあるので、これまた偏見かもしれませんが。 * 私もカウンセラーとして駆け出しのころは全然自信がありませんでした。 なので、自分が意見を言うことが怖かったし、何か言ってそれに「いや、違います」って言われるのがすごく怖かったんです。 そういう状況だと「決め付け」をしたくなります。 「~なんです」って言い切りたくなります。 また、相手の話も自分の器に合うように聞いてしまいます。 「ああ、この問題は旦那さんに素直になれないってのが原因だな」と思ったら、すべての話を「素直じゃない私の話」として聞いてしまいます。 相手の価値観や言い方の癖まで意識が及ばず、どうしても、自分主体で聞いてしまうんです。 実際、話を聞くって難しいです。 相手の器を理解できるくらいの余裕がないといけませんから。 どうしたって自分主体で話を聞いてしまうんですね。 それが自信が付いてくると変化が面白くなってきます。 「ほほー、そう来ましたかー」 「え?そういうパターンもあるんだー」 という風に、自分の思いと違う反応が楽しくなってくるんです。 さて、どうしたらそんな風になれるのでしょうか??? 長くなってきたのでまた明日、お伝えしたいと思います。

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昨日は「カウンセラーも心の傷を癒しておかないとヤバい」て話をしました。 じゃあ、「癒し」って何でしょうか? 『癒し系』と言われるものって世にたくさんありますね。 ・ホッとするもの ・あたたかいもの ・かわいいもの ・丸いもの ・優しいかんじのもの ・柔らかいもの ・穏やかなかんじのするもの などなど。 一日の疲れをそっと癒してくれるもの・・・という意味での癒し系なんだと思います。 どれも心理学的には女性性を刺激してくれるものですね。 女性性は気を緩ませる効果がありますから、副交感神経を活発にするのにすごく有効です。 でも、カウンセラーが扱う「癒し」ってそういうことだけではありませんよね。 その人の人生を変えるものになるわけですから、もう少しインパクトが強いような感じがします。 じゃあ、癒しって何か?ってことになりますが、それはほんといろいろな表現があります。 「その出来事に対する見方がポジティブなものに変わること」 「そもそもその問題なんてなかったんだ、という思いになること」 「その問題があったことを忘れること」 「その問題の関係者を許せること」 「そのできごとを思い出しても胸が痛まず、ただ懐かしい思いがすること」 「そのできごとを思い出すと『ああ、そんなこともあったなあ』と思えること」 「その出来事のお陰で人生がより良くなったと思えること」 どれも私のイメージする「癒し」であり、クライアントさんに受け取ってもらいたいものですね。 「癒し」というイメージを明確に持つこともカウンセラーとしては大切なことではないかな?と思っています。 これだけ列挙するのは明確ってことなの?というツッコミはなしで(笑)

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自分が夫婦問題に悩んでそれを乗り越えたのでカウンセラーになった、とか、 人間関係に悩んで転職を繰り返していたのだけど、カウンセリングを受けてそれが改善して今は良好な人間関係を築けている、とか、 そういうカウンセラーさんが多いかと思います。 その場合、夫婦問題や人間関係に悩むクライアントさんが来てくれた時は、 「はあい!ようこそ!!大丈夫ですよ~!良くなっちゃいますよ~」 ってalohaな気分に受け入れられると思うんです。 これは「自分の体験を売る」というスタンスのカウンセラー。 ところが、カウンセラーとしての知識や勉強先行型でカウンセラーになった場合にはちょっと注意が必要です。 また、夫婦専門カウンセラーだとしても、自分が取り組んでないテーマがやってきたときにもまたちょっと痛い思いをします。 * もし、あなたが中学の時にいじめの体験があり、その問題がまだ癒されていないとします。 ある職場の人間関係で問題を抱えるクライアントさんがあなたの元にやって来て話を伺っていると、どうやらそのクライアントさんもまた中学時代のいじめが影響しているようです。 話を聞いているとだんだん心が痛くなり、イライラしてきます。 まるで自分の話を聞いているかのようです。 そうするとあなたは話を中断してこう言ってしまうんです。 「そのいじめは関係ないと思います。もっと別のところに目を向けた方がいいでしょう」 痛いからそれ以上聞き続けられないのです。 あるいは、そのクライアントさんに自分自身を投影して、ふだん自分にやっているように 「だから、そのいじめの問題なんて扱わなくても人間関係は良くなるんです!そんなことを引きずってるようじゃダメです!」 とダメ出しをしてしまうかもしれません。 もし、あなたが自分の問題を癒していないとするならば、その傷はまだまだ心の中にこびりついているのです。 * 「自分が痛い問題は扱えない」 そりゃ、そうですよね。 もちろん、いじめの問題を完全に癒していなくても、今、そこと向き合い続けているのであれば、クライアントさんと「一緒に取り組みましょう!」と手を取り合うことができます。 だから、カウンセラーは自分の問題を癒しておく必要があるんです。 それは他ならぬクライアントさんのためになることですよね。 だから、カウンセラー自身も自分を癒す、ということが大切なのです。

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