『自信を付けるには?(1)~自信とは?』

                               

『自信を付けるには?(1)~自信とは?』

カウンセラー向けのセミナーなどを通じてカウンセラーさんの話を伺うと、「自信がない」という言葉をよく耳にします。
私も自信のないカウンセラーなので、その気持ちはよく分かります(笑)

自信なんてどうしたら付くんでしょうね。

例えば、クライアントさんからこんな話を聞きました。

「あるカウンセラーさんのカウンセリングを受けたんですが、終始上から目線であれこれ言われまして、こちらが言い返してもダメ出しされるっていうか、自分の意見にめちゃくちゃ自信持ってるみたいなんです。分からない、あなたがおかしい、くらいの勢いで言われちゃって・・・」

私からすれば、そこまで言い切れるってすげーな、と思っちゃうんですけど、クライアントさんにはこんな話をしたんです。

「そのカウンセラーさん、すっごく自信ないんですよね。だから、自分の意見を押し付けるっていうか、言うだけになっちゃって、それ以外の意見を受け入れられないんです。だから、見た目とか態度とかからは信じられないかもしれないけれど、ほんとは自信のないカウンセラーさんなんです。」

自信があるかないかってのは私は「許容量」によって測れると思ってるんです。
カウンセリングに限らないのですが。

私が知っている自信のある人って、たいていは穏やかな態度をしています。
そして、自分の意見を言う前に相手の話をきちんと聞いて、そして、その話に一定の理解を示します。
その上で、必要に応じて自分の意見を言います。

・・・まあ、私がそういうカウンセラーを目指しているがゆえの偏見かもしれませんけどね。

自信満々に見せてる人、この人すごいな!って人は実は自信のない人に多いんです。
つまり虚勢張ってるっていうか。

「すごいぞ!」って見せないと「すごい!」って思ってもらえないからそういう演出しちゃうんですね。

でも、本当にすごい人って「すごいってことがバレたら近寄りがたくなっちゃうじゃん」という理由から、むしろ、すごさを見せません。

「ふつうのおっちゃんだなあ」と思って話をしてるとどんどん引き込まれてファンになっちゃう・・・そんな感じなんですよね。

そして、それが私の理想でもあるので、これまた偏見かもしれませんが。

私もカウンセラーとして駆け出しのころは全然自信がありませんでした。
なので、自分が意見を言うことが怖かったし、何か言ってそれに「いや、違います」って言われるのがすごく怖かったんです。

そういう状況だと「決め付け」をしたくなります。
「~なんです」って言い切りたくなります。

また、相手の話も自分の器に合うように聞いてしまいます。
「ああ、この問題は旦那さんに素直になれないってのが原因だな」と思ったら、すべての話を「素直じゃない私の話」として聞いてしまいます。

相手の価値観や言い方の癖まで意識が及ばず、どうしても、自分主体で聞いてしまうんです。

実際、話を聞くって難しいです。
相手の器を理解できるくらいの余裕がないといけませんから。

どうしたって自分主体で話を聞いてしまうんですね。

それが自信が付いてくると変化が面白くなってきます。

「ほほー、そう来ましたかー」
「え?そういうパターンもあるんだー」

という風に、自分の思いと違う反応が楽しくなってくるんです。

さて、どうしたらそんな風になれるのでしょうか???

長くなってきたのでまた明日、お伝えしたいと思います。

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