『俺ってカウンセリング、ほんま、へたくそだなあ』
つくづく「僕ってカウンセリングへたくそだなあ」と思うことが良くあります。
カウンセリングしていてクライアントさんの気持ちを汲めなかったり、理解できなかったり、合わなかったり、気の利いたことを言えなかったり、うまく自分が思っていることを伝えられなかったり。
笑い
希望
安心
というのをお届けしたいと思っています。
この3つが私のこだわりなのですね。
相性てのも確かにあります。
苦手な人もいます。
最近はよく言えば分かりすぎてしまうってケースが良くあるんですね。
「ああ、このパターンで今までうまく行ったことってあまりないよなあ」みたいな感じ。
そうするとついつい「うーん、難しいんだよなあ~」って言ってしまったりします(我慢ができないタチなので(笑))
そこからできるだけやる気になるような、前向きになれるような話をしたいと思うんだけど、「うーん、難しいなあ」という思いに私自身が引っ張られてるからなかなか自分のテンションが上がりません。
そういうときは申し訳ないなあ、と思ってしまいます。
○○さんだったらもっと情熱的に何とか頑張りましょう!って言うんだろうなあ。
○○さんだったらここでグッとツッコんで号泣させてしまうんだろうなあ。
○○さんだったら「大丈夫ですよ、私がついてますから」って言って安心させてあげるんだろうなあ。
などと思いついてはつくづく「自分がカウンセリングがへたくそだなあ」という思いに至るわけです。
これ、本音ですからね(笑)
時には「俺ってカウンセリングに向いてないんじゃ?」と思うこともしばし(笑)
あ、とはいえ「へたくそだなあ」と思っても自分を責めたりするわけじゃありません。
ただ、そう思うだけ。
そもそも「今、自分にできることを、できる範囲でやる」ということは徹底しているので、テンションが上がらなければ上がらないなりにそれなりのことをします。
それもまた「テクニックで交わしちゃってるんじゃないかなあ?」などと反省したりするんですけどね。
難しいオトコゴコロです(笑)
でも、へたくそだなあ、と思うから、勉強したいと思うし、他の人のやり方を知りたいと思うし、出会いが欲しいと思うし、それでも来てくれるクライアントさんに感謝だし。
そんな風に思うのです。
勉強会でデモセッションやるんですね。
あれ、正直、怖いところもあるんですよ。
でも、失敗してるところも見てほしいって思いがあるんですよ。
ああ、根本さん、困ってるなあ、とか。
それって力技だよなあ、いいのかなあ?とか。
クライアントさんと全然噛み合ってないよね、とか。
そんなこと言っちゃて大丈夫?とか。
私のカウンセリングの勉強って、一番はお師匠さんがカウンセリングしてる姿をずっと見ることだったんです。(グループセラピーというのをやってたので)
それこそ何百本も師匠のカウンセリングを見て来たと思います。
同時に何度もセッションしてもらいましたし。
そうした経験が自分にフィードバックされて今のスタイルが出来上がっています。
逆に自分がトレーナーとして何十人の前でカウンセリングをする機会も何百回も持たせてもらいました。
それを見て後輩たちが学んで育ってるとも思ってきました。
たまにですが「あのセッション、なんであの方向でやったんですか?」て聞いてくれる後輩もいましたから。
だから、「見る」という経験がとても役立つと思うので、毎回デモ・セッションはやっていこうと思ってます。
怖いけど。
でも、一方で、「根本さんってやっぱりすごい」って言われたいって気持ちもあるので(笑)