カウンセラー講座

                               

例えば、不倫の経験がないのに不倫の相談をされる、浮気されたことがないけれど浮気夫の相談が来る、職場の人間関係で問題を感じたことがないのにそんな相談される・・・皆さんはそんな体験ありませんか? カウンセラーだから、と自分自身は体験したことのない話をいっぱいされることが少なからずあります。 皆さんはそんなときどうしていますか? 私はカウンセラーとしてデビューしたのは20代の時でした。 婚活もしたことないし、そもそも結婚したばかりで浮気もしていないし、セックスレスでもなかったですし、かつ、職場の人間関係もまあまあうまくやっていました。 不倫は魅力的なコンテンツでしたけど(笑)未経験ですし、そもそも自分は男なので、そんな女子の気持ち、なかなかわかりませんでした。 恋愛相談にしても、私は肉食系であり、かつ、ずーっと彼女が途切れずにいたので、「好きな人ができない」って言われても「???」でしたし、「彼氏欲しいけれど出会いがない」という気持ちがすぐには理解できませんでした。 要するに、単なる若造で、何ら社会経験を積んでいないカウンセラーだったんです。 だから、どうしたか? 「徹底的に質問して聴く」です。 当時も今も、私のクライアントさんは選りすぐりの武闘派が多く、生半可なことを言うと即、半殺しにされます。 「え?根本さん、ほんとうに分かってるんですか?」 「30過ぎて独身の女子の気持ちって分かるんですか?」 「不倫の彼から連絡が来ない気持ち、どうしてわかるって言えるんですか?」 そんな返しが目に見えて聞こえてくるわけです。 だから、「聴く」んです。 いっぱい質問しました。 どんな気持ちなんでしょうか? どうしたいんでしょうか? 何が不満なのでしょうか? どうなったらいいんでしょうか? その中で「自分に何ができるのか?」を見つめて行く時期が長らく続きました。 そうした中で私が得た教訓は 「知らないことは知らないと言う。教えてください、と頼む」 「それで電話を切られたらしょうがないと開き直る」 「質問をして、共感をする」 「相手の価値を見る。素晴らしさを見つけて伝える」 「相手を承認する言葉をできるだけ連呼する」 「私は、というアイメッセージを徹底する」 「相手を尊重した言葉遣いをする」 などなど。 他にもいっぱいあると思います。中でも大きいのは、 「相手に質問をされるまでは自分の意見を言わない」 ということです。 だから、こういう話をよく聞くようになりました。 「根本さんってブログでは長い文章書くし、セミナーではいっぱいしゃべるのに、カウンセリングの時は大人しいんですね」 (笑) 確信が持てないことはしゃべらないってことです。 だから、カウンセリング、特に初めての方とお話しするときは情報収集に努め、ほとんど何もしゃべらずに終わるときもありました。 それも後々はブログやメルマガを読んでくださるお客様から「どうしたらいいのか教えてほしい」「根本さんなりの意見を教えてほしい」という声を事前に聞くようになったのですが、それでもはっきりと責任が持てる内容を伝えられるまでは無口な男です。 不器用なもんで・・・。 渋いでしょ???(笑) そういう経験を通じていろんな方のお話をただただ“情報収集”みたいな感じで聴いていると、いろいろと分かってくるんです。 だから、ブログには書いていないですけど、自分が体験したことない男女関係はもちろん、「医療業界の裏側」とか「公務員の苦悩」とか「看護師が最強の職業」とか「旧家に生まれた長女の葛藤」などを知ることができたんです。 「根本さん、よく知ってますねえ~」 っておっしゃっていただけるようになりました。 だから、自分が知らない世界の話はとにかく聞け!という法則を学んだような気がします。 そして、責任の持てない話はしない!という覚悟が決まりました。 私がカウンセラーとして大事にしていることは突き詰めるとそれなんです。 知らなければ教えてもらえばいいのです。 それにはちょっとの勇気さえあればできることと思うのですが。

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「どれだけ自分が素晴らしいか、分かってます?分かってないでしょう?」 今日、横浜からいらしてくださったクライアントさんにそんな話をしました。 文面で読むと色々と雰囲気が読めますが、 「ふふふーん(^^)」 みたいな感じで伝えています。 最近、私がカウンセリングの中で今まで以上に意識していることは 「その人の価値を見ること」 まあ、なんてシンプルな・・・当たり前のことを・・・。 そうなんですね。 少し自分の中で比重を変えているんです。 私のカウンセリングってざっくり次のような流れを汲みます。 1.問題の現状を理解する 2.その問題の背景を探って何が問題点なのかを見極める 3.それをどうしていけばいいのかを提案する 4.具体的に今できることを提案する 今までは「2」と「3」により比重を置いていたんですね。 で、そうすると抽象的になりすぎることがあるので、じゃあ、今できることを、ということで3,4年前から「4」をより意識するようになりました。 ま、その際「1」はできてること前提ですが。 で、一昨年くらいから「2」の中身において、「愛とつながる」ということをより強調し、どこに愛があったのか?というのを見つけて伝えることに重きを置き始めました。 そして、その愛に基づいた提案を「3」でしてきたつもりなんですね。 それが最近は「3」において、「あなたはこんなに素晴らしいんだから、こういうことができますよ」みたいな調子で、価値や素晴らしさを見つけ、認めること、そして、今までの頑張りを承認することをより意識するようにしました。 もちろん、今までもしてきたつもりでしたけど、より重点的にするようになったんですね。 だから、けっこうカウンセリングの中では「素晴らしいですね」「なかなかそんなことできる人いませんよー」「いやあ、ほんと自分の美しさ、知ってますか?」なんて言葉だけ並べると詐欺師みたいなことをよくやってるんです。 「愛とつながる」ということを意識するようになってから、クライアントさんの心の解放が進んだような気がしてました。 つまり、涙を流されることが増え、さらには自分を認められたり、相手を許したり、というプロセスが早まったんです。 そして、価値や魅力を伝えることをより意識したら、クライアントさんの行動力が高まったような気がするんです。 「やってみました」という声をよく聴くようになったんです。 まあ、このプロセスは私なりのやり方なのですが、言いたいことは「今も根本先生は進化しようともって悪戦苦闘してるんですよ。すごいでしょ?偉いでしょ?褒めなさい!」ということではなく(笑)、 やはり人は励まされたり、承認されたりすると行動を起こすんだな、という頭では知っていたけど、ほんとにそうなんだ、と言う事実です。 皆さんはふつうにやられてるのかな? 私もようやくここまで辿り着きました。

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カウンセラーって「先生」って呼ばれる職業です。 偉くもなんともないですし、国家資格でもないのに、先生と呼ばれるんです。 学校の先生。 お医者さん。 弁護士さん。 などと同じですね。 先生というとなんかとても立派な職業のような気がしちゃいます。 聖人君子みたい、というか。 権威持ってます!みたいな。 でも、実際カウンセラーってのはその辺のオッサンと同じ地位みたいなものなので、全然偉くもなんともありません。 だけど、先生って呼ばれ、「ありがとうございます」って言われる職業です。 何となく勘違いして鼻が伸びちゃう人もいるようです。 何かと上から目線になったり、 私の言うことを聞き給え!と命令的になったり、 今日のブログの記事じゃないですけど、私は何でも分かってる!って態度になったり。 まるで教祖様みたいになろうと思ってる人もいるようです。 * 今、確定申告のシーズンなんですけど、税務調査とかで脱税が見つかって追徴課税とかになるじゃないですか? もし、根本先生がそんな追徴課税をもらうことになったら、皆さん、どう思います? えっ!?まさか。あの根本さんが!?って思います? それとも、まあ、やっぱりやってたか。あいつ、そういう奴だもんな!って思います? 正直言うと私、後者でいたい人なんですよね。 とはいえ、脱税してるわけじゃないですよ。意図的にはね(笑) 根本さんって清廉潔白な人、とか思われたくないんです。 聖人君子とかしんどいです。 正直、先生ってのもちょっと重たいです。 あまりクリーンなイメージでは売りたくないんですよね。 疲れるから・・・。 それに結構人の心のダークな部分を扱う職業ですからね。 ちょっとはそんな影を持ちたい、というか(笑) 去年、真島あみちゃんとよくセミナーをしてた時、「愛人疑惑」が流れたら面白いな、と思ったんですよね。 まったく流れませんでしたけど。なんでや!?って思うくらいに。 何人かのお客さんに聞いてみたら「あみちゃんが根本さんを相手にしそうもないから」というごくごく真っ当な意見が返ってきて、なるほどなあ、と合点がいきました。 でも、ま、そういう扱いをされると嬉しいわけです。 なんでそんなネタを今日書いてるかと言うと、今日DVDをチェックしていてふと思ったんです。 最近のマイブームはスリーピースのスーツでして、講座などではよく着用してるんですね。 セミオーダーで作ってお気に入りなのですが、それで「根本さんかっこいい」なんて噂が流れたらどうしよう・・・と妄想が入りましてね。 DVD見ててもそんな悪い男じゃねえよな、と。 これでモテモテになっちゃったらヤバいな、と。 うーん、どうしよう、と思いながら馴染みの美容室でカット&ヘッドスパをしてもらって癒されてきたんですけど、やはり髪を切ると現実を直視させられるわけで、確実に着実に禿げ上がってくる頭皮が鏡の中に写ってるわけですね。 それで、うーん、モテモテになったらどうしよう・・・という妄想は断ち切られ、やはり3枚目で生きるか・・と決意を新たにしてヘッドスパ中に爆睡したんですけどね。 飲んだくれで、ハゲてて、で、女にだらしがなくて、、、でも、カウンセラーとしてはそこそこいい腕してる・・・そんな評判がいいなあ、なんて勝手に妄想が始まるんです。 皆さんはどうでしょう? やはりいいイメージで売りたいですか? それとも汚れで売りたいですか? デキてる人、ちゃんとした人、で売りたいですか? それとも思い白い人、変な人、で売りたいですか? ありのままの自分でいい、と思うんですけど、ありのままの自分はどっちを指し示しているでしょう? 自分に合わない方向に行くと、けっこう疲れちゃうと思うんですよね。

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「1本の記事を書くのに3時間も4時間もかかっちゃうんです」 そんな声をよくお聞きします。 そのたびに 「そうですよね。私も最初はそうでした」 とお答えすると 「えっ!?ほんとですか?」 と聞き返されます。 普段書いている記事はだいたい30~60分程度で書き上げられます。文字数はだいたい2,000~4,000文字くらいでしょうか。めっちゃ長いです。 そのスピードは相当早い部類に入ると思いますが、でも、初めからそんなに早かったわけではありません。 当たり前ですよね?(笑) 昔は1500文字程度の記事を書くのにそれこそ4,5時間かけていました。 ああでもない、こうでもない、言いたいことが違う方向に行っちゃった、ああ、矛盾がでてきた、あれ?主題とは全然違うな、、、あれも伝えたい、これも伝えたい・・・そんな葛藤の中をさまよっていました。 で、書いては消し、書いては消し、を繰り返すんですね。 しかも、書きあがったと思って見直してみたら、なんじゃこれ?というのも多く・・・。 心理学講座的なことを書いていた時は、その内容でいいのか?を周りの仲間や師匠に見てもらったりしていたので、下手をすれば3~4日かかったこともザラでした。 そもそも言いたいことをちゃんと文章にして分かりやすく纏める、なんて相当至難の業だったんですよね。 それが今では「しゃべるように書ける」ようになるんですから、人間って進化するものです。 私の今のブログ、いろんな記事の種類はありますがだいたい4000本くらいあります。 前の会社で書いていた記事も合わせれば、だいたい6000本くらいは書いてると思います。 そういう“トレーニング”の中で徐々に書くスピードが速くなってきました。 それに書くことが習慣化すると「手癖」もできるんですね。 自分なりの文章のフレームワークが出来て、そこでだいたい書き進められるんです。 たぶん、それが外から見ると「根本さんらしい文章」になるんだろうと思います。 もちろん、ずっと書く、毎日書く、というのがトレーニングに違いありません。 筋肉、体と同じです。 でも、そこではいろんな作家の文章を読み、そして真似してみたり、意識してみたりして表現を学んだこともありました。 そうして、だんだん記事を書くスピードが速くなっていったんです。 でも、好きだからってのが大きいと思います。 書くことが好き。 表現することが好き。 伝えるのが好き。 どうしたら分かりやすいんだろう?って考えるのが好き。 そんな思いで10年以上やってきた結果です。 もちろん、私よりずっと早い人もいるでしょうけれど、今はちょうどいいペースだなあ、と思っています。 16年間あれこれと続けてきた自分自身に感謝、ですね。

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カウンセリングが上手なカウンセラーが必ずしも売れるとは限らないんですよね。 もちろん、売れることがいいか悪いか?という議論は横に置きましょう(笑) 知識もあり、技術もあり、もちろん、経験もある・・・けれど、思ったほどに売り上げが出来ていない方もいるんです。 思い当たる方が何人かいらっしゃっるんですね。 で、相談されたりするんですけど。 その人のブログを見ても別に変なところはないんですよね。 ちゃんとしてます。 アクセス数もけっこうあるみたいです。 けれど、実際カウンセリングを受けるまでには至らないか、リピートして下さる方がそんなに多くないそうです。 でも、お話してるうちにちょっとその理由が分かったんです。 これ、ご本人に伝えるかどうかすごく迷ったんですけど、「何でも教えて下さい」ておっしゃるので正直に伝えました。 たぶん、傷つけちゃったんじゃないかと思います。 「暗いんです」 いや、そんなストレートな言い方じゃなかったと思います(笑) その人はどちらかというと学者タイプ、研究者タイプの方だと思います。 黙々と研究に打ち込むようなタイプ。 ブログの記事もけっこう論理的に書かれていて、よくご存じだなあ、と思って感心するんです。 でも、感心するだけ。 じゃあ、会いたいか?と言われると、もしかしたら・・・微妙かもしれません。 そういえば、以前、あるベストセラー作家さんが「セミナーとか講演会の依頼があるから、それに乗るんだけど、あまり参加者が来ないんだよね」とおっしゃっていたのを思い出しました。 「会いたいなあ」「会ってみたいなあ」と思わせるには、技術や知識とは違うところが必要みたいなんですね。 それはもう一言で言ってしまえばその人の魅力なんです。 ちなみにその人、独身で恋人はいることはいますが、ちょっと微妙な関係だそうです。 ツッコんだのですが、あまり詳しく教えてくれませんでした(笑) 私がもしその人をプロデュースするならば、ファッションから入るかもしれません。 そして、笑顔の写真をたくさん撮ってブログにアップして、趣味や遊びのコラムを間に紛れ込ませ、そして、そのうまくいかない恋愛についても書いてもらおうかな、と思いました。 ま、実際、それを伝えたんですが、やんわりと拒否されてしまいました(笑)  人間臭さを出した方がいいですよ。  人としての魅力になりますから。 そんな伝え方をしたと思います。 もちろん、きちんとした説得力のあるネタは重要です。でも、それだけでは魅力にはちょっとならないのかもしれないな、と教えられた事実でした。 カウンセラーも一人の人間です。 クライアントさんも一人の人間です。 「問題を解決したい」と言う思いでカウンセリングを利用されるとしても、やはり魅力的な人のところに行きたいと思うんです。 暗くてもいいんです。それをちゃんと受け入れて、ネタにしていれば。 笑いが取れなくてもいいんです。それをちゃんとわかっていれば。 だから、カウンセラーという職業は何だかんだ「その人の魅力」によって成り立つ仕事なんだよなあ、と思いました。 もちろん、凄腕カウンセラーという方がいて、ものすごく冷酷な人間なんだけどたちどころに問題を解決しちゃう!というブラックジャックみたいな人ならば別かもしれませんが。 だから、カウンセラーを目指す人に私がよくお伝えするのは ・本を読むなら心理学の本や自己啓発の本よりも、小説やエッセイ。 ・趣味や遊びを大事にすること ・恋をちゃんとしましょう。結婚してるならパートナーとの関係を大事にしましょう。 ・セックスをちゃんとしましょう。 ・好きなことを積極的にしましょう。 ・自分が楽しんでナンボです。 そんな話ばかりです。 カウンセラーも人です。 だから、私もそんな「会ってみたい」と思わせるだけの魅力をもっと備えたいと思っています。 そういうわけで最近はスーツを着てセミナーをすることが多いです。 ある人から「男の人の印象はスーツを着ると5割増し」って聞きまして、それは!と飛びついているのです。 ま、飽きたり、夏になったらカジュアルに戻るんでしょうけど(笑) さて、カウンセラーとして売れたい皆さん。 自分自身の魅力アップにどれくらいエネルギーを割いてますか??? さて、いよいよ今週東京、来週大阪で勉強会ですよ。 そんな人間力も含めた総合的なカウンセラーとしての学びには興味ありませんか??

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Mさんから質問を頂きました。 *** わたし自身の悩みでもあるのですが、 カウンセリングでわからないことがあって、 彼の問題は彼の問題、自分の問題と分ける。 課題の分離、境界線を作ること、 それだと、どんどん、孤立していくことになるような気がしています。 もし、お暇な時に、そんなときないと思いますが、取り上げて頂けたら嬉しいです。 *** ネタはいつも枯渇しておりますので、すぐにでも取り上げちゃいます(笑) 皆さんもどんどんネタを贈るといいですよ。根本さんが喜びます!ほんとに!! 彼は彼、私は私、で問題を切り分けますよね。 そうするとお互いの間に線が一本引かれます。境界線ですね。 これによってお互い自分のエリアと相手のエリアが分離されます。 そこで「自分にできること、できないこと」が明確になり、 それと同時に「相手に干渉しない」という線が分かりやすくなり、 信頼関係を築くことができるようになります。 ここまではOKですか??? どんどん孤立していく、と言う風に感じられるのも無理ないと思います。 親密感とは逆ではないのか?分離ではないのか?と。 でも、実は境界線が引かれてない状態はお互い相手の領域に入り放題で、いわゆる「癒着」の関係を作ってしまいます。 干渉したりされたり、支配しようとしたりされたり、するわけです。 この境界線はお互いを尊重するための線です。 つまり、お互いがお互いの安全を保障するための線とも言えるでしょう。 だから、そこで初めて「信頼」という条約が結ばれるわけです。 ま、条約ってのはちょっと違うかもしれませんが(笑) 孤立するイメージというのは、線を引いて、その線の上にどんどん壁を作り上げていくことだったり、あるいは、その線を何本も引いて、どんどんお互いの距離を取って行くことだったりするのかもしれません。 それは確かに分離ですね。 でも、実際は私は私、彼は彼、という境界線は、お互いを尊重するための線なので、そういう分離は起こらないんです。 この境界線がないときは 「なんで私がAがいいというのに、あなたはBって言うの?おかしいじゃない!Aにしなさいよ!」 となります。でも、境界線ができると 「私はAがいいと思うんだけど、あなたはBなんだね。じゃあ、どっちが二人にとっていいのか考えましょう。あるいは他のCという解決策があるかもしれないね。」 という風になります。あるいは、 「彼はなんでこんな簡単なことも分からないのかな?教えてあげなきゃいけないわ!」 と思っていたものが 「彼には彼のペースがあるんだから理解できるのを待ってみよう。もし、彼が求めてきたら私なりの考えを伝えてあげよう」 という態度に変わります。 カウンセラーとクライアントの関係も同じで、カウンセラーだから何が分かってるってことはなくて、ただ、クライアントさんを信頼し続け、応援することだけなんですよね。 だから、私は意識的に「私はね、○○だと思うんですよね」「僕ならこうします」的な発言をしています。 つまり「私」ということをきちんと区別することによって、相手の領域に踏み込まないようにするんですね。 こういうの、アイメッセージって言いますね。

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グループカウンセリングって難しいんです。 私は3時間で5名枠というのを基本線にやっているんですけど、だいたいおひとり様30分を目安にします。 でも、難しいので様々なノウハウが出てきて楽しいです。 始めた頃はあまりに難解すぎて終了後はぶっ倒れてました(笑) 何が難しいか?をここでお話しするつもりはなく、難しいことにチャレンジしてますか?という話をしたいわけです。 実はグループカウンセリングという形態には伏線がありまして、以前所属していた会社で3時間8名枠でやっていたことがあります。おひとり様20分です。 それで回そうって言うんですから、それは大変でした。 でも、そのお陰で様々な点で成長できた実感があります。 そのスキルやノウハウは、他のセミナーなどで大いに役立っています。 そして、今は3時間5名枠という少しゆったりした雰囲気で行っているんですが、やはり学ぶことだらけで毎回が鍛錬です。 ほんと「パーソナルトレーニングをお願いして、ガッツリ鍛えてもらってる感」があります(笑) 私もサービス業の端くれですから、どうしたらもっと喜んで下さるのか、どうしたらもっと納得してくださるのか、どうしたらもっと喜んでいただけるのか、をものすごく考えます。 もちろん、現時点でもアンケートを書いていただいたりすると満足して頂いている方が多いのは感じます。 でも、私自身がまだまだ納得していないのです。 なぜかというとリピータ率。 「よいサービスはまた受けたくなる」という基本的な姿勢により、私のグループカウンセリングが良いものであれば、必ずリピートしたくなると思うんです。 まだ予約が取りにくいってわけでもありませんし。 でも、まだまだなんですよね~ 相当低いと思います。 数字に出す気にならないほどに。 今のところ1回入門編的に受けて根本さんのカウンセリングがどんなものを知る、という目的では役立ってるみたいですし、いざっちゅう時の駆け込み寺的な使い方でも使われるみたいですし、とりあえず一度根本さんの意見を軽く聞いておこう、という目的でも行けるみたいですが、これを中心にガッツリ問題を解決したい!というところまでは行ってないのかな???という気もします。 実際、グループカウンセリングから各種セミナーに参加してくださる方も多いんです。 そして、うまくいったよ~!報告も個人カウンセリングよりもずっと多いです。 ということで、もっともっと皆さんに喜んでいただけるサービスを構築できるように、今日もこれからグループカウンセリングに挑むのです。 やはりもっと早くポイントを見極めてぐいっと深堀りして、問題の本質を見抜いて、泣かせたり、笑わせたりしたいですね~!!くそーっ!がんばるぞぉ!!!と、食後のアメリカンコーヒーを頂きながら悶絶しております(笑) まだまだ未熟ですよね・・・というのを感じられる瞬間は大事だなあ、とドMの私なんかは思ってるんですけど、皆さんはいかがでしょうか?

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カウンセリングやセミナーにいらっしゃるお客様の中には多忙な時間を無理やり調整して来てくれる方も少なくありません。 「仕事を強引に抜け出して来ちゃいました!」 「昨日まで体調良くなくてヤバいと思ってたので、気合で治して参加しました!」 「当日移動は厳しいな、と思ったのでホテル取って前泊して参加しました!」 「子どもを無理やり旦那に預けてきちゃいました!」 参加したい、会いたい、という思いはそんな風に「無理を通せば道理が引っ込む」という現実を作り出してくれます。 つまり、本当に行きたい、参加したいと思えば、お客様の方で 「すいません。母が倒れたみたいで」 などど嘘の口実を付いてまでも来てくださるんです。 皆さんもセミナーに限らず、絶対行きたいライブがある!恋人とのデートだ!発売日に絶対手に入れたい!みたいな強い動機があった時にそんな行動を取ったこと、ありませんか? つまり「絶対行きたい!と思えば、行く!」というのが人の行動原理なのです。 だから「急な仕事が入っちゃったのでキャンセルさせてください!」というのは大げさに言えば 「お前のセミナーよりも仕事の方が大事なんだよ」 と言われているのと同義ってわけです。 もちろん、セミナーやカウンセリングに怖れを抱いてキャンセルされる方もいます。 その場合だって 「お前のセミナーは私の怖れを越えさせるほどの魅力を発していないんだよ」 と言うメッセージなんです。 はい。これ、ほんと極論ですよ(笑) キャンセルについての見方のひとつです。 逆に言えば「仕事」「家庭」「恋人とのデート」よりも、自分のセミナーの魅力が上回れば、嘘を付いてでも参加して下さるのです。 その心理はごくごくシンプルなものです。 もちろん、体調不良も同じこと。 私のクライアントさんにはジャニーズ愛に燃える方も少なくないのですが、そんな方の中には「風邪とは引いたら最悪だからコンサートの1週間前から外食を控え、体調を整え、直前の3日くらいはなるべく人に会わないようにする」ということを徹底してる方もいます。 つまり、それくらい彼女にとって関ジャニは魅力的な存在であるんです。 もちろん、そんな彼女は「インフルエンザになったとしても気合と根性で行く」という方なのですが、「それは世間に迷惑だからやめてください」ということで、「だから、インフルエンザにかからないように万全の準備をする」ということなのです。 因みにそんな彼女に「じゃあ、僕のセミナーに来るときもなるべく人に会わないようにしてくれてるんですよね~!」って言うと、 「は?なんで?昨日も関ジャニファンの仲間と盛り上がりすぎちゃったんですよー。だから今日は寝不足な上に、ちょっと二日酔いです。セミナー中寝ちゃったらごめんなさいね」 とおっしゃったので、即便所裏に連れて行ってヤキを入れておきました(^^) だから、 自分のセミナーの魅力 > 仕事 自分のセミナーの魅力 > 友達との約束 自分のセミナーの魅力 > 関ジャニのコンサート となれば、万難を排して駆け付けてくれるわけです。 それが 自分のセミナーの魅力 < 仕事 ならば、「急な残業になっちゃって」「休日出勤になってしまって」ですし、 自分のセミナーの魅力 < 友達との約束 ならば「ちょっと外せない用事が入ったんです」になるし、 自分のセミナーの魅力 < 関ジャニのコンサート ならば「錦戸君に会いに行ってきまーす!」になるんです。 だから、キャンセルさせたのは誰か?と言えば、他ならぬ、私自身なんです。 それを教えてくれるのが「キャンセル」という行動です。 「お前、もっと魅力的になれよ」とアドバイスしてくれるわけです。 そういうわけで目下のところ私のライバルはジャニーズであり、ミスチルであり、星野源なわけです。 #誰だ、そんな無駄な戦いを・・・とか言うのは。 * ま、それは冗談としても、ですけどね。 だから、キャンセルが出たときは改めて何が足りなかったのか?(何ができるのか?)を見直す必要があるわけです。 ・参加することへの怖れを排除しきれていなかったのではないか?もっと安心して参加していただけるような情報を提供する必要があるだろう。 ・セミナーの魅力が十分伝わっていなかったんじゃないか?もっとその意味や効果や楽しさや面白さを伝えることはできないだろうか? ・自分自身がこのセミナーに対する思いを十分語っていなかったのではないか?自分がこのセミナーにどれくらい意味や意義を感じ、自分自身も楽しみにしていることをもっと伝えてもいいんじゃないだろうか? ・セミナーで何をするかのイメージが伝わってなかったのではないか?もっと具体的にどんなことをするのかを伝えられるだけ伝えた方がいいんじゃないだろうか? そうすると、キャンセル連絡はより自分が成長するチャンスであり、また、自分にまだまだ成長の余地があることを教えてくれる場でもあるんです。 * もちろん、こうした考え方にはいろんな意見があろうかと思いますが、 「起きたことは必然で正しい」 「すべての問題は自分自身が作っている(自作自演である)」 と言う観点から見れば、ごくごく自然な見方だと思うんです。 * ちなみに敬愛する福島正伸先生は、こうした考え方を徹底されていて、マイナスなできごとに見えることをプラスに捉える「プラス受信」を提唱され、起きたことはすべて自分の責任であるという「自立型思考」を実践されています。 *

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キャンセルて運営側からすると残念、悲しい、切ないことで、直前だったり、当日だったりすると、時にはむかついちゃったりするものですが、さて、皆さんはどんな風にキャンセルを受け止めていますか? その意味もいろいろとあるんですけど、私のポリシーは 「キャンセルしやすい環境を提供する」 というところです。 それはなぜか?というと、 「次にまた予約しやすい心理を準備するため」 と言えます。 キャンセルされるお客様からすれば、少なからず罪悪感があります。 実際、キャンセルのご連絡を頂くメールには丁寧にお詫びのメッセージが添えられていることも多いんですおね。 また、本当に体調を崩されたり、外せない用事が入ったりした場合以外にも、カウンセリングやセミナーを受けることへの怖れや不安からキャンセルしてしまうこともあろうかと思います。 で、そこで大事なのは事情はともあれお客様はもうキャンセルされる意志を固められている、ということなんです。 だから、今回のセミナーなりカウンセリングなりは受講する気持ちはないんです。 とすれば、運営側が考えるべきなのは 「どうしたら次の機会に『行ってみよう』と思えるようになるか?」 ということだと思うんです。 だから、私はキャンセルメールを頂いた場合には 『ご連絡ありがとうございます~!今回は残念ですけど、また良かったら参加してくださいね~!お仕事がんばってくださいっ!!』 とできるだけ、明るく、「キャンセル?かまへん、かまへん」って軽い調子でお答えするようにしています。 罪悪感を抱いている相手からもらうメールには当然警戒心を抱くのが常。 そのメールの文章(電話の受け答え)を読んで、ホッとしてもらえたらいいなあ、と思うんです。 そしたら、根本くんへの好感度も上がるでしょう?(笑)(←悪い計算もしてるんですな。ふふふ) せっかく一度は興味を持ってくださったんですものね。 またいつかの機会に参加しやすい気持ちになってもらえたらいいですよね~ そして、クレーム同様、キャンセルにもチャンスが満載なんですね。 ここで「ええーっ!せっかく準備してたのになあ~」って思うのも仕方ないところですが、それをグッと前向きに捉えて「また次回お越しくださいね~。」て言えるのがいいんじゃないかと思うんです。

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カウンセリングの本数を最近は減らしているので、久々にカウンセリングをするとすごくエネルギーが回るなあ!インスピレーションがいっぱい降って来るなあ!!という体験をします。 カウンセリングって無条件に与えるものだからでしょうか? 私のカウンセリングノートにはカウンセリング中に思いついたアイデア(ネタ)が次々書き込まれますし、「なあ、これ、ネタにしてもええやんな?」とお客様の許可をその場でもらって即ネタにすることもあります。 また、セミナー中にも話しながらアイデア(ネタ)が降りてくることもよくあります。 講座よりも、感情・感覚を扱うセミナー中の方が頻度は断然多いです。 でも、セミナー中の場合「あ、これ、ネタになるな!」と思ってもメモできなくて、気が付けば忘れてるってこともありまして(笑) アウトプットするときにインスピレーションが降りて来る、というのは「ウンコ中にアイデアが浮かびやすい」というのと似ているかもしれません。 また「手放すと入ってくる」という心理学の法則にも当てはまります。 特にカウンセリングやセミナー中はハートが開いてることが多いですし、また、いろんな意識、視野を持っています。 その分だけアンテナの感度が上がるんでしょう。 インスピレーションは常々降り注いでると思うのですが、それをキャッチしやすくなっています。 皆さんは、どんな時にブログのネタやセミナーのアイデアを受け取っていますか? なかなかネタに詰まって出てこない、という場合は良かったら「アウトプット」を心がけてみてください。 口から勝手にブログネタが飛び出てくるかもしれません。

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