カウンセラー講座

                               

皆さんはカウンセリング中は黙って聞いているタイプですか? それとも比較的しゃべる方ですか? 話ができる方はストーリーテラーの才能をお持ちの方も多く、自分のトークでクライアントさんをリードすることができる方です。 私はその後のセッションに続けるためにも、また、長らくグループセラピーという舞台が主戦場でしたし、そもそも師匠がそうなので、しゃべること、は必須だと思っていました。 だから、カウンセリングなのにクライアント以上にしゃべることが多いです。 例えば、こんな感じで話をしていきます。 セミナーでよくこんな質問をするんですね。 「あなたを幸せを願ってくれている人は誰ですか?」 この実習を3分やるだけでセミナールームの雰囲気が変わります。 そして、それぞれが愛と繋がり始めて、人によっては涙が溢れてきます。 ところがこの質問を1対1のカウンセリングですると、うまく行くときも多いですが、ちょっと違う空気になることがあります。 「思い当たりません。」 「いません。」 って答える人もいます。 そんな風に言われたら皆さん、どうします??? 「え?そんなこと言われても困るんだけど・・・」って思います? 3分真剣に考えて思いつかない、という人と、比較的すぐに思いつかないと言う人ではちょっと違うんですね。 前者の場合はほんとに思いつかないんだろうと思います。 だいぶ自分に厳しい人か、かなり厳密な思考タイプの人に多いです。 つまりは男性や自立系女子に多いです。 だから、「それだけ一生懸命考えるところに意味があるんです。思いついたときにぜひ探してみてください。必ずいます。それだけ真摯な態度で物事に向き合えるあなたのことを応援してる人って必ずいますから」なんて言えます。 後者の場合は、怒ってる人、拗ねてる人。考えたくない人。反抗してる人。 だから、そこを認めてあげるんです。 「あなたはきっと愛してきた人なんですね。誰のために頑張ってきたの?誰のために一生懸命やってきたの?」 という方向性で見るといいでしょう。 受け取れない場合は与える方向で、ということです。 もちろん、後者のタイプの人はニーズが強く、分かって欲しい、認めてほしいって欲求が強いことが多いです。 でも、そのニーズにひっかかるとケンカみたいになるので、そこは違う見方をするんです。 それが先ほどのセリフ。 「誰を愛して来たのでしょう?」って聞いても答えないかもしれません。 「誰も愛して何ていません」って言うことが多いでしょう。 でも、大丈夫なんですよ。それで。 もし、あなたがしゃべれる人ならば、そこでその人の価値をいっぱい伝えながら、その中にある愛とつなげてあげるといいでしょう。 「いっぱい愛したのに、その人のために頑張ったのに、分かってもらえない、いや、むしろ、否定されたりしたら辛いよね。愛を拒否されたわけだから。それで愛なんて信じないって人もいるくらいでね。」 そこでクライアントさんの反応を見ます。 もし、ヒットしてるんであれば必ずそのサインが出ます。 首をかしげていても、伏し目がちになって何かを思い出している表情ならばヒットしてます。 でも、こちらの目を見て「違います」的な意思を示す場合には、今はそこに触れないでほしいって合図でもあります。 だから、この話題はやめてしまってもいいでしょう。 「そうね、ちょっときつい質問でした?すいません。」と素直に謝るのが良いです。 “掘り起こし”って私は呼んでるんですけど、クライアントさんの心の中を掘り下げて行って様々な宝物(愛、才能、ギフト)などを見つけて行くんです。 で、この拒絶タイプの方は硬い土の人(笑)なかなか掘れません! だから、あの手この手を使うわけです。 この時、私の話はその土の中に隠れているであろう「愛」にフォーカスし続けます。 だから、そこではクライアントさんの素晴らしさ、魅力、長所などを引っ張り出していくんですね。 「お母さんがそれだけヒステリックな方でしたら、何やっても否定されますよね?お母さんのためにって一生懸命やったことでも否定されたら、そら、やってられんわってなりますよね」 「それだけお母さんのことを助けた人って他にいると思う?」 「それくらいお母さんのことを愛した人っているのかな?」 そうして内なる愛に気付かせてあげると、だんだん表情が和らいでいきます。 こうしたやり方は自信がないとなかなかできないものですが、クライアントさんの表情を見ながらYes/Noをキャッチできるようになるにはそれなりの経験が要りますね。 私の場合は、始めにあれこれ話を聞いて(質問して)情報を引き出しています。 お母さんがどんな人だとか、そのためにどんだけ頑張ったのか。 また、そうした行動を見ながら、その人の長所、価値、才能を探しておきます。 そして、いざ掘り下げる時にその話を放り込むわけですね。 そのためにはある程度の心理学的知識や、人の心理を学んでおく必要があって、「お母さんがヒステリックで、その愚痴を聞き続けた場合、耐える、受け入れる、という愛し方をする人」って知らないと、そこ褒めてあげられません。 そうした知識や経験を総動員してカウンセリングをしていきます。

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時々こういうご質問を頂きます。 ちなみに私はカウンセラーとしての資格は持っていません。 じゃあ、カウンセラーとしての資格って何があるのか?っていうと・・・一番有名なのは「臨床心理士」であり「産業カウンセラー」でしょうか。 実はどちらも“民間資格”なんですよね。臨床心理士の方は若干公的資格っぽいですけど。(医療現場や学校等で用いられるものなので) それで昨年、初となる国家資格となる“公認心理師”という資格が生まれました。 で、元々カウンセラーをする上での国家資格というものが日本では存在しなかったので、民間のカウンセリングスクールがこぞって資格の発行をしています。 だから、カウンセラーの資格ってほんとめちゃくちゃいっぱいあります。 最近流行の資格ビジネスの一つにもなってきてるので、まだまだ増えそうですね。 で、その資格が役に立つか?ということなんですが、自分がどこで活躍したいか?ってところにかかってくると思うんです。 例えば、ある方はスクールカウンセラーを志望されているので大学院を卒業して臨床心理士の資格を取られました。 またある方は精神保健福祉士という資格を取って役所でソーシャルワーカーとして仕事されています。 そうした公的な側面でカウンセラーとして活動したいのであれば資格は必須だと思います。 また、企業内で活動するカウンセラーも最近は増えてきているようですが、その場合も、それなりに知名度や影響力のある資格を取っておいた方がいいですよね。(産業カウンセラーや臨床心理士など) ただ、そうした目的がない場合に資格を取るのはどうか?というと、私はいつも「もし、興味があったら取るといいですよ」って答えています。 「ないよりもあった方がいいかなあ~」という風に今のところは感じています。 というのも資格を持っているからといって仕事が来るわけではないからです。 それこそ以前私が勤めていた神戸メンタルサービスでは年に何人かの「臨床心理士」さんや「外国で心理系の資格を取った方」から就職の問い合わせがありました。 また、今、活躍されている方を見回しても資格を前面に出してやってらっしゃる方はほとんどいないと思います。 国家資格が生まれてこれからどうなるかは分かりませんが、少なくても今時点では、資格が仕事を保証してくれるものではありません。 そもそも国家資格として超メジャーな「医師」「弁護士」ですら、集客に苦労される時代ですからね~。 知ってます?コンビニよりも歯医者さんの方が断然多いんですよ!そりゃあ、潰れますよね~。 だから、資格を取る取らないに関わらずカウンセラーとして活動されるのであれば、カウンセリングスキルはもちろん、営業努力(集客)は必須だろうと思います。 ただ、日本人は権威に弱い(笑)ので、プロフィール欄に自分が取った資格をずらっと並べて書いておくと「なんか、この人、いろいろ勉強してるから大丈夫だと思う」という安心感をクライアントさんに与える効力はあると思います。 あと、資格を取る、取らないは別にしても、いろんなスクールや講座、セミナーに通って心理を学ぶことは超重要だと思っています。 学んできた心理学的知識はカウンセリングをする上で土台になってくれるものですからね~。 これって私の個人的な考えなのであくまで参考程度にお読みくださいね。

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今日の記事はクライアントさんにはあまり読んでほしくないのですが(笑)、皆さんはカウンセリングの記録って残していますか? これ、刑事事件なんかの場合は提出が半強制的に求められることがあるんですよね。 民事の場合はケースバイケースですが。 以前、こんな例がありまして。私の知り合いのカウンセラーのケースですが。 警察から「○○さんご存知ですか?」って電話がかかってきたんです。 「○○さんがあなたのカウンセリングを受けた、とおっしゃっているのですが、その証拠となるもの、また、会話の内容については何らかの資料をお持ちでしょうか?」 ○○さん、とある事件を起こしてその裁判資料としてカウンセリングの実績を拝見したい、と。 その後、○○さんの弁護士さんから同じような照会があり、無実、もしくは罪の軽減のために証人として法廷に立ってほしい、と依頼されたとのこと。 実際、カウンセリングは1回のみでさほど深い話を聞いたわけでもなく、○○さん本人の希望によりその記録を提出したのみで法廷には立たず、その後はどうなったか分からないそうです。 これ、皆さんの身にも起こりうることです。 そもそもカウンセリングという行為そのものが法律的に定義されているわけでもなく、記録を残す義務もないと言えばないのかもしれませんが、ちょっと注意しておいた方がいいことだと思うんです。 だから、カウンセリングされた場合は何らかの記録を残しておいた方がいいんじゃないでしょうか? もちろん、多くの方は「次にお会いした時のための記録」として残していらっしゃると思いますが。 保管期間も当然、明示されてないわけですが、とりあえず2年くらいは残した方がいいんじゃないか?って弁護士さんから聞きました。 * じゃあ、記録、というか、カルテに何を書けば良いか?というと私はこの3点でよいと思ってます。 ・日時(年月日に時間は何よりも重要ですね) ・主訴(クライアントさんのご相談の主な内容) ・やり取りの記録(こんな質問された、こんな話をしてもらった、という概要) あともし、提案型のカウンセラーをされているのであれば、 ・どんな提案をしたのか? も書いておくといいかもしれません。 * ただ、カルテを作った場合、守秘義務のためにきちんと保管しておかないと大変ですよね。 私は自宅の鍵のかかるところに入れていて、古くなったもの(前の会社時代のものは規定により処分義務がある)はシュレッダーでこまめに処理しています。 パソコンに入れて管理している方も知っていますが、それもちょっとしたリスクが発生しますよね。(パスワード管理等) お客様にとってはものすごく大切なプライバシーを扱うお仕事ですから、そこは必要以上に注意が必要ですね。

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カウンセラーやコーチ、セラピスト、ヒーラーさんからこんな質問を良くいただきます。 「カウンセラーとしてやっていくにはあと何が必要でしょうか?」 実はこの週末の名古屋でもこの質問を頂いたんです。 私は即、思いましたね。 「ネタ、ゲット!」(笑) 聞けばある程度勉強されていて、ご自身もカウンセリングを受けていて、定期的にセミナーにも通っていらっしゃるそうなんです。 「始めてから修正していけばいいんじゃない?」 基本的に私はこの主義なんですね。 「とりあえずやってみる。」 「修正して継続してみる。」 「うまく行くように工夫してみる。」 「ダメならサクッと撤退しても良い。」 クレームもチャンス!と思う私にとって、企画して失敗して撤退することなんてネタ以外の何物でもありません。 数年後にきっと見事な笑い話に仕上げられると思っています。 「いやあ、大阪のとある高級ホテルでランチ会企画したら1週間前時点で申し込みが2名。しかも、その会場はコネを使って押さえたところなので下手するとマネージャーの顔に泥を塗ってしまう。となれば、早めに頭下げなきゃって思って中止にしたんです。 いやあ、ほんま、申し訳ないことしたと思って、それ以来、そのホテルには足を向けて寝れませんよ。実際、近くには行きますけれど全然顔出してませんしね。 これを罪悪感って言うんですよ・・・」 まだオチが弱いので数回披露したに過ぎませんが、いずれ、大爆笑取れるものにしたいと思ってます。 それにはやはりそのホテルのバンケットルームで開催できるくらいにはならねば、ですね!! 失敗って自分が失敗と思わなければ失敗じゃないんです。 17,8年前、私は30~40名入るセミナールームにお客様が2人だけ、という体験をしたことがあります。 その時に思ったのは、この思いをしっかり噛みしめよう、この体験はものすごく貴重なものだからしっかり胸に刻もう、ということでした。 失敗は自分が認めなければ失敗にならないのですから、もし仮に思った通りに行かなくてもそこで修正を加え続けて行けば成功につながるんです(^^) だから、準備ができて、やる気になっているんなら、とりあえず始めてみる、ということがお勧めです。 やって失敗することよりも、やらなくて後悔することの方が、悔しさは大きいですよね。 勇気がなくて手出しできなかった方が、がたがたのイベント企画するよりもずっと自分を責めますよね。 とりあえずやってみて、どんどん修正かけていくんです。 その方が当初思うよりもずっといいところに行けると思います。 まあ、そういうことを言うてる人間なので、常に思い付きの企画。 その時にひらめいたテーマで進めていく。 それゆえに、一貫性、統一性、連続性のない事態となっているわけですけどね。 大丈夫です。 もし、必要となればそういう連続したイベントを企画できる人が現れますから(それはもう絶対的に私の仕事じゃないのです(笑))。 だから、きちんとなすのが好きな方は今日のメルマガはスルーしてください。 ほんと、それはタイプによりますからね。

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勢いとパワーでぐいぐい押すタイプ そっと見守るタイプ 論理的に伝えるタイプ 直感的にお告げするタイプ 共感して仲間・友達意識を作るタイプ 先生的に教える(ティーチング)タイプ 俺についてこいタイプ 厳しいことを言うスパルタタイプ クライアントが「このひとみたいになりたい」って思うヴィジョンタイプ やる気スイッチを見つけるのが上手なモチベーションアップタイプ 感情をぐいぐい動かして泣いたり笑ったりさせるタイプ なんでも引き受けてくれる兄貴・姉貴タイプ 受け入れて安心感をたくさんくれるお母ちゃんタイプ こいつみたいになりたくないと思わせる逆ヴィジョンタイプ 物語を語って惹き付けるストーリーテラータイプ 実践したことを伝えるリーダーシップタイプ 論理的なタイプはパワータイプの情熱や結果に憧れ、 パワータイプは論理タイプの冷静さに憧れ、 見守る系、寄り添い系は、ぐいぐい引っ張れる人に憧れ、 情熱的にカウンセリングするタイプは、そっと見守ることができる人に憧れる。 ないものねだりと自己否定。 これがひっくり返ると嫉妬になり、相手を否定することになる。 ティーチングなんてコントロールじゃないか。 ぐいぐい押すのも悪くないけどクライアントの感情無視してるでしょ? 論理的に行ったって頭で分かっても結果が出せないクライアントばかりになるでしょ? 私はあなたみたいにはなれないって言われない? 何でも引き受けてくれるって言う割にお金取るし、いざって時にいてくれないでしょ? あなたがどんなタイプになりたいか?って議論はもうやめにしましょう。 私はこんなタイプだな、ってただ受け入れて、そこで自分ができることを自分なりにやっていくことの方が大切なんじゃないでしょうか? だってもう大人なんだし、自分のことはもう分かってるでしょう? (先生タイプ+論理タイプ+見守るタイプ)の自分ができることって何? 理解すること。 諭すこと。 説明すること。 安心させること。 (情熱タイプ+ヴィジョンタイプ+リーダーシップタイプ)の自分ができることって何? 自分がどんどん笑顔になること、成功すること。 大丈夫よ!って励ますこと。 かつての自分をみんなに見せること。 それぞれ役割があると思えばいいんです。 それの良し悪しはなくてタイプだけ。 ヒマワリやバラは華やかで、百合はしっとりしていて、桜は儚いとか、そういう感じね。 「世界に一つだけの花」を聴きましょう(笑) 私ができることは何? それをぜひメモしておいてカウンセリングの前に眺めるようにしましょう。 いわばそれもまた「カウンセラー・クレド」になりますね。

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つくづく「僕ってカウンセリングへたくそだなあ」と思うことが良くあります。 カウンセリングしていてクライアントさんの気持ちを汲めなかったり、理解できなかったり、合わなかったり、気の利いたことを言えなかったり、うまく自分が思っていることを伝えられなかったり。 笑い 希望 安心 というのをお届けしたいと思っています。 この3つが私のこだわりなのですね。 相性てのも確かにあります。 苦手な人もいます。 最近はよく言えば分かりすぎてしまうってケースが良くあるんですね。 「ああ、このパターンで今までうまく行ったことってあまりないよなあ」みたいな感じ。 そうするとついつい「うーん、難しいんだよなあ~」って言ってしまったりします(我慢ができないタチなので(笑)) そこからできるだけやる気になるような、前向きになれるような話をしたいと思うんだけど、「うーん、難しいなあ」という思いに私自身が引っ張られてるからなかなか自分のテンションが上がりません。 そういうときは申し訳ないなあ、と思ってしまいます。 ○○さんだったらもっと情熱的に何とか頑張りましょう!って言うんだろうなあ。 ○○さんだったらここでグッとツッコんで号泣させてしまうんだろうなあ。 ○○さんだったら「大丈夫ですよ、私がついてますから」って言って安心させてあげるんだろうなあ。 などと思いついてはつくづく「自分がカウンセリングがへたくそだなあ」という思いに至るわけです。 これ、本音ですからね(笑) 時には「俺ってカウンセリングに向いてないんじゃ?」と思うこともしばし(笑) あ、とはいえ「へたくそだなあ」と思っても自分を責めたりするわけじゃありません。 ただ、そう思うだけ。 そもそも「今、自分にできることを、できる範囲でやる」ということは徹底しているので、テンションが上がらなければ上がらないなりにそれなりのことをします。 それもまた「テクニックで交わしちゃってるんじゃないかなあ?」などと反省したりするんですけどね。 難しいオトコゴコロです(笑) でも、へたくそだなあ、と思うから、勉強したいと思うし、他の人のやり方を知りたいと思うし、出会いが欲しいと思うし、それでも来てくれるクライアントさんに感謝だし。 そんな風に思うのです。 勉強会でデモセッションやるんですね。 あれ、正直、怖いところもあるんですよ。 でも、失敗してるところも見てほしいって思いがあるんですよ。  ああ、根本さん、困ってるなあ、とか。  それって力技だよなあ、いいのかなあ?とか。  クライアントさんと全然噛み合ってないよね、とか。  そんなこと言っちゃて大丈夫?とか。 私のカウンセリングの勉強って、一番はお師匠さんがカウンセリングしてる姿をずっと見ることだったんです。(グループセラピーというのをやってたので) それこそ何百本も師匠のカウンセリングを見て来たと思います。 同時に何度もセッションしてもらいましたし。 そうした経験が自分にフィードバックされて今のスタイルが出来上がっています。 逆に自分がトレーナーとして何十人の前でカウンセリングをする機会も何百回も持たせてもらいました。 それを見て後輩たちが学んで育ってるとも思ってきました。 たまにですが「あのセッション、なんであの方向でやったんですか?」て聞いてくれる後輩もいましたから。 だから、「見る」という経験がとても役立つと思うので、毎回デモ・セッションはやっていこうと思ってます。 怖いけど。 でも、一方で、「根本さんってやっぱりすごい」って言われたいって気持ちもあるので(笑)

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集客というのが皆さんぶつかる壁だと思うんですね。 それで最近はコンサルさんというありがたい存在が出て来て色々とノウハウを教えてくれます。 それも一般論やありきたりなやり方を押し付けるのではなく、ちゃんとその人に合った方法を教えてくれる方もいらっしゃるようです。 ちなみに私は本格的なコンサルさんは付けておりません。 故に、戦略性もなく、この思い付きのみで行動することとなりバタバタしている今日この頃です(笑) ○どうしてあなたのところにお客さんが来てくれるんですか? 人が集まっている方も、集まっていない方もこの質問に答えてみてください。 集まってない方は集まってることを想像しながら。 ・ちゃんと理論的に説明してくれるから ・そんなに深刻に扱わないから ・分かりやすいから ・どうしたらいいか教えてくれるから ・経験が豊富だから ・面白いから ・ユーモアがあって面白いから ・信頼できそうだから などなど。これは私が今思い付きであげてみたんですけど、皆さんはどう??? 売れてる人、人気のある人って、ここで出てくる「長所」をちゃんとブログなりメルマガなりSNSで表現できてると思うんです。 一番分かりやすいのは「お客様の声」として紹介してみる。 あるいは、文章の中に *** 昨日来てくださったお客さんが「根本さんって難しいことを緩く扱ってくれるからいいんですよね~」って褒めてくださったんですけど、え?そう?ありがたいなあ?とニヤニヤしながら受け取る努力をしてみました~。 *** みたいに忍ばせてみる。 これって自分のセールスポイントを自分で見出す質問なんです。 でも、集客できてないと自信もないので、なかなかこの素晴らしいセールスポイントを表現できていないパターンが出てくるんです。 また、「お客様の声」を紹介すると次のような宣伝効果もあります。 「私のカウンセリングを受けるとこんな効果がありますよ。こんな思いを体験できますよ。」という。 これってすごく基本的なことで私なんぞは15年以上前からやってるのですが、クライアントさんって「受けたらこうなります」という体験にお金を払ってくれるんですね。 「気持ちが楽になる」 「解決方法が分かる」 「希望が持てる」 「分かってもらえて安心する」 というところにお金を払ってくれるんです。 私の師匠にもこれは口を酸っぱくして言われた記憶があります。 でも、お客さんがいないと「お客様の声」って書けないでしょう? モニター募集してもいいですが、この辺で「仲間」って使えませんか? 「仲間」って前向きにあなたのカウンセリングを捉えてくれるんです。 だから、あなたの予想もしない利点を見つけてくれることもあるんです。 私の勉強会でもそんな機会をおいおい作っていきたいと思います。 仲間づくり、出会いの場としても活用してもらえたら嬉しいです。

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自信=自己承認×経験、という図式から少し離れてしまうのですが(経験に属すると言えますね)、「理論体系」は自信の根拠になるものの一つです。 ただ、理論に依存すると頭でっかちになってしまいますけどね。 カウンセリングって一般的にはバックヤードに心理学があります。 心理学も多種多様で、ユングだ、フロイトだ、アドラーだ、何やらだ、となるわけですが、ひとつの指針として、頼るべき柱としてそうした心理学が役立つことはとても多いです。 例えば、私は「投影」という心理学の現象を多用します。 「上司との関係で問題があるんです」という方に、「上司とも問題あるけれど、ラスボスはお父さんだよ」って心理分析をします。 上司との問題は表面上のもの、その背景にあるお父さんとの関係を処理した方が、上司との関係改善は早くなる、というのは「経験」+「理論」のなせる業です。 特に自立的なクライアントさんは「理屈でも理解できる」ということを求める方が多いので、そこで心理学的な知識はとても役立つのです。 とはいえ、理屈が苦手な方も多いと思いますが、その点、心理学は理論ぽいんだけど、実はちゃんとした論理でないところも面白いところ。 「こういう風に言われる」 「こういう傾向にある」 という確率論的言い方をすることが多いので、あまり頭は使いません。 もっと感覚的に、直観的に理解できるのが面白いですね。 私の場合はそもそもが、ヴィジョン心理学という心理学をベースにしていて、そこから、様々な方から耳にした知識を詰め込んでいます。 本も読まなくはないですけど、実際はセミナーから入る知識の方が圧倒的に多いですね。 (だからお勧めの本は?って言われるととても困ってしまうんです(笑)) だから私は興味ある講師がやっている心理学講座などに出かけてみるのがいいと思いますし、それが面白ければその体系を一通り学んでみると軸になります。 そして、それを教えている人が「師匠」になりますし、いざというときは助けになるでしょう。 理論、という背景を持つのも自信を持つ秘訣、というお話でした。

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このテーマだけで1DAYワークを作るので、方法論だけ言えば無限にありますね。 「自信」=「自分を信じる」ってことですから。 一般向けのセミナーでよく語っている公式があります。 「自信=自己承認×経験」 自分のことをどれくらい認められるか?(自己承認)に経験をかけたもの。 つまり、どれだけ経験があっても自分を承認できてなければ自信にはならないし、自分をどんだけ認めていても経験がなければ自信にはならないって式です。 カウンセラーで言えば、やはり「経験」というのが圧倒的に少ないんじゃないのか?って思うんです。 カウンセラーとしての「経験」って私は3種類くらいあると思うんです。 一つ目は人生経験。 二つ目はカウンセリング経験。 三つめは臨床体験。 一つ目はその人の人生そのものの体験。 離婚カウンセラーの多くは自分自身が離婚や離婚の危機を体験されてる方ばかりのはず。 自分自身がその経験をしていることで説得力もあれば、その経験が自信を与えてくれます。 二つ目はそのものですね。何本、何年カウンセリングをしたか、という実績。 この数が多ければ多いほど自信につながります。 私の場合、面談カウンセリングで自信が付いたな、と実感できるまで優に500本以上かかりました。年数にすれば5年くらいでしょうか。 そもそも私は自信のないタイプで、かつ、慎重派ですので、自信が付いた、と表現するのも相当ネガティブ(慎重)な判断です。 このカウンセリング経験をいかに増やすか?というのは永遠のテーマですね。 しかも、無料でするのと有料では全然また違いますが、とりあえず無料であったとしてもガチのカウンセリングをどれくらいできるか?ってのは自信を付けるには必須項目かと思います。 お客さんが少ないときにどうしたら経験を積めるか?と言えば、ひとつは仲間同士でカウンセリングし合うこと。 3人一組になってやる実習、皆さん、されたことありませんか? 1人がカウンセラー役、もう1人がクライアント役、残る1人がオブザーバー。 これで自分もカウンセリングができるし、他人のカウンセリングを観察(オブザーブ)することができて、経験値はグッとアップします。 私は昔、自宅を開放してカウンセリング勉強会をしていたのですが、そこに来てくれた仲間たちから本当に多くのことを学びました。 ある人はクライアントにものすごく共感していくタイプ。 ある人はすぐにはピンとこないけど、なんか深いところに響く直観(お告げ)タイプ。 ある人はきちんと論理だって筋道立てて説明してくれるタイプ。 ある人は自分の人生経験を語るタイプ。 実はこれに三つめの「臨床体験」の要素が入ってきます。 臨床体験は大きく二つの意味があります。 ひとつは自分自身がクライアントになること。 もう一つはカウンセリングしている姿を実際に見る(観察する)こと。 自分自身がクライアントになることによってカウンセリングがどのように進められるのか?を体験できると同時にクライアントさんの気持ちも理解できるようになります。 また、私もこれで学んだわけですが「カウンセラーがカウンセリングをしている姿を見る」という臨床経験はやはり重要ですね。 ある種「師匠のカンナ掛けを見ながら自分の腕を磨く」みたいなもので、人のふり見て我がふり直せってのはとても大切な臨床経験となりますし、自信にもなります。 皆さんもカウンセラーになる前にクライアントになった経験がある方が多いと思いますが、もう一つの臨床体験もぜひ探し求めてみてください。 「ああ、これでいいんだ」という実感もあれば、「へえ、そういう風に見るんだ」という発見もあります。 私のグループカウンセリングや問題解決セミナー、夫婦問題専門セミナーにそういう目的でいらっしゃる方がちょくちょく増えてきました。 「こんないい加減でいいんだ~」なんて実感してもらえたら幸いです(笑) カウンセラーとして自信を付けるための「経験作り」。 ここに意識を向けてみることも大切ではないでしょうか。

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カウンセラー向けのセミナーなどを通じてカウンセラーさんの話を伺うと、「自信がない」という言葉をよく耳にします。 私も自信のないカウンセラーなので、その気持ちはよく分かります(笑) 自信なんてどうしたら付くんでしょうね。 例えば、クライアントさんからこんな話を聞きました。 「あるカウンセラーさんのカウンセリングを受けたんですが、終始上から目線であれこれ言われまして、こちらが言い返してもダメ出しされるっていうか、自分の意見にめちゃくちゃ自信持ってるみたいなんです。分からない、あなたがおかしい、くらいの勢いで言われちゃって・・・」 私からすれば、そこまで言い切れるってすげーな、と思っちゃうんですけど、クライアントさんにはこんな話をしたんです。 「そのカウンセラーさん、すっごく自信ないんですよね。だから、自分の意見を押し付けるっていうか、言うだけになっちゃって、それ以外の意見を受け入れられないんです。だから、見た目とか態度とかからは信じられないかもしれないけれど、ほんとは自信のないカウンセラーさんなんです。」 自信があるかないかってのは私は「許容量」によって測れると思ってるんです。 カウンセリングに限らないのですが。 私が知っている自信のある人って、たいていは穏やかな態度をしています。 そして、自分の意見を言う前に相手の話をきちんと聞いて、そして、その話に一定の理解を示します。 その上で、必要に応じて自分の意見を言います。 ・・・まあ、私がそういうカウンセラーを目指しているがゆえの偏見かもしれませんけどね。 自信満々に見せてる人、この人すごいな!って人は実は自信のない人に多いんです。 つまり虚勢張ってるっていうか。 「すごいぞ!」って見せないと「すごい!」って思ってもらえないからそういう演出しちゃうんですね。 でも、本当にすごい人って「すごいってことがバレたら近寄りがたくなっちゃうじゃん」という理由から、むしろ、すごさを見せません。 「ふつうのおっちゃんだなあ」と思って話をしてるとどんどん引き込まれてファンになっちゃう・・・そんな感じなんですよね。 そして、それが私の理想でもあるので、これまた偏見かもしれませんが。 * 私もカウンセラーとして駆け出しのころは全然自信がありませんでした。 なので、自分が意見を言うことが怖かったし、何か言ってそれに「いや、違います」って言われるのがすごく怖かったんです。 そういう状況だと「決め付け」をしたくなります。 「~なんです」って言い切りたくなります。 また、相手の話も自分の器に合うように聞いてしまいます。 「ああ、この問題は旦那さんに素直になれないってのが原因だな」と思ったら、すべての話を「素直じゃない私の話」として聞いてしまいます。 相手の価値観や言い方の癖まで意識が及ばず、どうしても、自分主体で聞いてしまうんです。 実際、話を聞くって難しいです。 相手の器を理解できるくらいの余裕がないといけませんから。 どうしたって自分主体で話を聞いてしまうんですね。 それが自信が付いてくると変化が面白くなってきます。 「ほほー、そう来ましたかー」 「え?そういうパターンもあるんだー」 という風に、自分の思いと違う反応が楽しくなってくるんです。 さて、どうしたらそんな風になれるのでしょうか??? 長くなってきたのでまた明日、お伝えしたいと思います。

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