8月 2016

                               

集客ツールとしてブログやメルマガを使ってる方が多いと思います。 時々、カウンセラーの方からブログの書き方についてご相談を受けるので、私が意識していることを紹介しますね。 【1記事1ネタ】 ひとつの記事で訴えられることは一つに絞った方がいい、というアイデアです。 その方が分かりやすいでしょう? 今回の記事で言いたいことはコレ一つです!!って書き方をする感じ。 例えば、今日の記事は「誰もが魅力がある」ってことを伝えたいとするならば、そのことだけに絞って書きます。 でも、書いてるとついつい話題が広がって「魅力の見つけ方」とか「魅力の受け取り方」とか、魅力とは逆の「無価値感」とか「罪悪感」に言及しちゃったりします。 また、さらに話が広がって、恋愛ネタを書いていたのに 「これはビジネスの現場でも同じことが言えるんです。  あなたは職場でどんな風に魅力を発揮していますか?  ・・・・・・・  ・・・・・・・」 なんてビジネスの話にまで広がると、読者は混乱してしまいます。 だから1つの記事にテーマは1つだけってことを原則としています。 どうしても流れ上、2つのテーマが必要になっちゃうこともあります。 そういう時は、ちゃんとそのことを断ります。 「今日は誰もが魅力があるって話をお伝えしてるんですけど、ちょっと脇に逸れて、  今から無価値感についてちょっとお話させてくださいね。」 という風に。 で、そういう1記事1ネタで書いていると、ハッシュタグを付けるなり、サマリーを付けるなりするのがとっても楽なんです。 記事の最初や最後に「まとめの2行」を書いてもいいですしね。(私は最初に3行ほど書いてますが) そうすることで、この記事は何のことを言ってるんだ、ということを訴えやすくなるんです。 そして、それが最も大事なタイトルにも反映できますね!

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皆さんはカウンセリング中は黙って聞いているタイプですか? それとも比較的しゃべる方ですか? 話ができる方はストーリーテラーの才能をお持ちの方も多く、自分のトークでクライアントさんをリードすることができる方です。 私はその後のセッションに続けるためにも、また、長らくグループセラピーという舞台が主戦場でしたし、そもそも師匠がそうなので、しゃべること、は必須だと思っていました。 だから、カウンセリングなのにクライアント以上にしゃべることが多いです。 例えば、こんな感じで話をしていきます。 セミナーでよくこんな質問をするんですね。 「あなたを幸せを願ってくれている人は誰ですか?」 この実習を3分やるだけでセミナールームの雰囲気が変わります。 そして、それぞれが愛と繋がり始めて、人によっては涙が溢れてきます。 ところがこの質問を1対1のカウンセリングですると、うまく行くときも多いですが、ちょっと違う空気になることがあります。 「思い当たりません。」 「いません。」 って答える人もいます。 そんな風に言われたら皆さん、どうします??? 「え?そんなこと言われても困るんだけど・・・」って思います? 3分真剣に考えて思いつかない、という人と、比較的すぐに思いつかないと言う人ではちょっと違うんですね。 前者の場合はほんとに思いつかないんだろうと思います。 だいぶ自分に厳しい人か、かなり厳密な思考タイプの人に多いです。 つまりは男性や自立系女子に多いです。 だから、「それだけ一生懸命考えるところに意味があるんです。思いついたときにぜひ探してみてください。必ずいます。それだけ真摯な態度で物事に向き合えるあなたのことを応援してる人って必ずいますから」なんて言えます。 後者の場合は、怒ってる人、拗ねてる人。考えたくない人。反抗してる人。 だから、そこを認めてあげるんです。 「あなたはきっと愛してきた人なんですね。誰のために頑張ってきたの?誰のために一生懸命やってきたの?」 という方向性で見るといいでしょう。 受け取れない場合は与える方向で、ということです。 もちろん、後者のタイプの人はニーズが強く、分かって欲しい、認めてほしいって欲求が強いことが多いです。 でも、そのニーズにひっかかるとケンカみたいになるので、そこは違う見方をするんです。 それが先ほどのセリフ。 「誰を愛して来たのでしょう?」って聞いても答えないかもしれません。 「誰も愛して何ていません」って言うことが多いでしょう。 でも、大丈夫なんですよ。それで。 もし、あなたがしゃべれる人ならば、そこでその人の価値をいっぱい伝えながら、その中にある愛とつなげてあげるといいでしょう。 「いっぱい愛したのに、その人のために頑張ったのに、分かってもらえない、いや、むしろ、否定されたりしたら辛いよね。愛を拒否されたわけだから。それで愛なんて信じないって人もいるくらいでね。」 そこでクライアントさんの反応を見ます。 もし、ヒットしてるんであれば必ずそのサインが出ます。 首をかしげていても、伏し目がちになって何かを思い出している表情ならばヒットしてます。 でも、こちらの目を見て「違います」的な意思を示す場合には、今はそこに触れないでほしいって合図でもあります。 だから、この話題はやめてしまってもいいでしょう。 「そうね、ちょっときつい質問でした?すいません。」と素直に謝るのが良いです。 “掘り起こし”って私は呼んでるんですけど、クライアントさんの心の中を掘り下げて行って様々な宝物(愛、才能、ギフト)などを見つけて行くんです。 で、この拒絶タイプの方は硬い土の人(笑)なかなか掘れません! だから、あの手この手を使うわけです。 この時、私の話はその土の中に隠れているであろう「愛」にフォーカスし続けます。 だから、そこではクライアントさんの素晴らしさ、魅力、長所などを引っ張り出していくんですね。 「お母さんがそれだけヒステリックな方でしたら、何やっても否定されますよね?お母さんのためにって一生懸命やったことでも否定されたら、そら、やってられんわってなりますよね」 「それだけお母さんのことを助けた人って他にいると思う?」 「それくらいお母さんのことを愛した人っているのかな?」 そうして内なる愛に気付かせてあげると、だんだん表情が和らいでいきます。 こうしたやり方は自信がないとなかなかできないものですが、クライアントさんの表情を見ながらYes/Noをキャッチできるようになるにはそれなりの経験が要りますね。 私の場合は、始めにあれこれ話を聞いて(質問して)情報を引き出しています。 お母さんがどんな人だとか、そのためにどんだけ頑張ったのか。 また、そうした行動を見ながら、その人の長所、価値、才能を探しておきます。 そして、いざ掘り下げる時にその話を放り込むわけですね。 そのためにはある程度の心理学的知識や、人の心理を学んでおく必要があって、「お母さんがヒステリックで、その愚痴を聞き続けた場合、耐える、受け入れる、という愛し方をする人」って知らないと、そこ褒めてあげられません。 そうした知識や経験を総動員してカウンセリングをしていきます。

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時々こういうご質問を頂きます。 ちなみに私はカウンセラーとしての資格は持っていません。 じゃあ、カウンセラーとしての資格って何があるのか?っていうと・・・一番有名なのは「臨床心理士」であり「産業カウンセラー」でしょうか。 実はどちらも“民間資格”なんですよね。臨床心理士の方は若干公的資格っぽいですけど。(医療現場や学校等で用いられるものなので) それで昨年、初となる国家資格となる“公認心理師”という資格が生まれました。 で、元々カウンセラーをする上での国家資格というものが日本では存在しなかったので、民間のカウンセリングスクールがこぞって資格の発行をしています。 だから、カウンセラーの資格ってほんとめちゃくちゃいっぱいあります。 最近流行の資格ビジネスの一つにもなってきてるので、まだまだ増えそうですね。 で、その資格が役に立つか?ということなんですが、自分がどこで活躍したいか?ってところにかかってくると思うんです。 例えば、ある方はスクールカウンセラーを志望されているので大学院を卒業して臨床心理士の資格を取られました。 またある方は精神保健福祉士という資格を取って役所でソーシャルワーカーとして仕事されています。 そうした公的な側面でカウンセラーとして活動したいのであれば資格は必須だと思います。 また、企業内で活動するカウンセラーも最近は増えてきているようですが、その場合も、それなりに知名度や影響力のある資格を取っておいた方がいいですよね。(産業カウンセラーや臨床心理士など) ただ、そうした目的がない場合に資格を取るのはどうか?というと、私はいつも「もし、興味があったら取るといいですよ」って答えています。 「ないよりもあった方がいいかなあ~」という風に今のところは感じています。 というのも資格を持っているからといって仕事が来るわけではないからです。 それこそ以前私が勤めていた神戸メンタルサービスでは年に何人かの「臨床心理士」さんや「外国で心理系の資格を取った方」から就職の問い合わせがありました。 また、今、活躍されている方を見回しても資格を前面に出してやってらっしゃる方はほとんどいないと思います。 国家資格が生まれてこれからどうなるかは分かりませんが、少なくても今時点では、資格が仕事を保証してくれるものではありません。 そもそも国家資格として超メジャーな「医師」「弁護士」ですら、集客に苦労される時代ですからね~。 知ってます?コンビニよりも歯医者さんの方が断然多いんですよ!そりゃあ、潰れますよね~。 だから、資格を取る取らないに関わらずカウンセラーとして活動されるのであれば、カウンセリングスキルはもちろん、営業努力(集客)は必須だろうと思います。 ただ、日本人は権威に弱い(笑)ので、プロフィール欄に自分が取った資格をずらっと並べて書いておくと「なんか、この人、いろいろ勉強してるから大丈夫だと思う」という安心感をクライアントさんに与える効力はあると思います。 あと、資格を取る、取らないは別にしても、いろんなスクールや講座、セミナーに通って心理を学ぶことは超重要だと思っています。 学んできた心理学的知識はカウンセリングをする上で土台になってくれるものですからね~。 これって私の個人的な考えなのであくまで参考程度にお読みくださいね。

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今日の記事はクライアントさんにはあまり読んでほしくないのですが(笑)、皆さんはカウンセリングの記録って残していますか? これ、刑事事件なんかの場合は提出が半強制的に求められることがあるんですよね。 民事の場合はケースバイケースですが。 以前、こんな例がありまして。私の知り合いのカウンセラーのケースですが。 警察から「○○さんご存知ですか?」って電話がかかってきたんです。 「○○さんがあなたのカウンセリングを受けた、とおっしゃっているのですが、その証拠となるもの、また、会話の内容については何らかの資料をお持ちでしょうか?」 ○○さん、とある事件を起こしてその裁判資料としてカウンセリングの実績を拝見したい、と。 その後、○○さんの弁護士さんから同じような照会があり、無実、もしくは罪の軽減のために証人として法廷に立ってほしい、と依頼されたとのこと。 実際、カウンセリングは1回のみでさほど深い話を聞いたわけでもなく、○○さん本人の希望によりその記録を提出したのみで法廷には立たず、その後はどうなったか分からないそうです。 これ、皆さんの身にも起こりうることです。 そもそもカウンセリングという行為そのものが法律的に定義されているわけでもなく、記録を残す義務もないと言えばないのかもしれませんが、ちょっと注意しておいた方がいいことだと思うんです。 だから、カウンセリングされた場合は何らかの記録を残しておいた方がいいんじゃないでしょうか? もちろん、多くの方は「次にお会いした時のための記録」として残していらっしゃると思いますが。 保管期間も当然、明示されてないわけですが、とりあえず2年くらいは残した方がいいんじゃないか?って弁護士さんから聞きました。 * じゃあ、記録、というか、カルテに何を書けば良いか?というと私はこの3点でよいと思ってます。 ・日時(年月日に時間は何よりも重要ですね) ・主訴(クライアントさんのご相談の主な内容) ・やり取りの記録(こんな質問された、こんな話をしてもらった、という概要) あともし、提案型のカウンセラーをされているのであれば、 ・どんな提案をしたのか? も書いておくといいかもしれません。 * ただ、カルテを作った場合、守秘義務のためにきちんと保管しておかないと大変ですよね。 私は自宅の鍵のかかるところに入れていて、古くなったもの(前の会社時代のものは規定により処分義務がある)はシュレッダーでこまめに処理しています。 パソコンに入れて管理している方も知っていますが、それもちょっとしたリスクが発生しますよね。(パスワード管理等) お客様にとってはものすごく大切なプライバシーを扱うお仕事ですから、そこは必要以上に注意が必要ですね。

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カウンセラーやコーチ、セラピスト、ヒーラーさんからこんな質問を良くいただきます。 「カウンセラーとしてやっていくにはあと何が必要でしょうか?」 実はこの週末の名古屋でもこの質問を頂いたんです。 私は即、思いましたね。 「ネタ、ゲット!」(笑) 聞けばある程度勉強されていて、ご自身もカウンセリングを受けていて、定期的にセミナーにも通っていらっしゃるそうなんです。 「始めてから修正していけばいいんじゃない?」 基本的に私はこの主義なんですね。 「とりあえずやってみる。」 「修正して継続してみる。」 「うまく行くように工夫してみる。」 「ダメならサクッと撤退しても良い。」 クレームもチャンス!と思う私にとって、企画して失敗して撤退することなんてネタ以外の何物でもありません。 数年後にきっと見事な笑い話に仕上げられると思っています。 「いやあ、大阪のとある高級ホテルでランチ会企画したら1週間前時点で申し込みが2名。しかも、その会場はコネを使って押さえたところなので下手するとマネージャーの顔に泥を塗ってしまう。となれば、早めに頭下げなきゃって思って中止にしたんです。 いやあ、ほんま、申し訳ないことしたと思って、それ以来、そのホテルには足を向けて寝れませんよ。実際、近くには行きますけれど全然顔出してませんしね。 これを罪悪感って言うんですよ・・・」 まだオチが弱いので数回披露したに過ぎませんが、いずれ、大爆笑取れるものにしたいと思ってます。 それにはやはりそのホテルのバンケットルームで開催できるくらいにはならねば、ですね!! 失敗って自分が失敗と思わなければ失敗じゃないんです。 17,8年前、私は30~40名入るセミナールームにお客様が2人だけ、という体験をしたことがあります。 その時に思ったのは、この思いをしっかり噛みしめよう、この体験はものすごく貴重なものだからしっかり胸に刻もう、ということでした。 失敗は自分が認めなければ失敗にならないのですから、もし仮に思った通りに行かなくてもそこで修正を加え続けて行けば成功につながるんです(^^) だから、準備ができて、やる気になっているんなら、とりあえず始めてみる、ということがお勧めです。 やって失敗することよりも、やらなくて後悔することの方が、悔しさは大きいですよね。 勇気がなくて手出しできなかった方が、がたがたのイベント企画するよりもずっと自分を責めますよね。 とりあえずやってみて、どんどん修正かけていくんです。 その方が当初思うよりもずっといいところに行けると思います。 まあ、そういうことを言うてる人間なので、常に思い付きの企画。 その時にひらめいたテーマで進めていく。 それゆえに、一貫性、統一性、連続性のない事態となっているわけですけどね。 大丈夫です。 もし、必要となればそういう連続したイベントを企画できる人が現れますから(それはもう絶対的に私の仕事じゃないのです(笑))。 だから、きちんとなすのが好きな方は今日のメルマガはスルーしてください。 ほんと、それはタイプによりますからね。

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