カウンセラー講座

                               

自立的な人は自分で何とかしたいんです。アドバイスは要りません!(ホントは欲しいけど) だから、カウンセラーに何か提案されてもとりあえず否定します。 さらには「あなたなら分かってくれると思ってた」などの評価をしたがります。 自立的な人はいつでも自分が優位な立場に居たいのです。 カウンセラーに相談してきている、というのも屈辱的な立場なので「いろんな人に意見を伺っているうちの一人だよ」というニュアンスであなたと対峙します。 プライドが高いわけです。 中にはいろいろ試してくる人もいます。 「○○って知ってる?」と人や情報を挙げてみたり、 「あなたはどんな手法使うの?」って方法論に突っ込んで来たり、 「カウンセリングってどんな効果があるの?」って説明求めて来たり、 そして、それをあれこれ反論しようとしたり。 あまり可愛げのないお客さんです。 さすがに僕のところにそういう人が来るケースは減りましたが(たぶん、そういう人はこの人には相手にしてもらえないと思っていると思うし)。 で、こういうタイプの人をカウンセリングする際は意識を「カウンセリングが終わった後のこの人の行動」に向けて話をしています。 プライドが高くて素直になれないだけで、何とかしたい気持ちは必ずある!わけですからね。 その人はその人でカウンセリングが終わったあとで「あんまり意味なかったわ」とか捨て台詞を吐きつつも、必死に今日学んだことを活かそうとしてくれるんです。 そういう意味では健気なところもあります。 そして、提案方法も「○○するといいと思いますよ」なんて言ったら逆切れされやすいので、向こうに選択権を完全に譲っちゃうような話し方をします。 「Aという方法を使ったらうまく行ったケースがありましたね。」 「Bというやり方もこういうケースでは有効だと思っています。」 「僕があなたの立場ならCというやり方を検討してみると思います。」 「あとDって方法もありますけどね。相手がとても自立的な場合には有効です。」 で、あとはクライアントさんにお任せします。 「自分でやりたい人には自分でやれるようにしてあげる」というのが僕のポリシーです。 当たり前のことかもしれませんけれど。 そして、その時悪態をついていたとしても、カウンセリングが終わったあとにはカウンセリングの内容を活かそうとしてくれる、という部分を信頼しているのです。 実際、そんな風にしてますけどね。 ただ、やはり自立的な人はプライドが高いので「手柄は俺のもの」と主張したいところもあるみたいですね(笑) もちろん、僕もそれに同意します。手柄なんていりませんしね。

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お母さんと問題のあるクライアントがカウンセラーにお母さんを転移し、お母さんを転移されたそのカウンセラーがクライアントに対してまるでお母さんのように接してしまう逆転移という現象。 すなわち、それだけお互いの距離が近いということ。 親密感が二人の間にある、ということ。 ということは、もしあなたが逆転移に気付いたとしたら、あなたのちょっとしたチャレンジで彼女の人生にブレイクスルーを起こしてあげることができます。 つまり、彼女はすっかりあなたにお母さんを投影し、転移させてるわけですから、あなたがする態度は彼女にとってはお母さんがしていることも同然なわけです。 「彼女がお母さんからしてほしかったけれど、してもらえなかったことをあなたを通じて与えてあげる」 ・ほめてほしい ・認めてほしい ・話を聞いてほしい ・分かって欲しい ・応援してほしい ・味方で居てほしい そんな「欲しい」を子どもたちはたくさん持っています。 そして、その彼女がその思いを成し遂げられていないのであれば、カウンセラーが注意深く、この彼女が欲しいものを与えてあげてはいかがでしょうか? 「○○ちゃん、ほんとうにすごいよね!私、尊敬するわ」 「○○ちゃん、ほんとうに頑張ってるよね!大丈夫、きっとうまく行くわ!」 そんなあなたの言葉は○○ちゃんからすれば「お母さんの言葉」として潜在意識に入っていくのです。 すごくない?この直接的セラピー。 もちろん、ここであなたには注意力と忍耐が必要になります。 なぜかというと、転移・逆転移が起こってるわけですから、放っておくとあなたはお母さんが彼女にしてきたことと同じ行動を採ってしまうんです。 だから、「ダメじゃないの!」って言いたいところを「すごいね~」って言い換えたり、「もっと頑張らなきゃダメでしょ!」って言いたくなったところを「一生懸命がんばってるよね」と言い換えたりする作業が続くんです。 疲れますよー。 嫌になりますよー。 でも、その一言一言が彼女の人生を変えるんです。 彼女に存在意義を与え、自己肯定感を高めることができるのです。 すごくないですか?これ。 なかなかできることじゃありません。 この試みを続けることによって、あなたは彼女と彼女のお母さんの問題解決に大きな影響を与えることになります。 きっと遠くない未来に「仕事がしやすくなった」とか「最近出会う人が優しい」とか「ちょっと気になる人ができていい感じ」などの嬉しい報告を耳にすることと思います。

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以前も書いたような気がするけれど・・・まあ、いいや、大事なことだから・・・と今日のお話です。 転移と逆転移。聞いたことありますか? カウンセリングを学ぶと必ず出てくる単語かと思います。 カウンセラーもクライアントも人間なので、分かっていてもハマってしまうことがよくあるんです。 * 過干渉であれこれと指示をしてくるお母さんとの関係に問題を抱えるクライアント。 職場での人間関係もうまく行かず、また、恋愛もなかなか進展しない状況。 自己肯定感も低く、自分に自信が持てない。 そんな思いでカウンセリングに通っていました。 年上の女性のカウンセラーさん。最初は優しく自分の話を受け入れてくれていました。 でも、時々見せる厳しい口調や感情的な雰囲気に徐々に怖れを抱くクライアント。 そして、気が付けば、お母さんをカウンセラーに投影するようになっていました。 すなわち、お母さんの前で自分の意見が言えないように、カウンセラーに対しても思ったことが言葉にならず、我慢することが増えて来たのでした。 ・・・このケースのように「お母さんをカウンセラーに投影し、まるで、お母さんに接するときと同じような態度をカウンセラーに対して取ること」を「転移」といいます。 一方、カウンセラーは始めは色々と心を開いて話してくれたクライアントさんですが、だんだん回数を重ねるにつけ、イライラすることが増えてきました。 はっきりものを言わなかったり、質問をしてもきちんと回答できなかったり、また、自信のなさからか自分の意見を言わなくなったり。 始めは我慢していたのですが、やがてカウンセラーはクライアントに「こうした方がいいんじゃないの?」「あなたはこうした方が嬉しいんじゃないの?」「この方があなたには似合ってると思うよ」と意見を言うようになりました。 さらには「うーん、それは違うでしょ?」とか「あなたはいつもそうなんだから。そこが直ればよくなるのに」「あなたのそういうところが人を遠ざけるの」といったダメ出しをするようになってしまいました。 そのカウンセラーさん、他のクライアントさんにはそんなきつい態度を取っていないのですが、彼女がカウンセリングに来たときは人が変わってしまったかのように対応が違うのです。 ・・・そんな風に「お母さんを転移されたカウンセラーが、今度はまるでそのお母さんのような振る舞いをするようになってしまうこと」を「逆転移」と言います。 人間関係の面白いところ、不思議なところというか。 もちろんこの関係はカウンセラーとクライアントの間だけで起こるわけではありません。 上司と部下、恋人同士などでもふつうに起こり得るところ。 ところが、カウンセラーはクライアントを助けたくてやっているにも関わらず、クライアントに更なる傷を負わせてる、ということが問題になるのです。 「なんかこの人に対しては自分のモードが変わっちゃうな。いつもと違うな」というクライアントさんがいらっしゃったら、この言葉を思い出してください。 気付いて態度を変えることで、転移と逆転移の罠から抜け出すことができます。 次回はこの転移と逆転移を逆手にとったカウンセリングのアプローチをご紹介したいと思います。

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カウンセリングを終えた後、妙に気になるあの子っていませんか? 「大丈夫かなあ。ちゃんとやれてるかなあ?」 「宿題忘れずに続けてくれてるかなあ?」 「だいぶしんどそうだったけど、少しはましになったかなあ?」 「旦那さんとケンカせずにやれてるかなあ?」 「今日はちゃんとお仕事行けたかなあ?」 そんな風にふと思い出して「どうしてるかなあ?」って思うのはその人があなたにとって大切なクライアントさんであることを示しています。 でも、時にカウンセラーとクライアントは距離感を踏みたがえてしまうこともあるでしょう。 クライアントさんに「大丈夫?」て電話やメールをしたくなったことってありません? 次回のカウンセリングが待ち遠しくて、カウンセラーの方が指折りその日を待ってしまうこと、ありませんか? とても気になりすぎて、カウンセリングの時間を延長してでも話を聞いてあげようとしたくなりませんか? カウンセリングが終わったあとに話足りずに「お茶とかいかない?」って誘いたくなったことはありませんか? こういうのって逆に距離を縮めすぎなんです。 もちろん、恋愛感情じゃないですよ、これ。 特に「もともと自分は母親や子供、パートナーとの距離が近くなりすぎる傾向にある」という方はご注意ください。 クライアントさんと会う回数が増えて距離が近づいてくると、そんな「特別なクライアントさん」となり、心理的に境界線を失う「癒着(共依存)」の状態になりやすいのです。 先ほど例に挙げたのはまだ「積極的に気になる人たち」だからまだ自覚しやすいんですね。 ところが、ややこしいのが「消極的に気になる人たち」なんです。 クレーマーとか、文句言い、でもでも星人、くれくれ星人たちです。 あなたが怒りと共に思い出す奴らです。 「あいつめぇ!こっちが一生懸命やってるのに『先生、もっとちゃんとやってください』だって!ほんま腹立つわ!」 「やたら馴れ馴れしくして来て気持ち悪いわ~。今度来たときはピシっと言わなきゃあのひとのためにならないわ」 「あんなにも周りの人に迷惑をかけてるのに素知らぬ顔して『私は悪くありません!』だって?いったいあの親はどんな教育をしたんだ?」 「やたらメールや電話をかけてきて鬱陶しいなあ。他の作業に差支えが出るじゃないか!」 「やたら、これしてくれ、あれしてくれ、ほんとうるさい。大人なんだから自分でやってくれよ」 まあ、これは皆さんの体験上からすれば可愛い方かもしれませんね(笑) ネガティブな感情(怒り、罪悪感、無力感等)を刺激して、あなたの記憶に残る人たちは、あなたがその人を切ろうとしたり、逆に何とかしようとしたりすることで、より一層、あなたの関心を引くことになります。 そういう方々はたいてい「あなたの手に負えない人たち」だと思ってもいいんですね。 極論ですけど「切っちゃってもいいぞ!」という人たちです(笑) あ、これ暴言ですね(笑) そういう人がカウンセリング以外の時間で脳裏に浮かび、あなたの感情を突き動かし、そして、しばらくその人にあなたの時間が占領されるのであれば、すでに「癒着」が始まっていると思っていいでしょう。 「癒着」は心理学講座でもよくお話ししますが、まずはある呪文を唱えます。 「私は私、彼女は彼女。  私の人生に彼女は関係ないし、彼女の人生に私は関係ない」 ただ、この癒着なんですが、そのクライアントさん以外にも、その人と同じタイプの人には同じことを繰り返してしまいがちなんです。 パターンって言います。心の癖、ですね。 そして、そのクライアントさんはあなたの人生で引っかかっている「誰か」を投影していることもよくあるんです。 だから、「その誰か」がラスボスであり、本丸なので、最終的にはその関係性を癒すのが一つの方向性となるんです。 ちょっと壮大な話になってきましたが。 ただ、そのラスボスの方に目を向け始めると、クライアントさんに対しての癒着は少しマシになります。 そして、私もそういうケースを相談されたことがあるのですが、その癒着ががっつりになってしまったら、カウンセラーとクライアントの関係を飛び越えてしまっているので、もう「切り離す」のが一番だと思うんです。 癒着するほどお互い繋がりが深い、と前向きな見方をしていたこともありますが、現実的にそれはしんどいし、あなたのエネルギーをつぎ込み過ぎることになるんですね。 だから、今の私の考え方としては、「カウンセリングの時間外にその人のことを考えて感情が動くようなことになれば、距離は近づきすぎているから、少し距離を取った方がいい」ということなのです。

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『12/17(土)カウンセラー向けグループコンサル&勉強会を開催』 こんばんは。メルマガの更新はサボっているくせに勉強会の企画だけは着々と進めてる根本です。皆さん、お元気ですか? 少し前に引いた風邪がなんだかんだ長引いてしまい、つくづく健康の大切さへの気付きと、普段の不摂生の反省を強いられている私です。 しばらく養生したいと思います。 さて、今日は12月の勉強会・グループコンサルのお知らせです。 毎月開催しようと息巻いていましたが、いかんせん、一人であれこれするのは難しいので、運営体制が整うまでは不定期開催になりますこと、ご了承ください。 開催要領は次の通りです!! 【12月カウンセラー勉強会&グループコンサル】 ◎12/17(土)11:00-13:00 グループコンサル 皆さんのカウンセリングの現在、そして、未来について、私の経験と知識をもとにコンサルティングさせていただきます。 集客、営業、ブログの書き方、カウンセリングの仕方、今後の方向性、セミナーの開催方法、セミナーの中身等々、知りたいこと、分からないことに全身全霊お答えさせていただきます。 参加条件は過去、根本のカウンセラー勉強会に1回以上、参加したことのある方です。 ◎12/17(土)14:00-17:00 カウンセラー勉強会 私がカウンセリングスキルを学ぶ上で最も有効だと思っている2つのアプローチをお届けしたいと思います。 1.ケーススタディ・・・グループワークにて、実際のカウンセリング事例を扱い、自分ならどうするか?どの方向性でカウンセリングするか?をシェアして、カウンセリングの幅を広げたり、考え方の様々なアプローチを取得して頂く機会です。 2.デモセッション・・・参加者の中から1~2名、リアル・クライアントに立候補頂き、根本がその場でカウンセリングをします。私のカウンセリング風景を見ながら学んでいただくもよし、反面教師にしていただくもよし、なかなかできない「臨床」を体験してください。 1~2ともども私の見解を説明したり、質疑応答を通じて見識を深めて頂く時間を作ります。 参加条件はどなたでもOKです。 【費用】 グループコンサル&勉強会両方参加の方・・・\30,000。 グループコンサルのみ参加の方・・・\20,000。 勉強会のみ参加の方・・・\20,000。 【会場】 飯田橋・リロの会議室 E会議室 http://www.relo-kaigi.jp/conference/shinjyukuku/iidabashi.html 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-14 新陽ビル 4F ・JR中央線、総武線「飯田橋」駅 徒歩4分 ・有楽町線、南北線、東西線「飯田橋」駅 徒歩3分  ・大江戸線「飯田橋」 徒歩5分 【申し込み】 下記フォームよりお申し込みください! https://business.form-mailer.jp/fms/137c3bb249192

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カウンセラーって助けたいからやってるって方が多いと思います。 ビジネスと割り切っている人でも、目の前に困っている人がいたら何とかしてあげたいと思ってしまうもの。 もちろん、それはいいことだけど、「助けたい」という思いに落とし穴があります。 助けてあげたい気持ちが強いほど、助けられなかったときの罪悪感が強くなるのです。 「先生のカウンセリングを受けたのに楽になりませんでした。 時間もかけて先生に会いに行って、決して安くはない金額をお支払いしたのに全然効果が感じられません。 どうしてくれるんですか?」 というクレームがあなたの元に届いたらどうしますか? しかも、そのクライアントさんのカウンセリングはあなたもよく覚えているんです。 「なんか噛み合わないなあ」 「何が言いたいのか分からないなあ」 しかも、あなたは別に気になることがあって集中力が落ちていました。 気もそぞろな時間帯もあったことは事実です。 その時、「あら、ごめんなさいね~。ご満足いただけなかったのですね。相性が良くなかったのかなあ?また機会があったらぜひお越しくださいね~」って明るく堂々と毅然と言い切ること、あなたはできますか? (言い切ることが「正解」と言いたいわけではありません) もしくは「ああ、そうでしたか。せっかく貴重なお時間とお金を頂いたのにご期待に沿えなくて本当に申し訳ありません。もし良かったら返金させていただきましょうか?」と申し出ることはできますか? (もちろん、この対応が正解というわけではありません) あるいは「あくまで私としましても、できることをさせていただきました。それでご満足いただけなかったと申されましても、相性が悪かった、私と合わなかったということではないでしょうか。」と突っぱねますか? (もちろん、これが正解ってことでもありません) カウンセラーとして自信がないと、クレームを言われたときに即座に「自分がいけないからだ」と思い、罪悪感モードに入ります。 そして、「傷つけられた」とか「良くなかった」とか「何も変わらない」とか「効果がない」とか言われると、無力感を思い切り感じて申し訳ない気持ちになってしまいます。 それはあなたがいい人で、助けたい人だから。 そうすると罪悪感や無力感を補うための「補償行為」ということをし始めます。 ・申し訳なさから賠償金のような意味で返金を申し出てしまう。 ・「じゃあ、無料でもう一回カウンセリングさせてください」と言ってしまう。 ・相手の家、もしくは、近所まで出て行ってフォローしてしまう。 ・とりあえず電話で話を聞いて、すっきりしてもらおうとする。 ・次回の予約を優先的に取った上に、延長してでもなんとかしようとしてしまう。 当然、これからは「嬉しくてしていること」ではないので、あなたの心は必ず疲弊します。 そして、何よりもめんどくさい(?)のは、一度こうした対応をしてしまうと、相手はその手を使うようになるんです。 電話で話してお詫びと同時にその後のフォローに1時間も費やして(もちろん無料で、電話代もこっち持ちで)、でも、二日後にまたクレームの連絡が来るんです。 「あのあと気分が悪くなったわ。電話じゃダメみたい。直接会って話がしたいから、カウンセリングの枠作って頂戴!」 そこであなたがNoと言えたらいいのですが、話の流れ上、断り辛いので無理に枠を作って対応してしまいます。 もちろん、お代は頂けません。 そして、また2日後にクレームが・・・ってあなたならどうします? カウンセラー辞めたくなりますよね? こうした要求はエスカレートしていくので、どんどんあなたは苦しめられます。 そして、一度OKしてしまった以上、途中ではNoと言い辛くなります。 また、前例を作ってしまったので、次に同じことがあったときに同じ対応をしてしまうことになります。 あなたがクライアントさんを助けたい人であればあるほど、そのリスクは付きまとうのです。 だから、そこを毅然とできる自分になっておく必要があります。 謝罪すべきところは謝罪し、線を引くところではきちんと線を引くのです。 だって、完璧なカウンセリングなんてできないですし、クレーム言いたくなる点(突っ込みたくなる点)なんて山ほどあるもんだと思っているし、それを含んだ上でのカウンセリングじゃないですか? だから、必要以上の背負わなくていいのです。 また、毅然とした態度を取るためにはやはりプロ意識をもって自分のサービスに自信を持つことはもちろん大切なのですが、必要以上に罪悪感や無力感を感じない工夫が必要となります。 例えば、こういうことがあったとき、あなたはすぐに「どうしたらいいですか?」って相談できるお師匠さんは何人くらいお持ちですか? また、「こういうときどうしたらいいんだろう?」って相談できる仲間は何人くらいいますか? 横のつながりに救われるのはこんなときですね。 そんな仲間にも出会える機会を作っています。(きれいな宣伝への流し方でしょ?(笑)) ↓ 【12月カウンセラー勉強会&グループコンサル】 ◎12/17(土)11:00-13:00 グループコンサル 皆さんのカウンセリングの現在、そして、未来について、私の経験と知識をもとにコンサルティングさせていただきます。 集客、営業、ブログの書き方、カウンセリングの仕方、今後の方向性、セミナーの開催方法、セミナーの中身等々、知りたいこと、分からないことに全身全霊お答えさせていただきます。 参加条件は過去、根本のカウンセラー勉強会に1回以上、参加したことのある方です。 ◎12/17(土)14:00-17:00 カウンセラー勉強会 私がカウンセリングスキルを学ぶ上で最も有効だと思っている2つのアプローチをお届けしたいと思います。 1.ケーススタディ・・・グループワークにて、実際のカウンセリング事例を扱い、自分ならどうするか?どの方向性でカウンセリングするか?をシェアして、カウンセリングの幅を広げたり、考え方の様々なアプローチを取得して頂く機会です。 2.デモセッション・・・参加者の中から1~2名、リアル・クライアントに立候補頂き、根本がその場でカウンセリングをします。私のカウンセリング風景を見ながら学んでいただくもよし、反面教師にしていただくもよし、なかなかできない「臨床」を体験してください。 1~2ともども私の見解を説明したり、質疑応答を通じて見識を深めて頂く時間を作ります。 参加条件はどなたでもOKです。 【費用】 グループコンサル&勉強会両方参加の方・・・\30,000。 グループコンサルのみ参加の方・・・\20,000。 勉強会のみ参加の方・・・\20,000。 【会場】 飯田橋・リロの会議室 E会議室 http://www.relo-kaigi.jp/conference/shinjyukuku/iidabashi.html 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-14 新陽ビル 4F ・JR中央線、総武線「飯田橋」駅 徒歩4分 ・有楽町線、南北線、東西線「飯田橋」駅 徒歩3分  ・大江戸線「飯田橋」 徒歩5分 【申し込み】 下記フォームよりお申し込みください! https://business.form-mailer.jp/fms/137c3bb249192

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皆さんのクライアントさんはどういう経路を通ってカウンセリングを受けるに至ってるか?って見えていますか? グーグル先生で検索して、記事を読んでくれて、共感してくれて、お申込みってなると思うんだけど、その具体的な導線をどう引いていますか? 皆さんもブログやらメルマガやらでご自身の「売り」を書いてると思うのですが、それは果たして「お客様目線」の「売り」になっているでしょうか? 時々「自分はこんなことできます!」ってリストを作ってるんだけど、お客様から見たら「それってどうなの?どういうことなの?何なの?」に見えちゃうことがありますね。 「売りたいもの」を書いちゃうとお客さんは「???」ってなったりします。 しかも、カウンセリングってマーケットがまだ未成熟だから、お客様の商品知識ってすごく少ないんですよね。 マッサージっていうと何となくイメージができてどんなものか分かるけれど、カウンセリングってまだそこまで行ってないでしょう? だから、あれこれとメニューを書くのはいいんだけど、それがどんな効果があって、どんな風にあなたに良い影響を与えますよってことをどれくらい書けるか?ってのがお客様目線ってことなんですよね。 で、それが今の自分にどうつながるか?って導線を引いてあげることがすごく大事だと思ってます。 つまり、こんなカウンセリングをやってるんだけど、それがあなたの今の問題にはこんな風に役立ちますよ、ということ。 僕は昔から「事例」がすごく大事だと思っているんです。 カウンセラーの集客の2本柱は「お客様からの感想」と「カウンセリング事例」だと思っているんです。 カウンセリング事例ってのは「こういう人が来ました、こういう風にしました。そしたら、こうなりました」って話。 クライアントさんはそこに自分を重ね合わせるから、カウンセリングの機能説明を何百って書くよりも効果的だと思うんですね。 もちろん、その事例の最後に「ご本人からのご感想・お礼状」を載せといたら完璧だと思います。 それ1つの記事でずっとお客さんを引き寄せます。 事例を書くのは大変だけど、「こんな事例を私はこういう風にしますよ」って見本ならたくさん並べられます。 僕がお客さんからネタをもらってそれに答えてるのは自分でネタを考えなくてもいいから楽ってのもあるんですが、一番は「見本」にするため。 特に女性は自分に置き換えて相談文を読んでくれるから余計に響きやすいんですよね。 そうすると「この人にカウンセリングしてもらったら、こんな風に話をしてくれて、こういう提案をしてくれて、こんなことも、あんなこともしてくれるんだ!」って期待を持ってくれます。 それがカウンセリングを申し込むための導線になると思っているのですが、いかがでしょうか?

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カウンセラーとして16年やってきてるのですが、その中である気付きに至ったことがあります。 これは僕の心をとても軽くしてくれたので、皆さんにもシェアしたいと思います。 * クライアントは勝手に幸せになっていく。 別に僕に会わなくても、カウンセリングやセミナーを受けなくても勝手に幸せになっていく。 それだけの力を当然個人個人が持っている。 僕はそのお手伝いをしてるわけでもなく、単に「口実」として利用してもらってるだけ。 「根本さんというカウンセラーさんに話を聞いてもらったら幸せを感じやすい」から、会いに来てくれてるだけ。 つまり、本人はカウンセリングなんて受けなくても幸せになれるんだけど、カウンセリングを使ったり、セミナーに来たり、根本さんに会ったりすると、その幸せを受け取りやすいだけ。 つまり、本人が「幸せを感じやすくするために」僕に会いに来る。 だから、僕は別に何もしなくていい。 しゃべってもいいし、しゃべらなくてもいい。 でも、「根本さんに会えたから、これで幸せになれる!」と思えるだけの何かさえ僕が持っていればいい。 それは何か? 僕がそんな中でできるこって何か? それは僕が僕でいることだけだと思う。 自然体でいることだと思う。 それはカリスマ性を発揮するわけでも、すごい論文を書くことでも、ましてやカウンセラーだぞ!ってふんぞりかえることでもない。 風邪を引いてるときは風邪を引いてる自分をそのまま出す。 疲れてるときは疲れてる顔をする。 元気な時は元気な顔をする。 むかつくときはむかつく顔をする。 ありのまま、そのままの自分を出すだけ。 もちろん、そのままの自分を出せない自分もそのまま出すのだけど。 *** クライアントさんにとってカウンセラーは単なる「口実」と言い切ってしまうと、あれやこれやと文句が出るかもしれませんが(笑)、僕はこのところ、ずっとこの思いを持っています。 それをかっこよく言えば「クライアントを信頼している」ということになりますし、「偉そうにしない」「権威を振りかざさない」ということにもなりますし、「セラピーの手法に頼らない」「カウンセリングの技術に捉われない」っていうことにもなります。 だってね、ほんとうに何百の優れたセラピーを学んだとしても、うちの奥さんが病気になったときに一番効く薬は「木村拓哉さんに会うこと」だと思うもの(笑) 「存在」が癒しなんだと思います。 だから、「僕の存在」がクライアントさんにとっては大事なんだろうと思います。 クライアントは勝手に幸せになっていく、という思いは僕の力を抜かせ、また、謙虚さを忘れないし、「僕がなんとかしてやる!」という思い込みを外させてくれた考え方なのです。

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『好き、を優先する。』 何で福岡行くんですか?と、数字を見ながら税理士さんが言う。 東京でやった方が利益上がるでしょう?って、コンサルさんが言う。 確かにね、と僕は答える。 福岡には東京では食えない魚があるんですよ、と僕は答える。 もちろん東京だからお金を出せばそのクオリティは体感できる。 けれど、福岡なら半額以下なんです。と語る。 税理士さんもコンサルさんも呆れたように苦笑い。 僕も行ってみたいです、って言う。 じゃあ、いつか一緒にって。 好きなことをしたくてフリーになったので、福岡でうまい飯を食い、ホスピタリティー満載の福岡人としゃべり、「根本さん、これ、飲んだことあります???」ってニヤニヤしながらヴィンテージなモルトを勧めるマスターと会話ができなくなったら終わりだと思っている。 とはいえ、この福岡という地名は札幌や仙台に置き換えても成り立つ。 ちなみに今回の福岡出張でまた1軒、再訪を約束せざるを得ない店を見つけた。 人も店も僕の財産である。 どんどん「好き」を優先するようになろうとしている。 そもそもカウンセラーという職業は「好きじゃないとできない」とカウンセラー以外の人はみんな言う。 僕もなんで16年もこの仕事を続けられるか?というと、ひとえに「人が好きだから」と答える。 でも、それだけでは本当は不十分だ。 人が好き。 人を輝かせるのが好き。 その人の本当の姿を探すのが好き。 起きてる問題の仕組みを探すのが好き。 それを伝えて共有して感動するのが好き。 企画するのが好き。 プロデュース業が好き。 心理学が好き。 そうした要素に加えて お金が好き 仕事が好き だから、今の仕事をライフワークにした。 でも、あれやこれやと仕事にすると「好きじゃないこと」をしなければならなくなる。 例えば私にとっては経理事務は苦手中の苦手だ。 だから、そこは躊躇なく、税理士さんに丸投げすることにしている。 また、最新のネットの動向やデザインや撮影などは興味はあるけれど得意ではない。 だから、私がコンサルさんと呼ぶ人はその辺のジャンルに強い。 「根本さん、動画撮ってYouTubeに上げましょうよ」とか言ってくる。 しゃべるのは好き 教えるのも好き 分かりやすく伝えるのも好き だから、セミナーは大好き。 旅が好き。いろんな人との出会いが好き。 知らない世界を知るのも好き。 飲みに行くのも好き。 バーも好きだし、居酒屋も好き。 だから、出張生活を送る。 好きなことだから、続けられるし、 好きなことだから、エネルギーをかけられる。 こういうの、頭で考えて行動してたらきっと続かない。 僕はそういうタイプ。 案外、感情に流されるタイプなのである。 さて、あなたは「どんな好き」があるから、カウンセラーをしてるのだろうか? それをちゃんと見てあげると、「嫌い」にもならず、「続ける」ことができると思う。

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集客ツールとしてブログやメルマガを使ってる方が多いと思います。 時々、カウンセラーの方からブログの書き方についてご相談を受けるので、私が意識していることを紹介しますね。 【1記事1ネタ】 ひとつの記事で訴えられることは一つに絞った方がいい、というアイデアです。 その方が分かりやすいでしょう? 今回の記事で言いたいことはコレ一つです!!って書き方をする感じ。 例えば、今日の記事は「誰もが魅力がある」ってことを伝えたいとするならば、そのことだけに絞って書きます。 でも、書いてるとついつい話題が広がって「魅力の見つけ方」とか「魅力の受け取り方」とか、魅力とは逆の「無価値感」とか「罪悪感」に言及しちゃったりします。 また、さらに話が広がって、恋愛ネタを書いていたのに 「これはビジネスの現場でも同じことが言えるんです。  あなたは職場でどんな風に魅力を発揮していますか?  ・・・・・・・  ・・・・・・・」 なんてビジネスの話にまで広がると、読者は混乱してしまいます。 だから1つの記事にテーマは1つだけってことを原則としています。 どうしても流れ上、2つのテーマが必要になっちゃうこともあります。 そういう時は、ちゃんとそのことを断ります。 「今日は誰もが魅力があるって話をお伝えしてるんですけど、ちょっと脇に逸れて、  今から無価値感についてちょっとお話させてくださいね。」 という風に。 で、そういう1記事1ネタで書いていると、ハッシュタグを付けるなり、サマリーを付けるなりするのがとっても楽なんです。 記事の最初や最後に「まとめの2行」を書いてもいいですしね。(私は最初に3行ほど書いてますが) そうすることで、この記事は何のことを言ってるんだ、ということを訴えやすくなるんです。 そして、それが最も大事なタイトルにも反映できますね!

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