『好き、を優先する。』

                               

『好き、を優先する。』

『好き、を優先する。』

何で福岡行くんですか?と、数字を見ながら税理士さんが言う。
東京でやった方が利益上がるでしょう?って、コンサルさんが言う。

確かにね、と僕は答える。

福岡には東京では食えない魚があるんですよ、と僕は答える。
もちろん東京だからお金を出せばそのクオリティは体感できる。
けれど、福岡なら半額以下なんです。と語る。

税理士さんもコンサルさんも呆れたように苦笑い。

僕も行ってみたいです、って言う。

じゃあ、いつか一緒にって。

好きなことをしたくてフリーになったので、福岡でうまい飯を食い、ホスピタリティー満載の福岡人としゃべり、「根本さん、これ、飲んだことあります???」ってニヤニヤしながらヴィンテージなモルトを勧めるマスターと会話ができなくなったら終わりだと思っている。

とはいえ、この福岡という地名は札幌や仙台に置き換えても成り立つ。
ちなみに今回の福岡出張でまた1軒、再訪を約束せざるを得ない店を見つけた。

人も店も僕の財産である。

どんどん「好き」を優先するようになろうとしている。
そもそもカウンセラーという職業は「好きじゃないとできない」とカウンセラー以外の人はみんな言う。

僕もなんで16年もこの仕事を続けられるか?というと、ひとえに「人が好きだから」と答える。
でも、それだけでは本当は不十分だ。

人が好き。
人を輝かせるのが好き。
その人の本当の姿を探すのが好き。
起きてる問題の仕組みを探すのが好き。
それを伝えて共有して感動するのが好き。
企画するのが好き。
プロデュース業が好き。
心理学が好き。

そうした要素に加えて

お金が好き
仕事が好き

だから、今の仕事をライフワークにした。

でも、あれやこれやと仕事にすると「好きじゃないこと」をしなければならなくなる。
例えば私にとっては経理事務は苦手中の苦手だ。

だから、そこは躊躇なく、税理士さんに丸投げすることにしている。

また、最新のネットの動向やデザインや撮影などは興味はあるけれど得意ではない。
だから、私がコンサルさんと呼ぶ人はその辺のジャンルに強い。
「根本さん、動画撮ってYouTubeに上げましょうよ」とか言ってくる。

しゃべるのは好き
教えるのも好き
分かりやすく伝えるのも好き

だから、セミナーは大好き。

旅が好き。いろんな人との出会いが好き。
知らない世界を知るのも好き。
飲みに行くのも好き。
バーも好きだし、居酒屋も好き。

だから、出張生活を送る。

好きなことだから、続けられるし、
好きなことだから、エネルギーをかけられる。

こういうの、頭で考えて行動してたらきっと続かない。
僕はそういうタイプ。
案外、感情に流されるタイプなのである。

さて、あなたは「どんな好き」があるから、カウンセラーをしてるのだろうか?

それをちゃんと見てあげると、「嫌い」にもならず、「続ける」ことができると思う。

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