『誰も悪くない、と言うカウンセリング』

                               

『誰も悪くない、と言うカウンセリング』

毎日配信しているメルマガのタイトルを変えて皆さまにお届け。
今日の記事は私の今のカウンセリングスタイルを如実に表していると思います。

「そうなるには理由がある」という見方をしていくんですね。
例えば、セックスレスのカウンセリングの時に皆さんは「どうしたら夫とセックスができるようになるか?」を知りたくてカウンセリングやセミナーにいらっしゃると思うのですが、私はその前に「どうしてセックスレスになっちゃったのか?」を考えていくんです。

起きてることは必然だから。それにまずはそこを知りたい男の子なものでね。
だから、いろんなことを質問していきます。
だけど、矢継ぎ早っていうよりはのんびりと、ですよね、きっと。

「ええーっと、レスって言うけど・・・どれくらいなの?へえ、そうなんだ。。。結婚するまでは普通にあったの?ああ、じゃあ、どっちかっていうと淡白な旦那さんなんだね。
○○さんもそんなに回数なくても大丈夫なの?ああ、そうかあー。じゃあ、この状況って結構寂しいよね?よく我慢できるよね~。暴れたりしないの?ああ、しないか(笑)
それともむかつく?『あいつ、あたしを何だと思ってんのよ!』って怒った?(笑)あ、それはないの?どうして?あんまり怒らない人?そうかあ。我慢しぃなの?あまりそんな風には見えないんだけど・・・。
確かにけっこう気ぃ使いだよね。その態度見てると分かるもん。あまり言いたいこと言えないでしょ?でも、あまり悩みなさそうって言われちゃうんでしょ?それって切ないよね。で、相談ばかりされちゃって??『あたしだって悩んでんのよ~!!ぶーー』って感じでしょ?
え、でも、ちゃんとセックスがしたいって話は旦那にしてるんでしょう?それを旦那はどういう風に言うの?女を感じないとか地雷踏んでくるの?あ、そうなんだ。じゃあ、旦那も気付いてはいるっていうか、分かってはいるんだね。
色々やってみた?バイアグラを味噌汁に削って入れるとか、マムシドリンクをリポビタンDだって騙して飲ませるとか。あ?そこまではやってないの?僕のクライアントさんでそういう人いたの(笑)
相談してる人はいる?ま、そうだよね。あまり話しづらいよね。じゃあ、ネットでいろいろ調べたり?占い行ったり、霊能者行ったり、怪しげなところ行ったり?ああ、それはないの?昔はそうだったのよ。カウンセリングの前に霊能者ってかなり聞いたもん。あ、それは関係ない話だね」

セミナーでも、こんな感じ。(個人セッションするときはね)
カウンセリングでも、こんな感じ。

そうして色々と私が思いついた質問を、基本、私のペースでお聞きしていきます。

・お付き合いしてどれくらいなの?結婚してからは?
・旦那さんはどんな性格の人?
・普段は仲がいいの?
・けっこうしゃべったりする?
・仕事の話とか、相談も?
・兄弟はいる?
・昔、どんな恋をしてきた?
・お母さんはどんな人?
・お父さんはどんな人?どんな仕事してた?
・性的ないたずらとか痴漢とかあった?
・セックスって一言でいうとどんなもの?
・色っぽい女ってどんな風に見える?
・そう言えばカウンセリング受けるの勇気要ったんじゃない?

脈絡がありそうな、なさそうな、そんな質問をして、ふんふんとお聞きして、それで、えーっと・・・って考えていきます。

だから、私のカウンセリングやセミナーを受けられる方はほぼ必ずこんな体験をすると思います。
「え?なんでそんなこと聞くの?関係あるの?」
「なんか色々と考えてくれてるみたいだけど・・・沈黙が長いなあ・・・」
「のらりくらり、飄々としてるけど、ちゃんと教えてくれるのかな?」
「っていうか、この人ほんとに大丈夫???」

4番目はシャレですけど(笑)
たぶん。

そうして全体像が見えてくるんですね。

なぜ、セックスレスなのか?<性格編>
なぜ、セックスレスなのか?<関係性編>
なぜ、セックスレスなのか?<生い立ち編>

などのシリーズが生まれていくわけです。

だから、初めの頃は「根本さんって意外と無口で話を聞いてくれる人なんだな」と思うんですけど、やがて、そんなことはまったく思わなくなるんです。

だって、後半はずっと私がしゃべってるんだから。

そうして、性格編、関係性編、生い立ち編など取り合わせて、じゃあ、どうしていけばいいのか?ってのを提案していくんです。

「意外と言いたいこと言えないタイプで我慢しぃだからさー、でも、それを言おうと思ったってダメなんだよね。だってすぐにはできないし、それでまた自分を責めるしさ。
文字にするとか、絵にするとか、そんなのがいいしさー、とりあえず藁人形1ダース買ってさー、あ、知ってる?藁人形の世界も価格破壊が起こってるのよ。
前より安くなってるんだもん。ま、それはいいんだけどね、それでむかつき度合いを藁人形で表して、旦那が帰ってきたときに玄関に置いとくの。『あ、今日の藁人形はズタズタにもほどがあるな。こりゃ、嫁、相当怒ってるな』って一目で分かるように。」

ま、この辺まで来て笑わない人っていないんですよね。
藁人形のくだりはけっこうな鉄板ネタなんです。

あまり「変える」ってことをお勧めはしてないです。
時間かかるし、葛藤するし、自己否定するから。

その自分を活かす、という方向を考えるんです。
今、できることを考えていくんです。

「藁人形はいきなりは抵抗ある??けっこうお勧めなんだけどなあ・・・。じゃあ、メールとかメモ帳とかに書くのはどうなの?絵は得意?じゃあ、言いたいことがあったらさ、メモ帳に書いて、ダイニングテーブルの旦那の席にそっと置いとくといいよ。
でも、そこで『話したいことがある』なんて書くと旦那思いっきり防衛するからさ。『今日、ちょっと寂しい気持ちなんだ。だからギュッとしてくれると嬉しいな。』ってマニュアルを書いておいてね。
ほら、男って『作業指示書』に弱い生き物じゃん?知ってる?あ、じゃあ、いい勉強したね。だから、ついつい『○○して』って言われると弱いんだよね。」

ただ、深いレベルの話になるとちょっと違う見方が必要でね。
ワークしたり、宿題出したりすることになります。

例えば、レスの原因の一つが幼少期からの母親との関係にある、なんてピンと来ないでしょう?
<生い立ち編>ですけどね。

小さいころから気持ちを我慢してお母さんに合わせて来たとすると、ひとつは「大人の女性への抵抗」が芽生えたり、「自分の思いを表現しにくい私」になったりします。
「我慢が癖になる」とか「自分さえ我慢すれば丸く収まる」とか「自分の思いは分かってもらえない」とか、そういう気持ちに繋がります。
また、「人の話は聞き上手だけど、自分の話はなかなかできない」という習慣にもなります。

そうすると、潜在意識ではお母さんを許していないし、また、同時に、いろんな問題がそこから派生していきます。

となると、じゃあ、お母さんを許しましょうか・・・と言ってそんなプロセスを提案していきます。
セラピーをすることもありますし、宿題、という形にすることもありますが。

<どうしたらいいのか?>ってハウツーが欲しいのは自然だと思うんだけど、それを知るためには<どうしてそうなったのか?>に着目する必要があると思っています。

そして、<どうしてそうなったのか?>が分かると、不思議と安堵感が得られるのが人の心。
それを「誰も悪くない」というベースで見ていくんですね。
ああ、これ大事なことですね。「誰も悪くない」。

その結果、誰のことも否定しない時間が生まれます。
私も100%そうだとは言えないんですけど、だいぶ、否定しないカウンセリングってのができるようになってきました。

そうして罪悪感というややこしい存在を回避していくのです。

でも、まあ、そんな心理分析をしたり、その人の人生を知ること自体が私の趣味(好きなこと)でもあるので、楽しいわけですけどね。

1人1人が宇宙ですからね。
「ありきたりの人生」を歩んできた人の中にも宇宙はあるのです。
そうすると私の探検心や冒険心が刺激されてしまうわけです。

今日は宣伝みたいなんですけど、皆さんも今の自分に当てはめてみて、なぜ、そうなったのか?を否定せずに見つめていくといいですよ、という提案です。

実は「原因が分かる」ということが大事じゃなくて、「自分のありのままを愛する」ということが大事なんだな、ということが良く分かってきますから。

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