『自分の恥ずかしいところを曝け出せますか?』

                               

『自分の恥ずかしいところを曝け出せますか?』

『自分の恥ずかしいところを曝け出せますか?』

カウンセラーさんのブログを添削する機会が時々あります。
で、その内容を拝見して一言。

「これじゃあ、印象に残らないよな」

と伝えます。
文章が下手だとか、言いたいことが分からないとか、そういうレベルの話じゃないんですよね。
そこは完璧にクリアされてます。
いや、むしろ、クリアされてるから問題なんです。

「綺麗すぎるんですよ」

そういう印象を持ちます。
きれいな言葉で、きれいに内容が装飾されて、きれいに纏められてしまってる・・・。そんな印象を持つんです。

そこで、ある人にコンサルした際、そこを掘り下げて行くことにしました。
「なぜ、綺麗に書いてしまうのか?」

もちろん、本人はそんな“意識”はありませんから、“潜在意識”にあるものを見て行きます。

・自分のダメなところを書くとお客さんが引いてしまうかもしれないから。
・自分をもっとよく見せたい気持ちがあるから。
・ダメところを書くのは怖い。見下されそうで。
・こんな人がカウンセラーなんだ、て思われるのが怖い。
・自分のネガティブなところをどこまで書いていいのか分からない。
・バカにされそうな、相手にされなさそうな気がする。

これ、全部、自分の勝手な思いなんですよね~。分かってました??
投影なんですよ。

ネガティブなことを書いてもいいんです。
最後ポジティブになっていれば。

むしろ、そのネガティブとポジティブのギャップが読者に印象を残します。

「へえ、この人、人と全然しゃべれなかったんだ・・・。そんな人がこうして人前で話をするようになったんだ・・・」

「昔は全然イケてない人だったんだ。信じられない。人って変わるんだね」

私たちにとって過去の傷はネタですし、読者をひきつける格好のインパクトになります。

それを赤裸々に語ってみてください。
「こんなに書いたら引いちゃうかも・・・」くらいでちょうどいい塩梅です。

むしろ、読者をドン引きさせるくらいの方がいいですよ。
必ずインパクトが残ります。

プロフィールにしても、ブログ記事にしても、その赤裸々さは大事ですね。
売れてるカウンセラーさんを見てみてください。
皆さん、きれいごとばかりではなく、露骨に嫌な話も書いてます。
黒歴史も書いてます。
売れっ子になったから、ではないんですよ。売れっ子になる前からそうだったんです。

ちなみに自分の黒歴史である恥ずかしい過去を封印してきれいに纏めようとしてしまう心理には「教祖様願望」が隠れてることが多いですよ。
すなわち、権威との葛藤という問題が隠れてることが多いです。

今後、カウンセラーとして活躍していく上で、ちょっとしたリスクになり得ますので、もし思い当たるところがあればそこに意識を向けてみてください。

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