あなた:「やっぱり元彼との関係をまだ手放せてないんだと思います。やはりここはきちんと向き合って手放しておきたいですところです。」 クライアント:「確かにそうですね。先生ももちろん、過去の恋愛はちゃんと精算されているんですよね?どうやって取り組まれたんですか?」 と聞かれたとします。 あなたは A「よくぞ、聞いてくれました!!長いですよ!耳かっぽじって聞いてくださいよ!!」 って思いますか?それとも、 B「え?あ?ええ、まあ、一応、はい。やるだけのことはやりましたが・・・」 という反応をしちゃいますか?それとも、 C「いや、もう、こう見えて執着バリバリで。もう精算どころかこんがらがってめちゃくちゃなんですよ。だから、ちゃっかりあなたと一緒に私も取り組みたいと思ってるんです!」 なんて言っちゃいますか? もし、あなたがクライアントなら、この3人の誰にお願いしたいでしょう? やっぱりAさんだと思うんですね。 次にCさん。 Bさんのような反応をしてしまうと「あ、この人、誤魔化そうとしてる」ってことがバレて信用を失います。 そんな頭でっかちのカウンセラーってこんな過ちを犯してクライアントの信頼を失ってしまうんです。 だから、自分とちゃんと向き合い続けることは大事なんですよね。 * カウンセラーに限らないですけど、心理学にはこんな格言があります。 「自分が受け取ったものしか、人に与えられない」 あるいは 「自分を愛せない人は、誰かを愛せない」 聞いたことありません? 例えば、元彼を手放す、というテーマについても自分がそのテーマにチャレンジした分だけ、クライアントさんの苦悩が分かるし、難しさが理解できるし、躊躇しても、行き詰ってても受け入れてあげられるし、その上で成功したら一緒に喜べます。 でも、それを理屈だけ知ってる人は「なぜできないか?」が分かりません。体験がないから。しかも、その上でクライアントさんが成功しちゃうと、表面では喜んでも嫉妬しちゃったりするんです。 でも、その嫉妬、自分では認められないですよね?立場上。すごく辛いんです。そういうの。 自分ができないこと、やってないことをクライアントに伝えても説得力がないんです。 でも、クライアントさんの体験って全部できるわけないですよね? そしたら、Cさんみたいに素直に全部話しちゃいましょう。 カウンセラーに対する「先生」のイメージが剥がれて、「伴走者」みたいなイメージを持ってくださるようになりますよ。 * ということは、クライアントさんにとってカウンセラーであるあなたは「お手本」にならなきゃまずいですよね。 だから、まずは自分が幸せになること、自分が成功すること、自分が笑顔になること、自分が喜びになること、がとても大事なわけです。 だから、僕は毎晩、飲み屋街を放浪し・・・。 意外と多いですよ。 「先生、幸せですか?」 って聞かれること。その時、なんて答えてあげたいですか? それをあなたが実現してるからこそ、こう返してあげられるんです。 説得力一杯に。 「ええ、幸せですよ。ほんと。有難いです。あなたも大丈夫ですよ」 その言葉を目の前のクライアントさんが聞いて納得してくれるでしょうか? ぜひ、「聞いたあたしがバカだったわ」というクライアントさんに思わせるくらいの反応を返したいですよね! ということで、クライアントさんの幸せのために今日も僕は呑み屋に出かけるとしま・・・

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カウンセリングって基本的に「話を聴いてもらうところ」てイメージが強いようです。 日本に定着している非指示型のロジャース式(来談者中心療法)では、傾聴して共感して受容して、というプロセスを重視しますよね。 話すことでどんな効果があるんでしょう? 感情って「丹田」の辺りで生まれて、上に「上がって行く」と言われています。 感情は感じてあげたら解放されるのですが、それが「ハート」。胸の真ん中です。 「胸が熱くなる」 「胸が痛い」 「胸が張り裂けそう」 等、「胸」は感情に関する表現が多いですよね。 そこで感情を燃やして解放してあげるのですが、その時に抑圧すると胸が詰まったような感じになります。 さて、そうして感情を燃やすのはじっと自分の感情と向き合うのもいいのですが、誰かに聴いてもらうとその速度はグッとアップします。 自分の話に共感して受容してもらえたら、さらに感情は早く燃えていきます。 話すとスッキリする、のはそのためなんですね。 特に感情の量が男性に比べてグッと多い女性はだから「話し好き」な人が多いんです。 逆に「話さないと苦しい」という、我々男性からするとまったく想像できない世界観をお持ちなのです。 話すだけでなく、涙を流す、身体を動かす等でも感情は解放されていきます。 カウンセラーがクライアントの話に共感して、受容するのは、その話そのものではなく、その感情(気持ち)なんですよね。 「失恋しました」という主訴に対して、その失恋したことでクライアントさんが感じている「辛さ、寂しさ、悲しみ、不安、怒り等」に「共感」するわけです。 だから「それは寂しいよね」という言葉を返したりするのです。 「どんな感情を感じているのだろう?どんな気持ちなんだろう?」というのがカウンセラーが聴くポイントになります。 ここまでが非指示型カウンセリングのアプローチ。 とてもクライアントさんを尊重し、大事にするスタイルですよね。 もちろん、僕も少しはこれをやっています。少しは・・・。たぶん・・。 * 僕は日本では珍しい「指示型」のカウンセリングを学んできました。 とはいえ、師匠の一人である泰三氏は傾聴もできるカウンセラーだったので、その重要性は口からチャーハンを飛ばしながら何回も伝えてくれました。 しかし、もう一人の師匠である平氏は「45分の電話カウンセリングでクライアントが話せるのは3分まで」という無類の話好き(?)で、彼を師事する以上「一を聞いたら、十、返す」ことが半ば脅迫観念のように襲い掛かってくるのです。 ちなみに、そのお陰で僕がカウンセラー向けの講座を担当する時には「平を目指さないでください。あれはカウンセリングではありません。あれは“平”というセラピーの手法ですので真似しないでください」と口から泡を飛ばしながら何度も説明するハメになるのでした。 ただ、一を聞いて十返す、というテクニックは、セミナーでクライアントさんから質問されるときには大いに役立ちますね。 さて、指示型(提案型)のカウンセリングでは、クライアントさんのお話を聴くのも問題解決のための「情報収集」です。 僕が学んだカウンセリングのアプローチはざっくり言えば「クライアントさんの今の状況を把握して、その問題を作っている感情を癒し(解放し)、すっきりさせたところで“愛”や“親密感(つながり)”を作っていく」というもの。 そのためにロールプレイやイメージワークなどのセラピーをするので、そのセラピーのためにいろいろと「事情聴取(!?)」をしなきゃいけないのです。 その「事情」というのは「実際に起きているできごと」でもあり、「その出来事で自分自身が感じていること」や「潜在意識の中にあるであろう感情群」であり、「その背景となる過去のできごと」なのです。 だから、僕のカウンセリングでは、大風呂敷を広げるようにクライアントさんの人生を俯瞰していきます。 もちろん、今、リアルに感情が噴き出て来てる場合にはそれを解消することを第一にしますが、少し落ち着いて来たら、その方の人生を聞いていくんです。 どうしたら問題が解決できるか?という情報を得るために。 そして、「ああ、それはやっぱり旦那との関係って言うよりも、おかんの方が問題やんね」とか「これ、すごく分かりにくいけど、今の彼のことでそんだけ辛くなることってないはずなんよね。もしかすると、その2つ前の彼に対して未消化になってる感情が今、出て来てるのかもよ」とか「ずっと誰のことも当てにせずにやってきたから今、ほんと行き詰ってるんですよ。そりゃあ、あのお父ちゃんの元ではしょうがないと思いますけどね。でも、今はその部下を信頼してみましょうよ。」みたいな感じの話をしていくんです。 そうすると、非指示型ではあまりしちゃいけないという「提案」も具体的にできるようになるんです。 「とりあえず、お母さんに会いにいって『今までずっと寂しかった。一回でいいからギュッと抱きしめてくれへん?』って頼みに行きましょうよ」 という現実的な提案から、 「まずはその元々彼への思いを手放していきましょう。ちょっとイメージワークして、その感情を少し解放してあげましょうか。それで、今日から週に1回、彼に手紙書いてください。もちろん、出さなくてもいいから」 という感情面+現実的な提案をしていくのです。 これは僕の場合、でした。 だから、僕はカウンセラーやセラピストというよりは「問題解決屋」というイメージを自分自身に抱くようになったのです。

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僕にはカウンセラーとしての師匠は2人います。 どちらも巨体です(笑) そのうちの1人。ちょうど1年前に亡くなってしまいましたが、車椅子のカウンセラーである長谷川泰三が昔教えてくれたことがあったんです。 「俺の理想のカウンセリングはな、45分間、ただ『うん、うん、そうかそうか。それでそれで?そうかあ!そうなんだな。うん、うん。それで?ほほー、なるほど。そうか、そうか。それで?』と相槌を打つだけで終わるカウンセリングなんや。それでクライアントさんが心から喜んでくれるカウンセリングを俺はしたいんや」と。 もう20年近く前に聞いた言葉だと思うのですが、今でもはっきり覚えています。 さて、今の自分がどうか?というと、もちろん、全然そのスタイルは守っていません! 僕、けっこうしゃべりますしね。 時にはクライアントさんの話を遮っても話しますしね(笑) でも、それは「ちゃんとクライアントさんの話が掴めてから」に限定です。 昔、こんなことをよく言われてました。 「根本さん、セミナーとかではすごくよくしゃべる印象なのに、カウンセリングではあまりしゃべらないんですね」 師匠の理想まではいかないけれど、でも、60分のカウンセリングのうち、3,40分はひたすら聞いて、質問して、聞いて、質問して、を繰り返してることも少なくないんです。 特に初めてお会いする方には必ずと言ってもそんな風になります。 もちろん、人によってはその時間が10分になることもありますけどね。 僕の感覚だと「掴む」という感じ。 クライアントさんが話している内容から、性格やら、言いたいこととか、行きたい方向性とか、何なりと「掴む」ことができたら、あとはこっちのもん!じゃないですけど、そこからしゃべります。 言い換えれば今の問題の状況が理解できて、どうしてそうなったのかがある程度分かって来て、これからどういう方向に進めば解決するかが何となく見えてきた段階で「よし、掴めた」って感じになるんです。 逆にちゃんと掴めてない段階で見切り発車であれやこれやでしゃべり始めてしまうと、クライアントさんとの会話にズレが生じて、妙な、変な空気になります。 「あ、この人、有名なカウンセラーさんだって聞いてきたけど、意外と分かってくれないなあ」みたいな変な空気が流れ始めたりします(笑) そうすると信頼関係がカギのこの商売、なかなかリカバリーが難しいんです。 だから、「掴む」まではとにかく話を聞くようにしますし、あれやこれやと質問をたくさんします。 一度掴んでしまえば、クライアントさんの質問にはほぼほぼ答えられますから。 そこまでは30分だろうが60分だろうが聞き続けるのです。 その時に師匠の言う「理想のカウンセリング」がとても役に立っているのです。 なかなかできないけれど、やっぱり僕もそれが理想かもしれません。

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去年、福島正伸先生の連続講座に参加しました。 毎月京都に通うのは大変だったんですけど、新たな仲間や出会いが増えて、とても貴重な体験をさせて頂きました。 そのカリキュラムの中で「生き方のポリシーを作る」というのがあるんです。 自分の人生のポリシー 人生において大切にしたいこと、大事にしていること。 それを挙げていくんですね。 僕は自分の生き方だけでなく、カウンセラーとしての姿勢も加えて作っています。 そして、これを毎回カウンセリングやセミナーの前に眺めて背筋を伸ばす、というのをやっていました。 僕が考えたポリシーは次の16個。 元は11個だったのですが、何度も修正したり、考え直したりして16個に増えています。 今でもこれをただ読むだけでグッとテンションが上がってやる気になるし、また、参加者やクライアントさんに対する姿勢が良くなる気がします。 1.今、自分にできることをする。 2.必ず、何とかなる。乗り越えられない問題などやってこない。 3.自分を信じる。相手を信じる。 4.悪いことなど何も起こらない。すべては良いことであり、恩恵。 5.問題は「さあ、根本君ならどうするか?」とワクワクしながら取り組む。 6.Life is Game!(人生はゲームだ) 7.今、笑顔でいるかい? 8.家族、仲間、友人、クライアントに「ありがとう」を伝え続ける。 9.今、幸せを感じる。 10.迷ったら「好き」な方を選ぶ。 11.目の前の人を幸せにする。 12.特別に何かをしなくてもクライアントは自然と何かを掴んで帰ってくれる。 13.笑みを絶やさず、目の前の人をただ受け入れる 14.答えはクライアントが持っている。私と話をするだけでそれか自然と引き出される。 15.クライアントは私と話がしたい。私に話を聞いてほしい。 16.売ろうとしない。ただ自分のあり方にこだわるだけ。 これは羅針盤のような役割をしてくれると思うんです。 道に迷った時はもちろんですが、ふだんでもこれを見ると「ああ、こっちだった」って姿勢を正してくれるわけでして。 また自分が本当に大事にしたいことを明確にしているので、生き方もとてもシンプルになるんですね。 これを作るようになってから迷いが減ったような気がするんです。 ちなみにこの16のリストは、その福島先生の講座で知り合った、カウンセラーの吉野リョータさんが色紙に書いてプレゼントしてくれたんです。 それは今、僕の部屋に額に入れて飾ってあります。 リョータさんの書はとてもエネルギーがあるので僕にとってのパワースポットになってるんですね。 * ちなみにこの「カウンセラー・ポリシー」は僕のコンサルを受けて下さる方には最初の段階で作ってもらうようにしています。 プロのカウンセラーとして、どう意識を持つのか?どこにグラウンディングするのか?何を大事にするのか?の姿勢を作るためにね。 皆さんも一度作ってみてはどうでしょうか? *

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この間、コンサルティングをしてました。この4月から始めた新しい試みである、カウンセラーのコンサルティング。 もちろん、まだまだ数は少ないんですが、カウンセラーズ・カウンセラー、あるいは、カウンセラーズ・コンサルタントとして関わらせて頂いている方もいるわけです。 さて、その中で「プロ意識」という話になりました。 実は、以前いた会社で年に何度かカウンセラーのための講座を担当していたんですね。 そこではセラピーの手法を伝えたりする一方で、マーケティングの話(営業的な話)とこのプロ意識の話をかなりきつめに伝えていました。 そこでは「甘え」「依存」という話をよくしていました。 「誰かに何とかしてもらおうと思っていない?」 「自分じゃなくて、誰かがお客さんを集めてくれてると思ってない?」 「そんなんじゃ潰れちゃいますよ」 みたいな話。 あるいは 「自分みたいなカウンセラーの元に、クライアント何て来ないわ、と思うのも、依存心ですよ。」 なんて話とか。 お金を頂いてカウンセリングをする立場ですから、お客さんがゼロだろうが100だろうが、プロはプロですよね。 どれくらい自分をプロカウンセラーとして扱えるかが大事なんです。 じゃあ、皆さんにとっての「プロ意識」ってどんなものでしょうか? 言語化できますか? 僕って意外とポリシーがあいまいで、優柔不断で、八方美人なもので、このプロ意識の表現もコロコロ変わるんですけどね。 どんなものがあるでしょう? ちょっと考えられるプロ意識を列挙してみましょうか。  時間を守ること。  金額に見合ったサービスを与えること。  問題の解決方法をちゃんと伝えること。  丁寧な言葉遣いをすること。  クライアントを尊重した扱いをすること。  絶対に逃げないこと。  自分の発言に責任を持つこと。  クライアントの可能性を信じ続けること。  とことん話を聴くこと。  クライアントの価値を見続けること。  決してあきらめないこと。  自分の思いを表現すること。  ブログ等で自分の思いを発信し続けること。  豊かな生活が送れるだけの収入を得ること。  いつでも自分の状態をクリアにしておくこと。  何があってもブレない心を持つこと。  与え続けること。  カウンセラーを辞めないこと。  クライアントを受け入れ続けること。  自分自身の問題に向き合い続け、成長し続けること。  クライアントのお手本であり続けること。  技術を常に磨き続けること。  紳士・淑女な身なりをすること。 他にもありそうですが。。。 書きながらなんだか圧迫感を感じてしまいました(笑) これ全部を自分に課してたら、なかなか続けられないですよね~ 皆さんはどうでしょうか? どれくらい賛同できますか? プロのカウンセラーだから、お客さんの話を聴くのは当たり前といえば当たり前。 そこでどらくらい喜んでもらえるか?が大事だなあ、とか。 どんな問題も平然と受け入れることが大事だなあ、とか。 笑顔でうんうん相槌打って、話しやすい雰囲気を作るのが大事だなあ、とか。 考えるといろいろ出てきますね。 で、好きなのはどれですか? 紳士的な身なりをするのは好きですか? ブレないカウンセラーって好きですか? 自分の心をクリアにしておくことって好きですか? あなたにとって、自然なのはどれですか? クライアントのお手本で居続けることってあなたらしいですか? ブログを書くのはあなたらしいですか? 笑顔で話を聴くのはあなたらしいですか? 僕、カウンセラーって「長く続けること」が一番大事だと思っているんです。 だから、昔からカウンセラーとしてデビューした後輩に「10年は続けるつもりで今を考えてね」って伝えてました。 1年カウンセリングしたクライアントさんが、問題が楽になって離れて行って、でも、5年後にまた別の問題で相談したくなったときに、ちゃんとそこに居続けてあげることって大事じゃないかな、と思うんです。 10年続くにはどうしたらいいのか?って思った時に、やはり自分らしさとか、好きかどうかがすごく大事だと思うんですね。 頑張りすぎたら持ちませんし、無理がたたってクライアントさんを失望させることも出てくると思うんです。 だから、「こうあるべき」よりも「これが自分らしい」を大事にしたいと思うんです。 「こうあるべき」にカウンセラーが憑りつかれていたら、クライアントにも「こうすべき」って言ってしまいそうじゃありません? だから、僕にとってのプロ意識って 「自分の言動に責任が取れる(責任の取れない発言はしない)」 「自分らしくあること」 なのかな、と思っています。 皆さんはどう? では、次回はカウンセラーとして僕が大切にしていることをお伝えしたいと思います。 けっこう真面目な話ですよね。 こんな感じの話でいい?手探りで進めてますもので、こんな話が聞きたいって思ったら、遠慮なくリクエストしてください。 待ってます! ↓ カウンセラー/講師の根本に聞いてみたいこと、質問したいこと、ネタにして欲しいことがあれば、どしどしメールください! 皆さまからのネタ提供がこのメルマガを救います!! >https://ssl.form-mailer.jp/fms/fe6e46a7355616

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・無表情 ・愛想が無い ・声が小さくて聞き取り辛い ・もごもご言ってて何言ってるか分からない ・笑わない ・落ち着きがない、じっとしていない ・集中していない ・冷たそう ・淡々としていて情がない 面談カウンセリングを始めて数年経った頃、お客さまアンケートをしたことがあります。 「根本イメージ調査」って銘打って。 そこに書かれていたイメージが上のようなものだったでしょうか。 ちょくちょく感想として耳にすることはありましたが、こう纏めて目にすると衝撃的でした。 もちろん、その一方でいいことも書いてくださってましたが、こういう時はあまり目に入らないもので。 で、僕はどうしたか? それを直そうとしたか? いいえ。そのまま放置しました(笑) お客さま商売なんだから、愛想を良くしたり、ハキハキしゃべったり、笑顔を向けたりするのはとても大切なことと分かっていました。 少しはやってみようかと思った時期もありましたけど、僕がしんどいし、疲れちゃうんです。 だから、逆手に取ることにしました。 「落ち着きないんで気になったらごめんなさいね」 「体は大きいけど、声小さいので、耳かっぽじって聞いてくださいね」 ってお客さんに伝えたり、ブログのコラムなどで 「無愛想で、冷たいと評判の私ですが・・・」 などとよく書いたり、講座などでも 「私、何言ってるか聞き取り辛いみたいなんで、前の方に来ないと何も聞こえないですよ」 なんて言ってみたりしました。 笑顔や愛想や滑舌も大事。でも、そこに気を取られてカウンセリングの本質的な部分が疎かになるんじゃないか?と思ったのです。 そしてもちろん、欠点など直さなくていい、と常々言ってる立場でもありましたし、何よりもそれを直すのはとても面倒だったからです(笑) そうすると、お客さまの感想はこんな風に変わって行きました。 ・話を聞いてないようでちゃんと聞いている ・冷たそうに見えて実は情に厚い ・ぼそぼそ言ってて聞き取り辛いけど、すごくいいこと言ってくれている ・とてもシャイな人 ・無表情で愛想がないから、たまの笑顔がいい ・じっとしてろよ、と思うけど、そんなことしたら根本さんが根本さんじゃなくなっちゃう 欠点を直すのではなく、ちゃんと本来やるべきことにエネルギーを向けていけば、ちゃんと伝わって行くって体験をさせてもらいました。 だから、僕はクライアントさんに欠点を直せ、ということは言わないカウンセラーになりました。 むしろ、欠点は「あとで印象を良くするためのスパイス」だと思うんですよね~ 皆さんのカウンセラーとしての欠点って何があるでしょう? それを直すのではなく、逆手に取る工夫をしてみませんか? その方が面白いと思うのですが・・・

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「カウンセラーを辞めたいって思ったことありませんか?」ってよく聞かれます。 「ありますよ~」って答えるんですけど、その思いを初にして最大に感じさせてくれたのが“師匠”でした。 彼女は私がボランティアカウンセラーだった時代に「ちゃんとカウンセリングをして欲しいから」という理由でお金を振り込んできたツワモノ。 そして、今の彼氏(不倫)のこと、お母さんとのこと、仕事のことなどをどどどどどどと語るクライアントさんだったんです。 ただ一方的に話してくれるんならいいんです。 秘儀「聞き流しの術」を使えばいいんですから!(←なんじゃそら(笑)) でも、彼女、時々こう聞き返してくるんです。 「今、私、何て言ったか、根本さん、聞いてました?私が言ったこと復唱して下さい」 ええーっ!? 私はメモを取りながらお話を伺うタイプなんですけど、たまたまボールペンの付きが悪くて気が逸れてた、部屋の外で物音がしたからそっちに気を取られてた、彼女が言った意味を考えてたら話を聞きそびれた、、、まさにそんなタイミングで「復唱して下さい」が来るんですね。 女って怖いですね・・・(←そこ?(笑)) しかも、彼女は45分のカウンセリングのうち、40分は自分の話をします。 その間、私の質問はすべてスルーです。 彼女「それでね、こうでね、ああでね、こんなことがあって、それで私めっちゃむかつくから彼に言ってやったのよ。」 私「それで彼は何て答えたんですか?」 彼女「それでも気が収まらないから、しばらく連絡を取らないようにしてたら、ますます腹が立ってきて、それで昨日、仕事帰りに会うことんして思い切りぶちまけたのよ」 私「それでどうなったんですか?」 彼女「昨日は朝からお母さんとケンカしてむしゃくしゃしてたので、余計にヒートアップしてしまって。そういう意味では彼、かわいそ。」 みたいな感じです(笑) いつしか、質問することを諦めて(苦笑)相槌を打つだけの私になっていました。 で、ある時電話の切り際に彼女はこんなこと言ってくれたんです。 「根本さんっていつも最後の5分だけいいこと言ってくれますよね?」と。 「お前、それくらいしか俺の話聞かねーだろ!」と心の中で思ったのは言うまでもありません! こんなカウンセリングが月1回ならまだしも、毎週火曜日と木曜日の夜9時から毎週続くんです(笑) 今から思えばすごいな、よく自分持ったな、と思います。 でも、思いません?それだけよく40分も話し続けられるネタがあるな、と。 火曜日は分かります。でも、木曜日は前回から2日しか経ってないのにそんなに話題があるの?って思いません? そうなんですよね。話題があるときもあるんですけど、無いときは酷いもんです。 20分くらいダダダーッと話した後、 「じゃ、根本さん、質問して下さい」 「もう私、話すことないんで、根本さん話してください」 と無茶ぶりが来ます。 ええーっと沈黙が続くと 「お金払ってるんだからちゃんとしてください」 「何か質問してくれないんだったら答えられないから早く話してください」 なんて突っ込まれます。 よくやってたなあ、俺。偉かったなあ・・・。と今なら思えます。 そんなカウンセリングが数か月続いて、根をあげたんです。 「もうカウンセラー辞めたい」って。 我が家に遊びに来ていた先輩(女性)に相談したんですね。 彼女はいつもの優しい笑顔を浮かべてこう答えてくれました。 「うんうん。頑張ってね。」 それ以来、彼女のことを「鬼」と呼ぶことにしたのは言うまでもありません。 でも、ある時気付いたんです。 彼女の後の夜10時のカウンセリングがものすごく楽で、そして、元気で、テンションが上がって、一所懸命になれることを。 少々ネガティブできついクライアントさんが来ても、全然平気になってることを。 クライアントさんから責められたとしても、傷つかない自分になってることを。 だって「あの人に比べれば100倍マシ」なんですもの(笑) いつしか、彼女のことを「カウンセラー養成ギプス」、略して「師匠」と呼ぶことにしたんです。 そして、気が付くと彼女は私の一番のファンになってくれてました。 「面談カウンセリング始めるんです」って言った直後に予約してくれました。 まだ面談の値段も場所も内容も決まってない段階で。 事務所はパニックになってました(笑) 「講座するんです」と言うと、「私、人が多いところは嫌い」と言いながらもちょくちょく顔を見せてくれました。一番後ろの端っこが定位置でしたけど。 私もだんだん彼女の扱い方が分かってきますから、彼女が悪態ついても拗ねても捻くれても全然平気になってました。 そして、だんだん彼女も落ち着いて、いつしか、距離が開いて行ったんです。 「もう終わりにします」(ってセリフは3回くらいは聞いてるんですが) と聞いたときには何か大きな仕事を終えたような気持ちになったことを覚えています。 ほぼ15年前の話です。 そのお師匠さんのお陰で、今の自分があるんです。 だから、今となっては感謝ですね。

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私がプロカウンセラーになったのはちょうど15年前の今頃でした。 通っていた神戸メンタルサービスのスタッフから「ねむねむ(私のニックネーム)、そろそろプロにならない?」って軽い口調で言われたんです。 そう、かのジャニーさんの「You,やっちゃいなよ」的なノリそのものでした。 現在ではカウンセラーの育成システムもきちんと規定されてるのでそんなことはないのですが、当時は何事も初めてのことだったので「プロになっちゃいなよ」って話になっても、実際、どういう手続きをすればいいのか、どういう風にすればいいのかが全く分かりません。 何よりも事務所側がどうしていいのか分からないのですから、当の私が分かるわけがありません。 何事も都合よく考える私は「きっと事務所の方でお客さんを回してくれるに違いない」と思い込んでいたのですが、そうは問屋がおろしません。 「とりあえず、ねむねむのスケジュールを出してくれるかな?そこにまずは無料のカウンセリングを希望があれば回すことにするわ」 そんなぞんざいな感じで伝えられたことを今も何となく覚えています。 その当時、会社には社長以下数名のカウンセラーが所属していたかと思います。 まだ何の宣伝手段のない私。 要するに「他の人たちが手が回らない、余り物を処理する係」、通称「残飯処理班」のような立場からスタートしたのです。 とはいえ、結構な量の食事をオーダーする連中の処理班を勤めていたため、意外とカウンセリングの本数は稼ぐことができました。 しかし、初回は無料で、気に入ったら4回で1万円のセットコースに申し込める仕組みだったのですが、まあ、それが難しい。 社長の平がいっぱいで、右腕の泰三もいっぱいで、それで仕方なく根本さん、という方も少なくないようで、なかなかお客さんが取れないんですね。 でも、不思議だったのはそのことを全く気にしていなかったこと。 その当時はまだまだひよっこですから、カウンセリングができるだけで嬉しかったし、有難いし、無料でも、有料でもいいからどんどん来てください!!!って気持ちでした。 しかも、彼らの残飯処理班ということは・・・ものすごく学びになることがあったんです。 大抵は、一度は彼らのカウンセリングを受けている方々。 だから、「で、平にはなんて言われたんですか?」「泰三はどんな見解だったの?」などと“カウンセリングをする振り”をして、勉強させてもらってたんです。 へえ、そういう風に見るんだ・・・ そっか。そういう考え方もあるんだ・・・。 私からすれば彼ら師匠は天才でしたから、まあ、ものの見事な発想の転換があちこちにあったんです。 「別居したんです」「おぉ、良かったやないか。これで彼に自分がどんだけ変わったか見せられるなあ」 「リストラされたんです。」「神様はな、お前がもっと自分が好きなことできるようにわざわざ会社に働きかけてお前を首にしてくれたんやで」 普通だったら。「辛いね」「悲しいね」「不安になるよね」と共感するところ、彼らは至って平然と、そして、ポジティブにその事実を捉えているんです。 その勇気に感激しましたし、大いに学ぶところになりました。 実は今でもその癖があるんです。 他でカウンセリング受けたことがあるんです・・・なんて聞いたら、根ほり葉ほり聞いちゃいます。 それで、他の方がどんな風にカウンセリングをしてるのか「盗む」んですね。 私のところに電話をかけて下さる方の中にはアメリカやヨーロッパでカウンセリングを受けてる方もいらっしゃいますから、「で、実際ニューヨークのカウンセラーはなんて言ってたの?」とか「ロンドンのカウンセラーはどんな風にアドバイスするの?」なんて勉強させてもらってるんです(笑) 人のふり見て我がふり直せ、じゃないですが、案外、そこから学ぶものってすごく大きいですね。 ニューヨークのカウンセラーさんの中には私と同じように「カウンセラーをしつつ、週末にはセミナーをする」という方が何人もいらっしゃるようで、なんだか嬉しくなりました。 「もしかして、俺って、世界標準???」みたいな(笑) そうして、プロカウンセラーとして歩み始めた私ですが、ひょんなことから「辞めたくなる」できごとに遭遇するのです。 それは次回お話ししましょう。 ある意味、私にとっての師匠との出会いです。

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