『無表情で声が小さくて落ち着きがない・・・根本カウンセラーの欠点たち』

                               

『無表情で声が小さくて落ち着きがない・・・根本カウンセラーの欠点たち』

・無表情
・愛想が無い
・声が小さくて聞き取り辛い
・もごもご言ってて何言ってるか分からない
・笑わない
・落ち着きがない、じっとしていない
・集中していない
・冷たそう
・淡々としていて情がない

面談カウンセリングを始めて数年経った頃、お客さまアンケートをしたことがあります。
「根本イメージ調査」って銘打って。

そこに書かれていたイメージが上のようなものだったでしょうか。

ちょくちょく感想として耳にすることはありましたが、こう纏めて目にすると衝撃的でした。

もちろん、その一方でいいことも書いてくださってましたが、こういう時はあまり目に入らないもので。

で、僕はどうしたか?
それを直そうとしたか?

いいえ。そのまま放置しました(笑)

お客さま商売なんだから、愛想を良くしたり、ハキハキしゃべったり、笑顔を向けたりするのはとても大切なことと分かっていました。

少しはやってみようかと思った時期もありましたけど、僕がしんどいし、疲れちゃうんです。

だから、逆手に取ることにしました。

「落ち着きないんで気になったらごめんなさいね」
「体は大きいけど、声小さいので、耳かっぽじって聞いてくださいね」
ってお客さんに伝えたり、ブログのコラムなどで
「無愛想で、冷たいと評判の私ですが・・・」
などとよく書いたり、講座などでも
「私、何言ってるか聞き取り辛いみたいなんで、前の方に来ないと何も聞こえないですよ」
なんて言ってみたりしました。

笑顔や愛想や滑舌も大事。でも、そこに気を取られてカウンセリングの本質的な部分が疎かになるんじゃないか?と思ったのです。

そしてもちろん、欠点など直さなくていい、と常々言ってる立場でもありましたし、何よりもそれを直すのはとても面倒だったからです(笑)

そうすると、お客さまの感想はこんな風に変わって行きました。
・話を聞いてないようでちゃんと聞いている
・冷たそうに見えて実は情に厚い
・ぼそぼそ言ってて聞き取り辛いけど、すごくいいこと言ってくれている
・とてもシャイな人
・無表情で愛想がないから、たまの笑顔がいい
・じっとしてろよ、と思うけど、そんなことしたら根本さんが根本さんじゃなくなっちゃう

欠点を直すのではなく、ちゃんと本来やるべきことにエネルギーを向けていけば、ちゃんと伝わって行くって体験をさせてもらいました。

だから、僕はクライアントさんに欠点を直せ、ということは言わないカウンセラーになりました。
むしろ、欠点は「あとで印象を良くするためのスパイス」だと思うんですよね~

皆さんのカウンセラーとしての欠点って何があるでしょう?
それを直すのではなく、逆手に取る工夫をしてみませんか?
その方が面白いと思うのですが・・・

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