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あるお客さん(といっても占い師、カウンセラーの卵)からそんなメッセージを頂きまして、「まさにその通り!」と合点した根本です。こんばんは。 先日、福島正伸先生のお話を久々に聴きに行きました。 ずいぶんと元気になられてパワフルなお話を聞かせていただくと同時に、自分の考えや気持ちを整理することができました。 そのお話の中に「はじめはすごく出来が悪い方がいい。なぜならば、成長した後に『あいつが!?』と感動を与えられるから」というくだりがあったんです。 つまり、ブログにしても、カウンセリングにしても、セミナーにしても、始めはへたくその方がいいってことなんです。 どんどん経験を積んでいくと、どんどんうまくなります。 そうすると、始めの頃と比べて「うまくなったなあ!すごいなあ!頑張ってるなあ!」って感動を与えられるようになるんです。 そして、その感動はそのまま「ファン」に繋がります。 だって感動を与えてくれる存在ってみんな好きになっちゃうでしょう? 逆に言えば「きれいにやろう」とすると大間違いなんです。 うまく文章を書けるようになったらやろう、 きちんと表現できるようになったらやろう、 上手に言えるようになったらやろう、 では、手遅れかもしれませんよー。 特にはじめは「経験」が重要です。 ゼロと1は大違いです。 だから、とにかくやってみて、やった後にどんどん修正して、どんどん成長すればいいんです。 あれこれ考えるよりも実際にバッターボックスに立った方が学ぶことは多いですよね。 できない言い訳、やらない言い訳をせずに、「やる」と決めて始めてみてください。 上手く書けないなあ、というブログがあったら、それはぜひ残しておいてください。 半年、1年、2年経って「あの時言いたかったことを今書くとこうなる!」という記事ができあがりますから。 今、未熟者だったら、今、それをあからさまにしてしまいましょう。 そしたら、あとでみんなを感動させられる!って思いながら堂々と晒してみてくださいね。

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「弟子は取らないんですか?」 そんなご質問を定期的に(?)頂きます。 ほんとありがとうございます。 「勝手に弟子だと思っています」という声もあります。 思わず、のけぞってしまうほど、恐縮してしまいます。 嬉しい、というよりも、いいの?という思いの方が強くて(笑) いずれ「弟子制度」みたいなのを作りたいと思っています。 でも、正直、自分に何が教えられるのだろう?自分に伝えられることって何だろう?そんな、育成できるようなネタを自分が持ち得てるのだろうか?そんな思いが駆け巡るのです。 カウンセラーという仕事やスキルはそのものでもこれからの時代、必要なものだと思っていますし、また、家庭からビジネスシーンで、そのスキルが役立つ場面は幾多にも及ぶであろうことを思うと、やはり何か作りたい思いも募るのです。 そうして考えている中で、弟子になりたいです。という声を聞くたびに「何ができるんだろう?」という思いに駆られてしまうのです。 今、勉強会では、実際に自分が役に立ったできごとをあれこれとお伝えさせていただいています。 また、デモセッションをして実際にカウンセリングしている姿をお見せすることで、何かを感じていただければ幸いと思っています。 今の日本では、カウンセラーになる場合、圧倒的に臨床経験が少ないと思うんですね。 そんな中、デモセッションは「こういう見方もあるのか」「こういう風に考えればいいのか」「こんな風に組み立てればいいのか」という一つの事例を示すことになるので、とても役に立つのでは?なんて思ってるんですね。 じゃあ、弟子を取ったとして、そこで何ができるのか?もっと具体的に伝えられるものがあるのか?と自問自答した時にふと言葉に詰まってしまうんです。 昨日のメルマガで書いた通り、私が集客にエネルギーを注いでた時代は今から15年も昔のこと。 そこから何年もかけてデータを蓄積した結果、特に売り込まなくてもお客さんが集まるようになりました。 そして、気が付けば「予約の取れないカウンセラー」という肩書まで頂き、実際、そんな状況が展開されています。 有り難いことではありますが、そこにノウハウがあるのか?というと、私の悪い癖なんですが、ほとんどが「忘れてる」わけです(苦笑) 私の師匠と言えば、これまた教えるというよりも、好き放題やって「見て盗め!」というタイプでしたので、大工の棟梁よろしく、そのカンナ使いから、ノコの扱いから、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤してきた故、体系的なノウハウはまとまっていないのです。 今の勉強会スタイルを継続していく上で、自分のスタイルや伝えられるものが見つかってくればいいなあ、これが根本流なんだぞ、というものが明確になれば、弟子を取ってちゃんと指導することも可能だと思いながら開催を続けています。 そもそもこのメルマガにしても、勉強会にしても「何を書いていいのか分からない」「何を伝え良いのか分からない」という暗中模索状態で進めているのが正直なところ。 だから、懇親会などで「どんなことが知りたい?」「何が分からないの?」「どこで詰まってるの?」という質問を講師自ら投げかけるという状態なんです。 最近、ツイッターで某mikoちゃんが「根本裕幸bot」というアカウントを開設してくれました。私があちこちで書きなぐったものをまとめてツイートしてくれてるのですが、これがものすごく有り難い。 なんせ、自分でも整理できない情報が140文字以内で纏められてるんですもの。 彼女がツイートしてくれる内容を逆に私自身が「そうだそうだ」とリツイートして、学んでる状態(笑) また、勉強会にしても「平日開催してください」という大塚彩子さんの声で日程を設定し、「大阪でもまたやらないんですか?」という声に乗って準備する状態なんですね(笑) 勉強会の運営もままならないので、弟子制度なんてとても運営できないと思ってしまうのです。 でも、いつかノウハウ貯めてやろうと思っています。 弟子希望の方。しばし、他の師匠を巡りつつ、しばしお待ちください(笑) ので、今は勉強会に出て頂いて、そこから盗んで頂くスタイルで、しばし、お願いいたします。

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私が以前所属していたカウンセリングサービスにて、そもそもカウンセリングを売るための仕組みを考えたとき、まず最初に浮かんだのは次のようなメニューでした。 ・カウンセリングメニュー ・お客様からの感想 ・心理テスト集 ・カウンセラー紹介 ・相談コーナー ・カウンセリングレポート ・カウンセラーコラム 心理テスト集というのが面白いでしょう? カウンセリングっていうマーケットがなく、当時のお客さんも、またネットでのカテゴリ上も「占い・心理」でくくられていたので、占いで検索した人が流れてくるような仕掛けをしたんですね。 そしたら、数か月後に大手ポータルサイトで紹介されて普段の100倍以上のアクセスが記録されたこともありました。 また、テレビ、ラジオ、雑誌等で心理テスト作成の依頼を頂くようになりました。 実際、ずいぶんと長い間、心理テストのコーナーが一番人気がありましたね。 そこから、カウンセリングのメニューにリンクを貼ったりして何とか人の流れを作ろうと苦心していました。 お客様の感想というのはやはり一番必要だな、ということで、始めは周りの人たちにお願いして書いてもらってました。要するにサクラですね(笑)それを徐々に実際の体験者に差し替えて行きました。 これは今も変わりませんね。 相談コーナーというのは、当時一番力を入れたもの。 実際にお客さんから相談頂いて、それにカウンセラーが答えるというもので、今につながるものなのですが、当時は「他ではやってない試みを」ということで「2往復」させてました。 クライアントさんが相談し、カウンセラーが答える、で終わるところばかりだったので、さらにクライアントさんがそれに答え、もう一度カウンセラーが答える、という仕組み。 数年後にご相談件数が多すぎてその仕組みでは回らなくなりましたけどね。 カウンセラーの数が数十人いることもありますが、私が退職する頃には相談事例だけで3000件を越えるデータベースが出来ました。 凄いですよね。これって。 実際、検索で引っかかってくるのも相談事例が多かったです。 また、カウンセリングレポートというのはカウンセラー側が実際のカウンセリングをレポするもので、実際、どんな風にカウンセリングが進むのかをドキュメンタリにしたものです。 ここに力を入れたかったし、お客さまもお願いすれば快くOKしてくれたのですが、いかんせん、執筆に時間がかかったのであまり数は書けませんでした。 お客様の感想、相談コーナー、レポ。 この3つで「カウンセリングってどんなもの?」というのをお伝えしたかったのです。 さらにカウンセラーコラムは今ならブログに相当するもので、カウンセラーが自分自身の体験を赤裸々に語っていました。 で、意外に思われるかもしれませんが、始めてから半年後に ・心理学講座 というメニューを加えたんです。そもそもが「同じことをカウンセリングの中で何度も言うのは大変だから『あとでここを見といてね』と言えるコンテンツを作ろう」というのがきっかけ。 そしたら、あっという間にメルマガの読者が1万を超える事態になってびっくりしました。 でも、分かりやすく実例を交えて心理学を語るスタイルはこの辺から確立されていくのですが、やはり当時はそんな私ごときが講座をするなんて・・・と1本書くのに3~4時間はかけていましたね。 * これらは2001年~2002年くらいにかけてのお話。 なんと15年も前なんです。 当時はブログもないし、SNSなんてもちろんありません。PCメールはありましたが、携帯のメールは文字数を打つとお金がかかる仕組みでした。 全部、ホームページ作成ソフトで入力していましたし、心理テストはcgiプログラムでした。 ただ、ホームページのデザインやプログラムは専門家に頼みました。 その方がやはり素晴らしいものができるから、という発想で。 そうした仕組みは今の時代にそぐわないものが多いのですが、その根底に流れる考え方やあり方は今に通じるものが多いんじゃないかな、と思って紹介させていただきました。 やはり「読者は何を知りたいか?どうしたら喜んでくれるのか?」を考えるのが基本でした。

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この問題を解決した時、この人、どんな風になってるんだろうなあ???? 実は私がカウンセリング中に考えているのはこんなことだったりします。 表情は? 生活は? 問題は? 雰囲気なんかもあれこれとイメージします。 もっと明るい感じかな? 笑顔が増えるのかな? 私は「ストーリーを描く」という形で問題の解決シーンを見ています。 「たぶん、このタイプの旦那さんはな、突然パッて変わる可能性が高いと思うねん。  根拠はないねんけどな。  自立してバリバリ働いてるタイプやろ?そしたらな、ほんまある日突然、やねん。  急に優しくなって、あれこれと気を使ってくるようになるねんで。  信じられへんやろ?うん。今の姿からは想像できひん。でも、覚悟だけしときや。  いきなり変わるからパニックになるからな。  それで『え?なになに?』ってあなたが慌てふためいてな、僕のところに来て、『どうしましょ!?』って言うねん。そしたら、僕は何て言うと思う?  『知らんがな。良かったやないか。』やろな、たぶん。」 ちょっとこれは大げさですが、この問題が解決する瞬間、というのは常にイメージしています。 どういう風に変わっていくんだろう?って。 どうやって変わるか?についてはあまり考えてないんですよね。 そういう「ヴィジョンを見るカウンセリング」というのを気が付けば長くやってきました。 その通りになることもあれば、そうならないときもありましたが、でも、私自身、ブレはなくなります。 少なくても「良くなることを信じてやっている」わけです。 クライアントさんが話す、目の前のできごとだけに捉われると先が見えません。 また、クライアントさんの感情に飲み込まれると、ヴィジョンはクライアントさんと同じく暗いものになってしまいます。 だから、その先々を見つめながらカウンセリングしてるのです。 そして、できればその姿は伝えてあげるといいですね。 「僕にはこんな未来が見えるんですよ」って。 絵が上手な人は絵に描いてあげるとクライアントさんにとって素晴らしいヴィジョンになると思います。 私はそんな形で「希望」を持って帰って欲しいな、と思います。 * あんまり真剣に話を聞いてくれてるようには見えないし、 口数も決して多くなく、ブログで見るように面白いことを言ってくれるわけでもない。 落ち着きなく、あれこれと気が散っているような感じにも見て取れる。 でも、なんか安心するのが不思議。 そして、帰ることにはちゃんと希望が見えて心が軽くなっている。 何をするってわけではないのに、ちゃんと来て良かったな、と思える。 ↑ これ、私の目指すカウンセラー像。 まあ、これにニコニコが加わるとさらにいいな、とか思うけれど。 クライアントさんに将来像を具体的に見るのならば、カウンセラーも自分自身の将来像をきちんと具体的にみたいね。 さて、あなたはこの先、どんなカウンセラーになっていくの?

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次のような日程で今のところ考えております!! <東京・休日> 12/17(土)11:00-13:00 グループコンサル(飯田橋) 12/17(土)14:00-17:00 カウンセラー勉強会(飯田橋) 次回は3月 or 4月頃 <東京・平日> 2/24(金)13:00-17:00 カウンセラー勉強会&グルコン(六本木) 料金:25,000円 懇親会あり >https://business.form-mailer.jp/fms/137c3bb249192 <大阪> 3/4(土)12:30-16:30 カウンセラー勉強会&グルコン(谷四) 料金:25,000円 懇親会あり >https://business.form-mailer.jp/fms/137c3bb249192 【主催者募集】 「勉強会を○○でもやって欲しい」という声をちょくちょく頂きます。ありがとうございます。 そう言われると嬉しくなってついつい企画したくなるのですが、現実は全然手が回りません。 そこで「根本に勉強会をして欲しい!」という方はぜひ主催者として名乗りを上げてくださると嬉しいです。 条件さえ揃えばどこにでも出かけていきます。っていうか、出かけていきたいです(笑) 主催者さんにしていただきたいこと。 ・セミナー会場の確保 ・最低10~15人の参加者の確保(だいたいこれくらい集めて頂ければ日本全国どこへでも行けると思います) ・セミナー当日、会場の準備、受付。 ・懇親会を開催する場合は懇親会会場の用意、準備。 交通や宿の手配は根本が喜んですると思います。 また、報酬率についてはご相談承ります(売上から経費を差し引いた残りを按分しましょう)。 問い合わせ、立候補はこちらからどうぞ。 >https://ssl.form-mailer.jp/fms/fe6e46a7355616

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私の記事が評価されているところに「分かりやすい」というのがあって、これは結構多くの方から褒めて頂いていて天狗になっている長所です。 そうすると、カウンセラーの後輩から、はたまたプロのライターさんにまで「どうしたらそんな分かりやすく書けるんですか?」という質問を投げかけられることが多くなり、ますます天狗の鼻が伸びていくんです。 そういう時にお答えするのは 「自分が納得してることしか書かないから」 という話。実際そうだし。自分が分からないことは分かるようになってから書くし。 あと 「自分が一番の読者」 というのもあります。自分の書いた文章を一番最初に読む読者は他ならぬ自分自身ですから。 だから、その読者が読んで分からない分を書いてたらダメなわけです。 それで、一番の読者が「分かりやすい」「面白い」と感じる文章を書くようにしています。 そして、この間お話ししたと思いますが「たとえ話」を多用します。 ※『読者は具体的な話を期待している』 >http://cocoronooffice.jp/212/ で、今日の主題はこの「たとえ話」。 ぜったい「あるある」じゃなきゃまずいですよね。 その主題に沿って、読者が「ああ、分かる、分かる、そういうことあるある」と思う場面を切り取らなければ全然読者に意図が通じないんです。 たまにはちょっと<問題>を出してみましょうか。 問題:「ごめんなさい」って言いたいんだけど言えないシーンを具体的に描いてみてください。もちろん、皆さんのクライアントに沿った「あるある」で。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ (回答例1) あなたが職場でちょっと大きめのミスをしてしまいました。 しかも、そのミスを犯した仕事、実は指導している後輩に「ここは私の得意分野だから大丈夫なのよ!」と大見得を張ったもの。 しかも、その後輩と一緒に部長室に謝罪と説明に伺わなければならなくなりました・・・、やはり先輩のプライドもあるし、大見得を張った手前、素直に部長に「ごめんなさい」とは言いにくいですよね? めっちゃ葛藤しますよね~? あなたなら、そういう時は素直に頭を下げられますか??? (回答例2) 結婚生活も二けた年数を数えるようになると、お互い空気のような存在になってくることもあり、当たり前が増えて感謝がなくなるので「ありがとう」を言う数がどんどん減っていきます。 それよりも素直に言えないのが「ごめんなさい」じゃないでしょうか。 なんか負けるような気がしたり、屈辱的な気持ちになったりしませんか? これが正解ってわけではありません。 もっといい文章もあるでしょう。 皆さんが記事を書いていて、その中でここで例え話をした方が分かりやすいな、と思ったときに、皆さんの読者が「ああ、なるほど。分かる分かる。そういうことか」という例え話を挿入すると、とても話が分かりやすくなり、メッセージを伝えるパワーが大きくなります。 あと皆さんも体験したことないでしょうか? 小説とか映画のあらすじはけっこう覚えているんだけど、新書とか専門書の中身を覚えるのって苦手(時間がかかる)って・・・。 例え話を私が多用する理由は「その方が記憶に残りやすいから」なんですね。 例え話は普通の日常を切り取った具体的なストーリーで、多少なりとも感情を動かします。 先ほどの回答例1ですが、皆さん、そのシーンを思い浮かべられたと思うんです。後輩と一緒に部長室に謝りに行くシーン。その時、皆さんは勝手にオフィスや部長室の扉をイメージされるわけです。 そして、ドラマや映画のようにカメラ目線でそれを追っていくんだろうと思います。 そうして感情を動かして、想像してもらうと、それは心に刻まれやすいんです。 頭で考えた理論はなかなか残りにくいのは感情があまり動いていないからなんです。 そうして感情を動かしてストーリーとしてあなたの伝えたいメッセージを理解してもらえれば、あなたの存在は読者に残りやすくなると思いませんか?

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先日、ある罪悪感にまみれた奥様をカウンセリングしていました。 「奥様」「罪悪感」とくれば、まあ、分かると思いますが、そういうご相談です。 罪悪感にまみれすぎてそれがマヒしてるくらいでしたが、カウンセリングに来るってことは、それが辛いってことなので、ご丁重にお話を伺っていきました。 私は「罪悪感と愛の量は比例する」という考えの持ち主なので、それくらい罪の意識がある、ということは愛が深い人なんですよ、という話の展開をしていきます。 一見、旦那さんの悪口が続きます。 一見、自己保身的な言葉が連続します。 一見、親を悪者にしてるように見えます。 ふつうに聞いていると、その奥様にむかついてきます。 でも、その「相手をむかつかせる」ということも、罪悪感に乗っ取られたクライアントさまがよく採る手段と知ってるので、私もむかつきつつも、その一方で、 「それなのに、なぜ、カウンセリングに申し込んだんだ?」 という意識を外さないようにします。 「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があるように、自己保身を繰り返すクライアントさんは罪の意識に乗っ取られて出てしまう言葉なんだと思うんです。 何とかしたいから、苦しいから、希望が欲しいからカウンセリングに来るんですね。 カウンセリングで悪態をつくのも、それを受け入れ欲しいから、許してもらいたいからなんですよね。 「ほんとうは罪悪感に苦しんでる」 そういう目で見てあげないと、クライアントさんの感情や態度にカウンセラーが振り回されるようになります。 カウンセリングを受けに来た。しかも、安くない金額を払って・・・。ということは、それなりの思いがクライアントさんにある、ということなのです。 だから、クライアントさんの言葉に振り回されても、どこか一部はその冷静さを保つ必要があると私は思っています。 通常ブログでこんな記事を書きました。不倫の記事ですけどね。 http://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/16211 この中でも触れていますが、私の場合は、なぜ、そうならざるを得なかったのか?の仕組みが知りたいと思って話を伺っています。 クライアントさんがしていることが良いことなのか、悪いことなのかなんて興味はありません。(というと大げさですけど) どうして、そうならざるを得なかったのか?というのを知りたいと思って聞いていると、そうならざるを得なかった理由が見えてきます。 そうするとクライアントさんに対してむかついていた気持ちはスーッとなくなっていきます。 「あなたも辛かったのね」 そういう言葉しか出なくなります。 * やり方はなんでもいいと思うんですよね。 クライアントさんはわざわざ時間とお金を使ってカウンセリングに来てくれているわけです。 どんな事情があるか分かりませんが、何らかの助けを求めて来てることに間違いはありません。 だとするならば、その「心」を信頼して見てあげることがカウンセラーとして与えられる愛じゃないかな、と思うんです。 私の場合は、その人の心理を分析し、起きているできごとが「避けざるを得ない、必然の結果」であることを知りたいと思って話を聞いています。 それは私のやり方なので、皆さんは皆さんなりのやり方を踏襲してください。 必ずそこに「そういう事情だったら責められね~よな」という現実が浮かび上がってきます。 逆に、それが浮かび上がるまでは徹底的に質問をします。 それが私なりのクライアントさんを愛する方法です。 だから、カウンセリングが終わる頃には笑えるようになります。 笑えるだけの情報を私は得ているから、クライアントさんを許すことはさほど難しくありません。 「そんだけの人生を歩んできたんだったらそうなるわなあ」ということです。 このセミナーの告知文で紹介した事例もまたそんな「なぜ?」を繰り返した結果、創り上げたストーリーです。 >http://nemotohiroyuki.jp/event-cat/15780 「そうならざるを得なくて、そうなっている」 それを理解してあげることが、カウンセラーとしての愛かなあ、と私は思っているんです。

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自分が得意とするジャンル、例えば「夫を浮気相手から取り戻す」とか「親との癒着関係を切り離す」とか「好きな人を振り向かせる方法」とかにぶち当たったときは実は要注意なんです。 それは「あ、私と同じ!!」と感じるクライアントさんに対しても同じくものすごく注意が必要です。 それはついつい入り込み過ぎるから。 「ああ、知ってる知ってる!」「分かる分かる、そうだよね!」ってセリフは言い様によってはクライアントさんにとっては非常に傷つくものなんです。 「分かってるフリしないでよ」 「あなたとは違うわよ」 「一緒にしないでよ」 という反感を買いやすいんです。特に自立系には。 例えば、私も「根本さんにとってはよくあるケースだと思いますけど・・・」って夫婦関係の問題を話されることがあります。 確かにそうです(笑) あるあるもいっぱいあります。 でも、そういうときこそ、私はギアを一段落とすんです。敢えて。 なぜかって言うと、そういう人ほど違いを見てほしいから。 そういう一言がないケースでも、同じようにしてますね。 「夫婦問題ってよくありますけどね。でも、人それぞれ違いますから。ほんと全然違いますから。ウンコとチョコレートくらい違うことありますから!」 ここで盛大にスベると後はクライアントさんがものすごく気を使ってくれるので助かります(苦笑)。 得意分野って分かってる、知ってる、何とかできる、やったー!って思いを起こしやすいんです。 それが逆に「勘違い」の元を作ります。 だって、ケースそれぞれ違いますもの。 例えば「夫の不倫」という事例をとってもその背景ってものすごいケースがあります。 奥さんが胡座をかいてた、とか、セックスレスだった、とか、旦那がそもそも女好き、とか、夫婦がマンネリだった、とか、ケンカが多かった、とか、元々夫のこと好きじゃなかった、とか、夫がマザコンだった、とか、妻が実家から離れられなかった、とか、子育てに夢中になりすぎてた、とか・・・ほんとめちゃくちゃ一杯あります。 それを「同じ同じ、分かる分かる」て言うにはかなり聞き込まないと言えないセリフのはずなんですよね。 でも、特に経験が少なかったり、自信がないカウンセラーの場合は「分かるところ」に焦点を合わしやすくなって、「違うところ、分からないところ」をスルーしてしまうことがあるんですね。 だから、「あ、この事例、分かる分かる、大変だよね!辛いよね!」と思ったケースほど、慎重になる必要があるんです。 そうすると、同じだと思ってるけど、実は違う、ということが分かってくるでしょう。 「あ、知ってる!分かる!」と思ったケースほど慎重に。 これ鉄則だと思います。 私も散々地雷踏んできましたので!(笑)

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私がクライアントさんに持って帰ってもらいたいと思ってるもの、それは「安心」であり、「希望」であり、「笑い」です。 安心は「分かってもらえた」とか「受け入れてもらえた」とか「寄り添えてもらえた」などの思いであり、この人に任せておけば大丈夫って思えた、というのもあります。 希望は「何とかなりそう」とか「見通しが立った」などの思いで、具体的にどうすればいいのか?何とかなった事例を聞いたから自分もそうなれるかも、という思いです。 笑いはとにかく心を明るく軽くしてくれますよね。 すでに今日の記事の答えを書いちゃったんですけど、カウンセラーとして皆さんはどんなものをクライアントさんに持って帰ってもらいたいと思い、それをどう実現しているでしょうか? 私の場合、どんな深刻な話でも「ふーん、そうなんやー」みたいな軽い感じで聞きます。 そうすることで大げさに言えば「その程度の話は全然深刻じゃねーよ」て思ってもらいたいわけです。 深刻さは問題を大きくしちゃいますからね。 そして、必要に応じて笑いを入れて行きますね。 笑えるなら大丈夫、って。 その瞬間から心は軽くなり始めます。 そして、安心のために「いろんな事例」をお話しするようにしています。 過去のクライアントさんの体験だったり、自分自身のことだったり。 あるいは、「なるほどー、こういうことですよね~」って共感してるぞ!分かってるぞ!って話をしていきます。 時に「それってこうなって、ああなって、こうなるでしょ?」って話をして、「え?なんでそんなことが分かるんですか?」ってサプライズになることも多いです。 それは私の経験がそうさせるんですけど、クライアントさんがまだ言ってないことを言い当てることができれば、ずいぶんと信頼してもらえますし、安心しますよね。 これは私もずっと憧れだったんですけど、少しずつできるようになりました。 その人の行動や思考のパターンから「こういうこともあり得るよね?」と推測するんです。 さらには「こうしたら大丈夫よ」とか「こういう風にしたらこうなってこうなるからね」という希望を感じてもらえる話をします。 そのときできるだけ具体的に「こうしたらいいよ」って話を提案していきます。 私の場合はそれが「宿題」になることも多いです。 そうして、この3つのお土産を持って帰ってもらえるように意識するんですね。 どれも、これがあったらクライアントさんは喜んでくれるんじゃないかなあ?と思うものです。 さて、皆さんはクライアントさんに持って帰っていただきたいものはどんなものでしょう? そして、それをどんな風に実践しているでしょうか? そこが明確になるとクライアントさんの満足度もグッとアップすると思うんです。 そして、それをブログに書けば、それを期待して来てくれるクライアントさんが増えると朋うんです。

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私の記事って「例えば・・・」という話が多いのですが、これは長らく記事を書いてきて読者の方にツッコまれるのが「具体的にはどういうことですか?」という質問だからです。 皆さんの記事ではちゃんと「具体的な話」が載っているでしょうか? ということで、早速「具体的な話」を紹介しましょう(笑) 「罪悪感が強いと自分を傷つける相手を好きになりやすい」という話を書くとします。 その場合、あなたなら、どんな「具体的な話」を書こうと思いますか? この「罪悪感~」は心の法則から生まれたルールで、これだけでも「そうなのか」と思っていただける場合がありますが、やはりもう少し「具体的な話」を書いた方が読者は喜びますよね? そこで「例えば・・・」という話が出てくるのです。 「例えば、罪悪感が強くて、『自分なんて幸せになっちゃいけない』って思ってると、私たちは無意識のうちの『幸せになれない相手』を好きになるんです。」 少し情報が増えましたけど、これだけですと読者は「どういうこと?」という疑問を持つ可能性がありますね。 そこで、さらに「具体的な話」を重ねます。 「罪悪感という感情は『自分は悪い奴だ。ろくでもない奴だ。』という思いを抱かせます。そうすると幸せになることを防衛してしまうのですね。だって悪い奴は罰せられなきゃいけないわけだから、幸せにはなれないでしょう? そうすると、出会いにしても『まっすぐで誠実で私のことをちゃんと愛してくれる人』と出会っても『この人は確かに素敵だけど私とは合わない」って思うと思いません? ほんとはそういう彼が理想でも自分には相応しくないと遠ざけてしまうのです。 そういう彼よりも『どこか影があって、孤独で、あまり誠実じゃないタイプの人』の方が自分に合うように感じてしまうんです。」 ここまで書くとかなり具体的になってきましたよね。 もちろん、ここにはそれ以外にも大事なことが隠れています。 この記事を書くのは「恋愛・結婚系カウンセラー」じゃなきゃいけないんですよね。 なぜかわかります? 事例が「恋愛」だからです。 もし、あなたがカウンセリングをしたいクライアントさんが「ビジネス系」だとするならば、その「出会い」は「就職」「上司」「取引先」「相棒」「部下」を対象とする方が読者はピンと来ます。 読者があなたのカウンセリングを受けたい!と思うためには、自分のことを分かってくれる!という親近感がとても大切なんですよね。 だから、「具体的な話」は皆さんがターゲットとするクライアントさんが共感しやすい例でないと意味がないわけです。 ところが、この「具体的な話」って難しいと思いませんか? あなたが伝えたいことを具体的に書くにはトレーニングが必要です。 表現力も大事なのですが、とにかくその具体的なシーンがイメージできないと、共感を呼ぶ具体例はなかなか書けないのです。 私の場合、クライアントさんの話をベースにしたり、セミナーでのできごとを使ったりしていますが、そのシーンを映像として思い浮かべて、それを言葉にするようにしています。 だから、けっこう私の例え話はカッコ書きになることも多いです。 * 「今、気になる彼がいるんですけど、もしかしたらまた問題のある人だったらどうしようって思ってしまうんです。」 ってクライアントさんがおっしゃるのでカウンセラーとしては、 「しょうがないよね~、そういう男じゃないと食指が動かないんでしょう?」 ってツッコむわけですが、そうするとクライアントさんは 「そうなんですよね~って、それじゃ、ダメじゃないですか!」 ってノリツッコミをしてくれるので、そこでおもむろに 「まだまだ罪悪感が癒されてないんじゃないの?」 って直撃弾を叩きこむわけですね。 * これはカウンセラーとクライアントさんの対話を再現している感じです。 また、こういう感じで書くこともあります。 * 気になる人ができたときに、ふと「もしかして、問題のある人だったらどうしよう」って思うことってありませんか? それってね、あなたの直観が「また同じこと繰り返してるかもよ」って囁いてるんです。 そういう時はついついドキッとしてしまいがちなんだけど、もしかしたら、罪悪感があるのかなあ?と思ってみると、ちょっと見方が変わるんですね。 自分を傷つけない!って改めてそこで選択してみることが大事なんです。 * 癖で長くなってしまうのが私の話なので、ちょっと端折り気味に書いてますけれど、なんとなくイメージは掴めるでしょうか? 「具体的な話」が共感を呼び、カウンセラーとしてのあなたを認知するようになるんです。 で、どうしたらそういうイメージを話にするか?っていうと、私の場合はやっぱり本なんですよね。小説とかエッセイとか。 私の記事にはよく「武闘派」という言葉が出てきて、武器だの、戦だの、一点突破全面展開だのって話が躍るんですけど、実はそれ浅田次郎さんの影響が大きいんです。 浅田さんの文章ってリズムがあってお笑いの要素もあって面白くて、それが好きで何度も読み返しているうちに文体も似てきました。 小説家じゃなくてもいいんです。 私の記事が好きだなあ、と思えば、何度も読み返しているうちに私の手癖みたいなものが自然と身に付くようになります。 そうすると例え話も上手になっていくと思うのですが、いかがでしょうか。

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