『弟子は取らないんですか?』
「弟子は取らないんですか?」
そんなご質問を定期的に(?)頂きます。
ほんとありがとうございます。
「勝手に弟子だと思っています」という声もあります。
思わず、のけぞってしまうほど、恐縮してしまいます。
嬉しい、というよりも、いいの?という思いの方が強くて(笑)
いずれ「弟子制度」みたいなのを作りたいと思っています。
でも、正直、自分に何が教えられるのだろう?自分に伝えられることって何だろう?そんな、育成できるようなネタを自分が持ち得てるのだろうか?そんな思いが駆け巡るのです。
カウンセラーという仕事やスキルはそのものでもこれからの時代、必要なものだと思っていますし、また、家庭からビジネスシーンで、そのスキルが役立つ場面は幾多にも及ぶであろうことを思うと、やはり何か作りたい思いも募るのです。
そうして考えている中で、弟子になりたいです。という声を聞くたびに「何ができるんだろう?」という思いに駆られてしまうのです。
今、勉強会では、実際に自分が役に立ったできごとをあれこれとお伝えさせていただいています。
また、デモセッションをして実際にカウンセリングしている姿をお見せすることで、何かを感じていただければ幸いと思っています。
今の日本では、カウンセラーになる場合、圧倒的に臨床経験が少ないと思うんですね。
そんな中、デモセッションは「こういう見方もあるのか」「こういう風に考えればいいのか」「こんな風に組み立てればいいのか」という一つの事例を示すことになるので、とても役に立つのでは?なんて思ってるんですね。
じゃあ、弟子を取ったとして、そこで何ができるのか?もっと具体的に伝えられるものがあるのか?と自問自答した時にふと言葉に詰まってしまうんです。
昨日のメルマガで書いた通り、私が集客にエネルギーを注いでた時代は今から15年も昔のこと。
そこから何年もかけてデータを蓄積した結果、特に売り込まなくてもお客さんが集まるようになりました。
そして、気が付けば「予約の取れないカウンセラー」という肩書まで頂き、実際、そんな状況が展開されています。
有り難いことではありますが、そこにノウハウがあるのか?というと、私の悪い癖なんですが、ほとんどが「忘れてる」わけです(苦笑)
私の師匠と言えば、これまた教えるというよりも、好き放題やって「見て盗め!」というタイプでしたので、大工の棟梁よろしく、そのカンナ使いから、ノコの扱いから、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤してきた故、体系的なノウハウはまとまっていないのです。
今の勉強会スタイルを継続していく上で、自分のスタイルや伝えられるものが見つかってくればいいなあ、これが根本流なんだぞ、というものが明確になれば、弟子を取ってちゃんと指導することも可能だと思いながら開催を続けています。
そもそもこのメルマガにしても、勉強会にしても「何を書いていいのか分からない」「何を伝え良いのか分からない」という暗中模索状態で進めているのが正直なところ。
だから、懇親会などで「どんなことが知りたい?」「何が分からないの?」「どこで詰まってるの?」という質問を講師自ら投げかけるという状態なんです。
最近、ツイッターで某mikoちゃんが「根本裕幸bot」というアカウントを開設してくれました。私があちこちで書きなぐったものをまとめてツイートしてくれてるのですが、これがものすごく有り難い。
なんせ、自分でも整理できない情報が140文字以内で纏められてるんですもの。
彼女がツイートしてくれる内容を逆に私自身が「そうだそうだ」とリツイートして、学んでる状態(笑)
また、勉強会にしても「平日開催してください」という大塚彩子さんの声で日程を設定し、「大阪でもまたやらないんですか?」という声に乗って準備する状態なんですね(笑)
勉強会の運営もままならないので、弟子制度なんてとても運営できないと思ってしまうのです。
でも、いつかノウハウ貯めてやろうと思っています。
弟子希望の方。しばし、他の師匠を巡りつつ、しばしお待ちください(笑)
ので、今は勉強会に出て頂いて、そこから盗んで頂くスタイルで、しばし、お願いいたします。