『自分には何もないと思っていました。』
先輩とか師匠たちのエピソードを聞きながら、すごいなあ、と思っていました。 自分にはあんなすごい、感動的な体験はないしなあ、と思っていましたし、全然自分は特別なものを持ってないなあ、と思ってました。 師匠たちのカウンセリングを見たり、その理論を聞いたりしているときにもずっと「すごいなあ。自分にはあんなのできないよなあ」と思っていました。 うちの師匠たちは「ストーリーテラー」という才能を持っている人たちで、ほんとうに話がうまいんですね。 よく笑わせつつ、肝心なところではグッとくる話をして笑わせる。 そして、その話に泣かされ、笑われしながら「自分にはできないよなあ」と思っていました。 だから、自分には何もないからカウンセラーになってやっていけるんかな?などと思っていました。 それが今、不思議なことに「根本さんのセミナーは面白い、笑いがいっぱい」と言われるようになり、「泣かされたー、油断したー、くそーっ!」と言われるようになり、様々なエピソードを語れるようになりました。 私は何か変わったんでしょうか? 私が変わった(というか変えた)のは、出すことにしたんです。 溜め込んでるのは体に悪いから、ちゃんと排泄することにしたんです。 今までずっと食べることばかり考えていて、出すこと忘れてたんですね。 だから、屁はとても臭かったんです。 でも、最近はもうびちゃーっと下痢ってるんですよ。どんどん出してますから! ・・・。 ・・・。 ・・・。 失礼しました。 格調高き私のメルマガで場に相応しくない発言をしてしまいました。 これもすべて我が家の5歳児のせいでございます。 アウトプットしなさい、ってよく言うんです。ほんともう命令口調です。 まだまだ知識や勉強が足りないからセミナーに行かなきゃ、本を読まなきゃって皆さんおっしゃるんですけど、そういうインプットばかりに意識を向けてると便秘になります。 屁が臭くなります。 インプットしたものはそれだけでは何ら効果を発揮しません。 学んだ充足感とか、理解できた喜びはありますが、実はくすぶってしまいます。 アウトプット(出す)ということがとても大切なのです。 でも、アウトプットするには勇気が要るのでなかなか踏み出せません。 踏み出したにしても怖いので「さらっと表面をなぞっただけの話」ばかりしてしまいます。 どこかで聞いてきたような、コピペしてきたような文字の羅列になってしまいます。 それでは人の心に訴えられません。 それは決して経験ではないのです。 カウンセリングでもコミュニケーションでも同じですが、こちらが心を開いた分だけ、クライアントさんも心を開いてくれます。 ブログもメルマガも同じじゃないでしょうか? あなたが自分のことをさらけ出したり、一歩踏み込んで深いところに突っ込んだり、自分の考え方を話したり、感情を露わにしたりしたときに読者の心が動きます。 私はずっとブログ/メルマガだけじゃなくて、セミナーをやってきました。 しかも、メインは2日間みっちり心と向き合うディープなヒーリング系のセミナーです。 そこでは人の潜在意識の中に入り込んでる様々な感情、感覚、観念を扱います。 それはある種どろどろした世界だけど、同時に美しくもあり、大好きな世界です。 だから、私はほとんど無理やりに自分の心の奥底を開かされてきました。 強制的アウトプットです。 分かりやすく言えば、それらのセミナーは「下剤」だったみたいです。 だから、自分のことをあれこれ話さなきゃいけませんし、自分の思いで人の人生に関わることを長年させてもらいました。 そしたら「面白い」とか「泣かせる」とか「深い」とか「分かりやすい」という評価を頂くようになりました。 何もないと思っていたんだけど、実際はいっぱい持っていたんです。 それはアウトプットしたからできたことだと思っています。 さて、このメルマガを読んで下さった皆さん、今度書くブログやメルマガは今までより一歩深く踏み込んでみませんか? まだ、そうした媒体を発行していない皆さん。この文章を読んだということは、いよいよ一歩踏み出すときですね。 やっぱりアメブロですかね?(笑) ※ちなみにこのネタは新大阪駅のトイレの個室にこもっているときに生まれました。 まさにアウトプットがアウトプットを呼ぶです!!!素晴らしい!!