『自由だ!』
最近の私のテーマは自分自身に「自由だ!」という選択を与えること、なのです。 このお仕事をしていると、ついつい「お客さんに喜ばれるテーマを・・・」とか「明日の体調を考えて・・・」とか(これでもね!笑)、お客さんのためになる話をしなければ、というプレッシャーにさらされます。 そうすると気が付けば委縮してしまうんですね。自分自身が。 それで「置きに行く」という仕事をしてしまいがちになるのです。 でも、私の個人的な性格を見ると、やる気のないテーマを扱う時にはやる気のなさが、楽しいテーマを扱うときは楽しさがあからさまに出てしまうようなんです。 そういう意味で私はまだまだ本物の職人にはなれていないようなのです。 とはいえ、それが私、なのですが、そんな自分に上手に付き合っていくほか手がないわけで、「自分は自由だ!」という言葉を合言葉を様々な局面で用いているのです。 それはブログの記事でも、セミナーの内容にしても、また、普段の飲み食いにしても、です。 「ほんとうは帰った方がいいんだろうなあ」と思う夜にも「自由だ!」という言葉を自分にかけることで、「もう一軒、飲みに行こう」という選択が生まれます(笑) でも、その時って本当に「自分のためのお酒」になるんですね。 逆に言うと「自由だ!」という宣言が「家に帰る(ホテルに帰る)」というサインになることも実は生まれてくるのです。 私自身、カウンセラーとして、あるいは本を書いていたり、セミナーをしていたりする関係で、ついつい知らず知らずのうちに「根本裕幸」という存在を演じていることに気付いたのですね。 それって本当の自分じゃないから疲れるんです。 もっと自分らしく、もっとわがままでいいんじゃないの?と思うようになったのが、実はつい最近なのです。 その合言葉が「自由だ!」という一言です。 この言葉で自分自身がすごく解放されました。 ライフワークを生きる、というテーマで編集者と話をしたんです、先日。 「根本さんって自由ですよね、ほんと」という感想を聞いてびっくりしました。 実はよくそのセリフを頂くのですが、客観的に私の文章を批評して下さる編集者がそんな風に思ってるとは思わなかったんです。 逆に言えば、それくらい自分自身が自分を縛ってきたからこそ、そのセリフに意外性を感じたんだろうな、と思ったんですね。 それで、もっと自由にならなければ!と決意を新たにしました。 実はこのメルマガも「読んでくださるカウンセラー、セラピスト、コーチなどの皆さんの役に立てるネタにしなければ」という思いで書いてきました。 その思いは嘘ではありませんが、役に立とうとすればするほど逆効果になる面もあるんです。 それでしばらくメルマガが書けなくなりました(笑) 楽しみに待ってくださる方には申し訳ないのですけど。 ならば!と方向性を変えて、もっとカウンセラーとしての自分の日常を赤裸々に告白してもいいのでは?と思い、この記事を書かせていただいたんです。 だから皆様には「こういうカウンセラーもいるんだ」という目線で楽しんで頂けたら、と思っています。 「自由だ!」と自分に宣言してから、出張のスケジュールを見直すようになりました。 自分は何がしたいのか? どうしたいのか? これが喜びなのか? という自問自答がよりハードになったからです。 また、セミナーのテーマや内容についても「したいこと」を優先させたいと思うようになりました。 「見本」という言葉を福島先生はおっしゃいます。 だとするならば、講師である自分が見本になるために、もっともっと自由に好きなことに意識を向けてもいいのでは?と思うようになったのです。 さて、皆さんが自由になったらどうするでしょう? 私は、もっと自分の気持ちに忠実に生きようとするでしょう。 そうした形をこれからも作っていきたいと思っているのです。