『お客さんは選ぶもの』

                               

『お客さんは選ぶもの』

ターゲットを絞る、ということは、当然お客さんを選ぶ、ということになるのですが、そのターゲットに入っている人の中でも好き嫌いってあると思うのです。

もちろん、私にもあります。

合わないなあ、と思う人は自分にも本人にも不幸だと思うので、他の方に回してあげるのがいいと思うのです。
例え、それがクレームになったとしても、合わない人にエネルギーを使うほどしんどいものはありませんよね。

で、たいていの人はさりげなく他のカウンセラーを勧めると思うんですが、それで素直に他に行ってくれるとは限りません。

皆さんは勇気を出して「ごめんなさい。やっぱり無理だと思うんです。他のカウンセラーにお世話になってもらえませんか?」って言えますか???

私は今まで数人にその言葉を伝えてきました。
そこまで言うとたいていの人は離れて行ってくれます。

カウンセラーたるもの、万人を受け入れなければならない。

とか、

苦手だとか、嫌いだというのは、自分自身に問題があるからだ。

という見方もありますし、それは間違いではないと思います。
そういうポリシーでやりたい方はそれをやるのが正しいと思います。
でも、それは無理だよなあ、と多む人は無理に万人を受け入れるのはしんどいと思います。
そのしんどさというのは、やがてカウンセラーを辞めたくなるほどに膨らむ場合もありますし、他のクライアントさんへの悪影響として出て来ることもあります。

自分自身に問題がある、と気付いて自分なりにそれを処理して行けばいいと思っています。
実際、お金を頂きながら目の前のクライアントさんを使って、自分の問題を処理するのはどうかなあ?とも思います。

まあ、この辺はああ言えばこう言う論となりますので、結局は自分自身のポリシー、方向性ということにかかってくると思います。

私もかつていた会社は「来るもの拒まず」という姿勢でしたので、お陰様でいろんなタイプの方とお会いすることができました。
その中にはとても苦手な方もいらっしゃいましたが、やはりそういう方をカウンセリングするときってすれ違い、行き違いが生じてお互いにストレスが溜まったと思うんです。
少なくても私はとても溜まりました(笑)

それで結果を出せたらいいんですけど、やはりどうでしょうか?結果に結びつくか?というとそこは微妙なところがあったと思います。

そして、不思議なことですが、自分は苦手だなあ、と思った人が、他のカウンセラーにしてみれば「大丈夫です!私、あのタイプ得意なんです!」という場合もあって、なんだ、じゃあ、その方がお互いハッピーじゃないか!と思ったわけです。

そういうわけで、今の私は合う合わないということについてはけっこう慎重派になりまして、「自分が扱いたい人を扱う」なんてわがままなスタイルになってきています。

ま、そもそも論として、お客様はそういう風にカウンセラーを選んでるんですしね(笑)
カウンセラー側もお客様を選んでもいいんじゃね?と思うわけです。

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