『どんな風にカウンセラー料を決めたらいいのか?』

                               

『どんな風にカウンセラー料を決めたらいいのか?』

僕、カウンセリングを長らくしている一方で、色々なサロンの独立サポートもさせて頂いたんです。
マッサージ、エステ、ヒーリング、カウンセリング等々を独立開業される際、どうしても値段を安く設定しがちだと思いませんか?

自信がない分だけ、最初は安くしてしまいます。
そして、経験を積んで来た時にその金額が窮屈となり、モチベーションが下がります。

でも、値上げってし難いの、分かりますよね?
既に一定の常連さんがいて、毎月のように通って来てくれます。
中にはこの金額がギリギリで頑張ってねん出してくれてる方も知っています。
そんな中で値上げってし辛いですよね?

「ええ?そうなんですか・・・。分かりました。今までが安かったですものね。今までほどには通えなくなるかもしれませんが、先生しかいませんので、必ずまた来ます・・・。」

そうとぼとぼと帰って行く姿・・・。
罪悪感がビンビン刺激されますね~。

そうすると段階を分けて値上げしようって思う人もいます。
とりあえず10月に3000円上げて、年明けからさらに2000円・・・って。
元々5000円アップするつもりだったにせよ、お客さんは度重なる値上げに音を上げてしまいます(笑)←これが言いたかったわけですな。

また、周りの相場を調べて値段を設定する、という考え方もアリだと思います。
僕がカウンセリングサービスを立ち上げた頃、値段設定は周りの同業者たちを調べまくって決めました。
カウンセラーってあまり多くなかったので、ヒーリングやセラピストなど、それらしき方々の情報を集めたわけです。

でも、それって他人のふんどして相撲を取ってるような違和感が出て来ません?
ほんとに納得した金額になってるならいいけれど・・・「周りの目」を気にした結果だとしたら、サービスもそんな風になってしまいませんか?

また、実際「師匠を越える額を付けるのは気が引ける」という声もよく聞きます。
実際、私がコンサルさせて頂いてる方からもその声を聞きました。
「その師匠ってカウンセラーだけで食べてるの?それが本業?」って聞きました。
後進の育成やセミナーがメインで、サービス的にカウンセリングをされてる方も多いんです。
だとしたら、カウンセラーを本業にしたいのは、師匠をまずは金額であっさり越えてもOKです。

で、僕はどんな提案をしてるか?というと

「あなたが予約が取れなくなるくらいカウンセリングが入っている時に、これならって納得できる金額はいくら?」

「あなたがカウンセリングに自信を持って堂々と『受けに来てください!』(キラーン)と言えるようになったとき、いくらもらっていたら納得できますか?」

さあ、イマジネーションです。
あなたが売れっ子になったとき、雑誌やテレビから取材が来るようになったとき、カウンセリング料はいくらなのでしょう?

※もちろん、これはあなたなりの成功をイメージして下さいね。

始めの1年は安くしておいて2年目に上げる、なんてのは「今現在からの逃避」じゃないでしょうか。

始めから高めでいいんですね。

この話をするとき、いつも思い出すのは浅田次郎さんがエッセイの中で書かれていた自衛隊のエピソードです。

自衛隊に入隊する時、全員今のサイズよりもブカブカの服を支給されるんだそうです。
それは今後ハードなトレーニングをしていくとどんどん筋肉が付いて体が変わっていきます。
それを見越して始めから大き目のサイズで配られるんです。
そして、その服が体にぴったりフィットする頃に、心身共に自衛隊員となり「娑婆っ気が抜ける」んだそうです。

さて、皆さんがカウンセラーとして娑婆っ気が抜けたとき、どんな値段なら納得できるでしょうか?

カウンセリング料金って、カウンセラーとしての自分の価値を如実に表す数字です。
自分で値段が付けられるとしたら、自分自身に付ける価値の金額です。
それと同時にあなたがカウンセリングそのものにどんな価値を見ているかの値段です。

さて、あなたは成功した自分にいくらの価値を付けますか?

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