『カウンセリング料金で悩んだりしていませんか?』

                               

『カウンセリング料金で悩んだりしていませんか?』

すっかりご無沙汰してしまいました。根本です。
半月以上空いちゃいましたね~

さて、今日はカウンセラーとして肝心なテーマである「お金」についてお話したいと思います。
先日もコンサル先のカウンセラーさんが「値上げをすべきかどうか?」て悩んでらっしゃったので、背中を思い切り押して値上げすることを提案してました。

この形のないサービスというものにお金をどうつけるのか?って難しいですよね。

僕がカウンセラーとしてのキャリアをスタートさせた頃は2時間で15,000円でした。
僕の師匠は30,000円だったのですが、個人的にすごく不思議に思ってたんですよね。
全然自分に自信がなかったですから、「ふつうだったら僕のカウンセリングを受けるよりも、倍払って師匠のカウンセリングを受けるよな」って真面目に考えてました。

そのうち2時間で2万円となり、2.5万円となり、独立を機に一気に値上げして90分で3万円にしました。
でも、その値段を決めるとき、私もなかなか自信がないので(笑)いろんな人に相談したんです。

そしたら「ええ?なんでそんな安くするの?3万って言うから60分かと思った。90分なら5万取った方がいいよ」と真面目にアドバイスしてくれる人もいたんです。しかも、何人も。

「そんな高くしたら誰も来ないよ」って言ってた僕がいるんですけど、彼らは違うんですよね。
僕がまだまだ自分の価値を低く見積もっていたわけです。

「コンサルだったら顧問料が月に5万円ってものすごく安いで」
「精神的なサポートを色々してもらえるんでしょ?今の悩みをフルセットで扱ってもらえるんなら絶対安いって。そんな車のオーバーホールとか5万なんかじゃすまないからな」

「カウンセラー」という基準で考えると3万円は高いのかもしれません。
マッサージとか、病院などと比べてもそうですよね(健康保険使えるからね)。

でも、企業レベルで考えれば月に5万円でも安いわけですし、人を車に置き換えるのもあれですけど、全体を見てアドバイスしてもらえるんなら5万円でも安い(んだそうです)。

これは視点を変えることであり、比較対象を変えてしまうこと。
そうすると一見高いと思えるものが、安く見えて来るから不思議ですよね。

「根本さんのお客さんって社長さんとかお医者さんとかも多いんでしょう?彼らからすれば、顧問料って感覚になれば全然気にならないと思いますよ」

恵比寿の居酒屋でそんな話を聞いて口説かれながら、逆に自分がやりたいことが明確になってきたんですけどね。
「自分がやりたいのはカウンセリングというよりもセミナー。カウンセリングはあくまで補助的なものとしたい」
「夫婦の問題が一番やりたいこと。だから、主婦が払える範囲の設定にしたい」
もちろん、3万円ってふつうの主婦には厳しい数字だとは思いますが(苦笑)

さて、もう一つお金に関する面白い体験を紹介したいと思います。

今年の春、フリーになったし、そのご挨拶も兼ねて、と安めのセミナーを設定したんです。
今までよりも安く、でも、やることはそんなに変わらない、という。

そしたらね、何か違うんですよ。反応が。
そのセミナーでは予め解決したいことを紙に書いて出して頂いて、それを僕がピックアップして公開カウンセリングをしていくスタイルなんです。

今までのセミナーでは紙にびっちり書いてくださる方がとても多かったんです。
読むのが大変なくらいに!
でも、その値段を安くしたら、皆さん、あいまいな感じの相談ばかりだったんです。
たまたまそうだったのかもしれません。

けれど、その後、再び本来の値段でセミナーを開催したら・・・やはりびっしり書いてくださってたんです。

もちろん、紙に書いてあることだけでなく、セミナーそのものの雰囲気も違っていました。

高い方がその分、前のめりになって参加してくださいます。
一生懸命、取り組んでくれます。
もちろん、効果もその分、出やすくなります。

セミナーだけでなく、カウンセリングでも同じなんですけどね。

勇気出して高め設定してみるのもいいんじゃないでしょうか?

さて、次回は価格の設定方法について私の考え方をお伝えしたいと思います!

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