『カウンセラーって○○だよね?という定型に縛られなくてもいい。』

                               

『カウンセラーって○○だよね?という定型に縛られなくてもいい。』

カウンセラーと言っても「定型」があるわけではありません。
一応、日本では「話を傾聴し、共感し、受容する」という形式が一般的になっているので、カウンセラーと言えば「話をちゃんと聴いてくれる人」と理解されています。

また、カウンセラーというのは優しい人が多く、何でも受け入れてくれる人、というイメージもあります。

いわば「うんうん、そうか。大変だったね。それで?」って優しく聞いて、受け止めてくれる感じでしょうか。

他にも、「カウンセラーというのはあれこれ指示しない」と思っている人もいれば、「カウンセラーは答えを教えてくれるもの」というイメージの人もいるでしょう。
「カウンセラーは専門知識に長けている」とか「様々な情報を持っている」と思っている人もいます。

カウンセラーに限らないですが、人は自分のイメージを相手に貼り付けて勝手に期待するものです。

そういうイメージに応えようとするのが楽しい時はいいのですが、そうでないときにそれをやると本業以外のところで疲れてしまいますね。

「カウンセラーなのに○○なんですね」と言われることも私はよくよくありまして(最近はさすがにないけれど)、不思議な思いをしたものです。

よくあったのは、

・カウンセラーなのに無愛想
・カウンセラーなのに話をちゃんと聴いてくれてるのか分からない
・カウンセラーなのによくしゃべる
・カウンセラーなのにあまり共感してくれない

などでしょうか。他にも多分ありましたが(苦笑)失念しました。

まあ、それでも20年近くやっていられるので、そのイメージに応えなくてよかったです(笑)

なので、「カウンセラーだから○○じゃなきゃいけない」なんて思わなくてもいいです。

そう言えば、以前「恋愛カウンセラーをしてるのに失恋しちゃって、言ってることに全然説得力がなくなっちゃう」って言ってた仲間がいたのですが、「いやいや、それもネタだから」って伝えました。

そういうことも含めて、そんなイメージに振り回されることなく、私は私、と自分軸で、自分らしいカウンセラーを目指して頂けたらな、と思います。

むしろ、一般的にイメージされるカウンセラーと違うところはあなたの売りになることもあります。

カウンセラーだけどチャラいです~

とか、

カウンセラーだけど人の話、あまり聞きません~!

とか、

カウンセラーだけど、共感とか苦手です~!

とか。

今の時代、カウンセラーがめちゃくちゃたくさんいますから、むしろ、ふつうのイメージの逆を突いてみるとインパクトが残りますよね。

もちろん、「カウンセラーになるんだったら根本さんみたいにならなくては」とか思っちゃダメですよね。

真似たいところは真似てもいいけれど、あくまで自分がしたいように、というのが基本です。

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