『あなたがクライアントさんに与えられるものは何?』

                               

『あなたがクライアントさんに与えられるものは何?』

クライアントさんにあなたが与えたいものって何でしょうか?
また、与えられるものってどんなものでしょう?

僕の場合、色々と紆余曲折、右往左往、試行錯誤、思い付き等の変遷を経て、

「安心」
「希望」
「笑顔」

に落ち着いています。

クライアントさんが一番聞きたい言葉、何か知ってますか?
今も昔も変わらず「大丈夫ですよ~」って言葉じゃないかな、と思うんです。
不安でいる時、どうしていいのか分からなくて、誰かに話を聴いてもらいたくて、解決策を知りたくてカウンセリングにいらっしゃるわけです。
そしたら、そのクライアントさんにとってカウンセラーの「大丈夫」という言葉にすごく安心感を持つことができます。

僕、「大丈夫ですよ」って言葉を、いかに楽に、「え?何当たり前のこと聞いてんの?」みたいなノリで伝える努力をしてきましたね(笑)

でも、本気で「大丈夫」と思ってなきゃ見破られますね。
「この人、気を使って大丈夫って言ってくれてる」って。
「ということは、本当は大丈夫じゃないんだ・・・」なんて邪推されてしまいます。

だから、堂々と大丈夫って言ってあげることで、クライアントさんは「安心」を得て、未来に「希望」が持てます。

結局、どんな手法を使おうが、魔法をかけようが、呪おうが、クライアントさん自身が「あ、大丈夫なんだ」と思えたら、それで問題って解決していきますよね~

それに「エゴは笑わない」って格言があるように「笑う」ということは何よりも大切なことだと思ってます。
僕の師匠は生粋の関西人で心理漫談家でしたから「笑わせてナンボ」というのは叩き込まれましたね~。

私なんて今でこそ「面白い」って言われることも増えましたけど、そもそも関西人ではない私は、笑いを取る、というのは苦手なジャンルでした。
でも、やっぱりしーんとしてると眠たくなっちゃうし、真面目な講座だと重たくなっちゃうし、ということで、何とか「スベリ慣れる」ことにしたんです。

深刻なクライアントさんが来て話をしてくれるでしょう?
そしたらね、僕は何とか笑わそうとするんです。
もちろん、クライアントさんはボケてるわけじゃないんですけど、ボソッとツッコんだりするんです。
で、ふと笑顔がこぼれたらこっちのものですね。

「ね?今、笑えたでしょう?笑えるってことは大丈夫ってこと。心はまだ死んでないですよ。そして、それだけ心に今、余裕が生まれた証拠ですよ。こんな状況の中でも笑えるってことは、これから元気になって行きますからね」

結構、軽口を僕は叩く方です。
「いい加減」「適当」「ゆるい」みたいな評価は僕にとっては最上級のモノ。
セミナーなら、もっと簡単に笑いが取れるから、それだけでみんな元気になっていきますね。

だから、安心、希望、笑顔が私がクライアントさんに与えたい、そして、与えられるものだと思っています。

さて、皆さんはいかがでしょうか?

PREV

『説得力~自分に与えられるものしか人に与えられない~』

NEXT

『問題の解決とは?』