『収入を考えずに仕事をする』
いつの頃からか辞めてしまった習慣があるんです。
それは「売り上げを把握する」ということ。
これはまだ前の会社に属していた頃からで、ずいぶんと前からなんです。
もちろん、単発のセミナーやカウンセリングの売り上げは分かります。
5000円のセミナーに40人来てくれたから20万の売り上げがあるな、と。
そして、会場費や人件費、お花代、お菓子代などを引けばだいたいこれくらいの利益が出てるな、ということは。
でも、それを月単位で売上がどれくらいなのか?というのは実は税理士さんに丸投げしてしまっている状態です。
個人的に「お金の問題」を抱えていました。あちこちのセミナーでお話しているので聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、私自身、ずっと稼ぎは悪くないはずなのに全然お金が足りない、という状態を長年続けてきました。
私よりも少ない収入の方がきちんと貯金して、豊かな生活をしてるのを見ては羨ましくなってたんですね。
でも、ないものは仕方がない、とまた無理してスケジュールを組んで頑張って稼ぐ、ということをやっていました。
でも、ある時、もっとマーケットを信頼してみよう、と思ったんですね。
2010年のことだったと思います。
それ以来、お金を計算することや収入を気にすることをやめていきました。
それでもお金がなくなる不安は付きまとっていたのですが、これが不思議なことになくならないんですね(貯まりもしませんでしたが(笑))。
それで、今度はお金をもっと信頼してみよう、と思ったんです。
今でも正直お金の問題が100%解決したとは思いませんが、必要なお金はやってくるし、流れて行くし、喜んでお金を使うことを大事に意識しよう、と思うことで、実にいい感じに回るようになったんです。
経営者として見れば売上を把握していないのはとても否定的にみられるものかもしれませんが、でも、何とか回ってるんだからいいよなあ、と。
で、その部分は税理士さんにお願いしているのだから、何かあればきっと連絡くださるよなあ、と思いながらやっています。
売上を把握していない、ということは、こういうことも言えるんです。
・今季・来季の目標年収、年商を掲げない。
・売上をアップする方法!というコンサルさんなどの宣伝に心がなびかない。
・収入を増やすためのメニューを新たに設定しようとしない
・年商○○万円達成!という方の情報をただただすごいと思って眺めてしまう
やりたいことをやる、やりたくないことはできない上に、けっこう細かく、気にしやすいおとめ座の性格も手伝って、売上などを気にし始めたらけっこう病むと思うんです、私。
なので、売り上げを気にすることはやめる、というスタンスに移行しました。
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そもそも私のカウンセリングやセラピーのやり方は「流れに身を任せる」という方法です。
起きてることをただ受け入れ、コントロールせず、身を委ねて行く、ある意味、究極の受身な考え方です。
だから、収入にしても「頑張って稼ぐぞ!!」という気にはなれず、「まあ、なるようになるさ」という感覚でやっていく方が私には合っているんです。
もちろん、お金は好きだし、仕事も好きだし、稼ぐことだって好きなので、「根本さん、今度はこんな仕事やりましょうよ」というお話は喜んで受け入れたりするのですが、そこで厳密にそろばんを弾いたりしないのが根本流というところでしょうか。
「収入、売上、月商」等、皆さんも自分の身に合う付き合い方が見付けられたらいいですよね。
今日は「私の場合は・・・」というお話をさせていただきました。