『休む、という集客方法』

                               

『休む、という集客方法』

集客についてはカウンセラーに限らず、すべての業種にとって常に意識にあるジャンルだと思うのですが、私自身の経験から言うと、自分自身の状態とほんとうに直結しているなあ、と思わざるを得ないのです。

つまり、自分自身に余裕がなく、いっぱいいっぱいの時、思ったほどに集客が伸びません。

それが例えばヘッドスパを受けてすっきりしたり、朝から遊びに出かけて楽しい思いをしたり、温泉に浸かってぼーっとしてぐっすり眠ったり、そうした自分自身を解放していくとたくさん予約が入るのです。

一方、どうやってお客さんを呼ぼうか?とあくせくしてPCの前でうんうん唸っていたり、仕事が重なって多忙に過ごしていたり、夫婦関係などの人間関係に詰まっていたりすると、これまた不思議と申し込みが少なくなるのです。

こうした現象はかれこれ10年くらい前から起きていて、「このセミナー、タイトルも内容もお客様に喜んでもらえるものなのになぜか申込が少ないなあ」と思っていて、それで、久々に体をメンテナンスに行くと「あらー、大変ですね~。相当疲れがたまってますよ」なんて言われてたっぷりほぐしてもらうと、帰宅してPCを開けたと途端、どっと申込が来ているんです。

でも、ついつい自分のメンテナンスって忘れがちで、そういうことを分かっていても知らず知らずに心身に負荷を溜め込んでしまうあたり、まだまだ修行が足りんな、と思うわけですが。

実はつい先日もそんな現象が起きて、つくづく「やっぱり自分のマインドだよなあ」と思ったのです。

というのも、このところ出張が重なり、また風邪を引いたりして休んだ結果、あれこれと仕事が溜まって朝から晩まであれやこれやと動き回っていたんですね。
そんな中、いつも行ってる鍼灸師のところへもごぶさたとなっていたので、ヘッドスパが抜群な美容師さんに予約を入れて解してもらったわけです。

「今までで5本の指に入るくらいコってました!それに今日は速攻、寝てはりましたよね!」なんて言われたくらい疲れてたんですね。

全然自覚症状なかったんですけど・・・。

で、スッキリして午後から仕事に向かうとあらあら・・・セミナーの申し込みもそうですが、そのほかに有り難いお仕事の話がドッとやってきたわけです。

そういえば、以前、お気に入りの温泉に入って湯上りに畳部屋で寝転んでいたら取材やら、仕事の依頼やらが立て続けに舞い込んできたことを思い出しました。

そこでつくづく「自分のマインドだよなあ」と改めて思い知らされたわけです。

もちろん、それがすべてで正解だ!なんて言うつもりはありません。

でも、忙しくしていたり、不安になっていたり、焦っていたりして自分自身に余裕がないときは、状況を悲観的に捉えやすかったり、変に深刻になったりするものです。

ちなみにこのケースは私や妻に当てはまるだけでなく、例えば仕事仲間だったり、コンサルさせてもらってるカウンセラーにも当てはまることでもあるんですね。

さて、皆さん、自分自身のメンテナンスは常々意識してますか?
医者の不養生じゃないですが、カウンセラーの不養生はお客様にとっても不利益となってしまいますから、何よりもまずは自分自身の心身を整えることは大事だと思うのです。

特に売り上げが伸びてないときはどうしたって不安になったり、焦ったりして、ついつい「売り方」ばかりに気を取られてしまうのですが、そこで勇気を出して、敢えて休む、ということも効果的だと思うのです。

数字がひっ迫してるとこに休暇を取るなんて、相当勇気の要ることではありますが、ぜひ、頭の隅に入れておいていただいて、集客手段の一つとして意識されてみてはいかがでしょうか?

ちなみに私は今、いかに休みを作るか?休みの時にいかにきちんと休むか?に意識を割くようにしています。
だから、あまり仕事量を増やさないように努力しているんです。

そのお陰か今も自分なりに順調と言える数字を残せていると思っています。

意外な集客方法かもしれませんが、「休む」ということもその方法として認識しておかれると良いのではないでしょうか。

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