『自分を根本さんに紹介してもらうんならどういう風に紹介してもらえればいいだろう?』

                               

『自分を根本さんに紹介してもらうんならどういう風に紹介してもらえればいいだろう?』

「根本くんをある企業に紹介したいんだ。どんな風に紹介したらいいんだ?」
ちょくちょくそんな有り難い話を頂きます。

以前、私はそんなことが起こるとは想像していなかったので、全然そのツールを用意していなかったんですね。
それでもいろんな方が知恵を貸してくださって

「予約の取れない心理カウンセラー」
「本を何冊も書いてるカウンセラーさん」
「夫婦関係や恋愛に強い、この道16年のベテランカウンセラーさん」

そんな紹介をして下さるようになりました。

また、昔、あるセミナーに参加したときは「18秒で自己紹介をしてください!」という課題を出され、

「私、カウンセラーなんですけど話を聞くのが苦手なんです。それで、話を聞かないカウンセラーってキャッチフレーズを付けようと思ったんですけど、その時出た本が『カウンセラーが教える聞く技術』ってタイトルで、さすがにそのキャッチフレーズはまずいな、と断念した根本裕幸です。」

という自己紹介をしたところ、ちゃんとウケまして、先生からもお褒めの言葉を頂きました。
「カウンセラーという職業と、話を聞かないってギャップがいいし、それでいて、ちゃっかり本の宣伝もしていて面白い!」との評でした。

私も、自分のクライアントさんに他のカウンセラーさんをお勧めすることが意外とよくあります。
「ああ、不妊治療されてるんですね?それ専門にされてる方がいらっしゃるんですよ」
「不倫で悩んでるのなら、専門にご相談に乗ってくれる方いますよ」
「性の問題をオープンにされてる女性カウンセラーさんもいらっしゃるんですよ」
「夫婦関係を専門とされててすごく実績のある方、知ってますけど紹介しましょうか?」

さて、もし、私があなたを私のクライアントさんに紹介するとしたら、どんな風に紹介したらいいか、その宣伝文をすでにお持ちでいらっしゃいますか?
18秒くらいで紹介できる内容です。

そこには専門性もそうですが、地域もありますよね。
「京都でうつ病を専門にカウンセリングしている知人もいるんですよ」
みたいに。

また、キャラも大切な要素ですよね。
「なんか、すごく安心させてくれる人で、この人に話を聞いてもらうと大丈夫なんだ、って気がしちゃうと思いますよ」
なんて紹介されたら、不安でいっぱいの方なんて「絶対会ってみたい!」と思いますよね。

以前、オリジナリティの話をしたと思いますが、ひとつの要素はほかに共通する人がいたとしても、それが2つ、3つと重なるとあなたのオリジナリティになるんです。

私の場合ならば、「夫婦関係に強い」という売りは他のカウンセラーもいらっしゃいますが、そこに「東京や大阪など各地でやってる」「本を書いてる」「この道16年のベテラン」となると、おそらく、日本でもそんなにいないんじゃないかな?と思うんです。

キャッチフレーズ、と言えばそれまでですが、もう少し長くても、あなた自身を表すセンテンスがあって、それが名刺に印刷されていたり、ちょっとしたパンフレットになっていたりしたら、ますます人は紹介しやすくなりますね。

どんなお仕事もそうですが、口コミは最強の集客ツールです。
その人の友達が「今、ちょっと離婚の危機にあって」って相談されたときに「あ、こんな人がいる!」て浮かぶ存在になれると、信頼してる友達の紹介ですから、最初からあなたへの信頼度は高くなります。
そうすると、最初の信頼関係を築くプロセスが大幅に簡略されるわけです。

今日はぜひ「自分を根本さんに紹介してもらうんならどういう風に紹介してもらえればいいか?」ってテーマを考えてみてください。

これは自分自身を深く見つめ直すことのできる重要なテーマになると思いますよ!

PREV

『読者目線に徹するなら想定読者=モデルを決めなさい。』

NEXT

『誰かの成功に貢献すると、あなたの元にも恩恵がたくさんやってくる』