『カウンセラーとしてのモチベーションをどうやって維持してるんですか?』

                               

『カウンセラーとしてのモチベーションをどうやって維持してるんですか?』

これもよく聞かれる質問です。
実は16年間、一度も辞めたいと思ったことはない、なんてことは口が裂けても言えないですね。
一時はモチベーションをすっかり失って、ほんとお金のためにやってるんじゃねーか?と自己嫌悪していた時期もありました。

当時の会社に甘えてたんですよね~。
仕事は勝手に入ってくるわけです。
でも、仕事がいっぱい入ってくるので、新たなことをするのはなかなか難しく、要するにマンネリに陥っていたんです。

その頃が一番ヤバかったかなあ。
なんのためにやってるのか、自分を見失いそうになっていました。

そんな時にいろんな刺激物が起きて目を覚まさせられたり、「俺、ほんとうにしたいことなんだろう?」って自分を見つめ直させる機会を持ったりして、モチベーションを回復していきました。

今はフリーで自由にいろいろ決められます。
有り難いことに、全部、自己責任です。

だから、独立を考え始めた頃から私はいつも次の意識を自分に課すようにしました。

「それは僕らしいのか?」
「それはほんとうにやりたいことなのか?」

言い換えると、

「ワクワクしてるか?」
「ときめいているか?」

になります。

例えば、セミナーのテーマを決めるとき。
私は相も変わらず10年以上、単発セミナーばかりをやっていますが、同じテーマ、同じ内容のセミナーを企画したことはありません。
(会社の方針でやっていたことはありましたが)

「そのテーマ、自分が参加したいか?」
「そのテーマに自分がドキドキしてるか?」
「そのテーマをみんなが喜んでくれると思うのか?」
「そのテーマ、ぶっちゃけ自分がやりたいのか?」

こうした問いをいつも投げかけています。
それに「Yes」という答えが出たセミナーをしているので、仮にスベってお客さんが少なくてもあまり凹みません。

「今回はあかんかったかー。売り方か?テーマから?時代先取りし過ぎたか?もしかして、同じ日に嵐と関ジャニとミスチルとドリカムとAKBとハロプロと韓流ライブがあったのか?」

なんてことを考えてます(笑)

先日の名古屋の心理学講座は1桁でした。久々です。
正直「うーん、このテーマは受けが悪いのか?俺の感覚がズレてるんか?」と思いましたけど、それが現実ならしゃあないですよね。

いつもとちょっとスタイルを変えて講座をしました。少ないなら少ないなりのやり方があるんです。
そもそも誰かが来てくださってセミナーが始まってしまえば、目の前の人をどう楽しませるか?喜ばせるか?って世界でしょう?
だから、始まっちゃえば人数はあまり関係ないんですよね。

実は初めてお話ししますけど、個人のカウンセリングを最近減らしてるのは「それってほんとにやりたいことなのか?」を自分に問うた結果です。

ゼロにはしたくないんですが、かといってバンバンやりたいか?というと、いろんな点で???が出てくるので今は数を減らしています。

これからも「自分がどうしたいのか?」をベースにやって行こうと思ってます。
その「どうしたいのか?」に「お客様に喜んでもらいたい」とか「お客様を幸せにしたい」という思いは必ず入っているので、それでいいと思うんです。

ワクワクしてる?
ときめいてる?
それってしたいこと?
それって自分が楽しい?
それって好きなこと?

それにYesと答えられることをしている限り、モチベーションは常に維持されると思っています。高いレベルでね。

心理学的な見方をするとモチベーションを維持する考え方は次のようなものがメジャーです。

・相手の思いを受け取り、喜びに変える。受け取れないことにより、モチベーションは下がりやすい。

・自分がしていることに価値を見ること。他者からの評価を基準にするのではなく、自分基準で自分をちゃんと評価してあげること。

・自分の好きなこと、楽しいことと仕事を組み合わせること。

・それをする意義や意味をきちんと理解すること。大義を見つけること。

・仲間を募り、一人で頑張らないこと。

・モチベーションが下がることを怖れないこと。

参考になりましたら幸いです。

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