『あなたのお客さんはどこにいるの?』
カウンセラーをお仕事にしていく際には「集客」は避けて通れない道ですよね。
ところが、カウンセラーを目指す!という方には、この営業、集客に苦手意識を持たれる方も少なくないものです。
なので、コンサルさんに頼ったり、仲間を募って一緒に行動したりすることをお勧めすることもあります。
お弟子さん制度の参加者の場合は、私のサイトでご紹介するので多少はお客さんが流れる可能性もありますけれど。
さて、そうは言っても少しは集客に意識を持って頂きたいものでして、今日はそんなお話をひとつさせていただこうと思います。
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タイトルそのままですけれど、あなたのお客さんはどこにいるのでしょう?
例えば、あなたが「若者向け最新ファッション」を扱うお店を開くとするならば、どこに店を出すと思います?(出店資金等は無視して)
巣鴨に出します?
箕面の山奥に出します?
多分、原宿、渋谷あたりとか、心斎橋(アメ村)あたりを狙うんじゃないかな?と思います。
だって、元々その辺には「若者」が集まっていますし、「最新ファッション」に敏感な子もたくさんいますから。
ブログやSNS,Youtubeなどで集客をする場合(口コミは別ね)、インターネットという大海に釣り糸を垂らすわけですから、狙ったお客さんがいる場所じゃないと残念なことになっちゃいますよね?
じゃあ、インターネットにおける原宿ってどこなのか?というと、ひとつはそういう人たちが集まるコミュニティです。
オンラインサロンも最近は増えていますし、お客さん側がブログを発信している人もいます。
私が駆け出しの頃、それはむしろ「修行」のつもりだったのですが、当時あちこちにあった「お悩み掲示板」や「お悩みメーリングリスト」にいくつか参加していました。
そこで「カウンセラーの卵です~」とか「通りすがりの心理学を学んでる者です~」的な感じでいろんな方の相談に答えていました。
実際、そこからお客さんになってくれた方もいましたし、私のセミナーに突然やってきてくれた方もいました。(みんなハンドル名で参加していたので、いきなり「○○です~!」って言われてびっくりしましたね)
つまり、あなたがお客さんになって欲しい人たちがどんな行動するのかを想像してみるんです。
どんな情報を求めているのか?
どんなサイトに出入りするのだろうか?
どんなセミナーに興味を持つのだろうか?
まあ、相も変わらず「お客様目線」の話です。結局は。
そして、そういう場所に飛び込んでいくのもアリです。
でも、ただそういうサイトやサロンを眺めているだけでもいいんです。
なぜならば、そこにはあなたがブログやYoutubeで使えるネタの宝庫だから。
そう、もうひとつは「あなたがお客さんになって欲しい人が喜ぶネタをブログで提供する」ということです。
そういう方々が検索しそうな言葉をブログのタイトルやプロフィール、記事のタイトルに入れておくこともできますし、そうしたサロンで仕入れたネタを元に記事を書いてもいいでしょう。
そうして、あなたのお客さんになって欲しい人が立ち寄りそうな場所にブログを育てていくわけです。
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例えば、離婚したくない奥さんの力になりたいカウンセラーだとするでしょう?
たぶん、そういう奥様は「離婚 復縁」「離婚 回避したい」「夫から離婚を切り出された」「離婚 慰謝料」みたいな情報を求めていらっしゃると思うのです。
また、離婚カウンセラーのサイトを隈なくチェックしたり、弁護士を探していたりするでしょう。
だから、あなたはそんな「離婚したくない奥さん」がしそうな行動を実際にやってみるんです。
そうすると離婚問題を扱うサイトやサロンにたくさん出会うでしょう。
そこにはあなたのブログネタがたくさんあります。
もし、自由に意見が言える掲示板やサロンがあるならば積極的に参加してみるといいでしょう。
また、そのサイトでピンときたネタを自分のブログで記事にしたりします(転用する場合は色々と注意してね)。
そうして、離婚問題に関する情報を自らが発信することになると、だんだんあなたのサイトのアクセスもあがっていくはずです。
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文才が豊かだったり、それなりのコミュニティをすでに持っていたりする場合はそこまでこだわらなくてもいいのかもしれません。
あるいは、アーティスト的に「知る人ぞ知る」という存在を目指すのであれば、そうした行動よりもブランディングによりエネルギーを注いだ方がいいでしょう。
しかし、そうでない場合は地道なプロセスが大事なのかな、と思うのです。
「私のお客さんはどこにいるんだろう?」
「どんなことに興味を持つのだろう?」
そんな意識でいらっしゃると、できることがますます見つかって忙しくなっちゃうと思います(笑)