『相談コーナーでカウンセラーとしての自分を売る』

                               

『相談コーナーでカウンセラーとしての自分を売る』

私が「どうしたら集客できるのか?」とあれこれ考えていた時に、お試しカウンセリングをウェブ上でやったらどうか?と始めたのが、掲示板(BBS)システムを利用した相談コーナーでした。

読者からBBSに書き込んで頂いて、それをカウンセラーが答える、という仕組み。
しかも、よそのカウンセリング会社は「一往復」だったのを、他でやってないからという理由で「二往復」にしました。

結果的に常に100件の相談待ちが生じて一往復に変えたんですけどね。
4人のカウンセラーで必至こいてこなしてました(笑)

私のカウンセリングのスキルの多くは実はこの相談コーナーで培われたものだと思っているんです。
そしてそれは今のブログにも引き継がれてますね。
私の記事の多くはお客様からのリクエスト(相談)に応える形ですから。

多い時は一日に10件以上はご相談に応えてたと思います。
いわば、1000本ノックみたいなもんですよね。

パッと相談文を読んで、どんな風に回答すればいいのかを考え、それを文章にさっとまとめて、だだだだーっと書き込む。
これを1日に10件もやるでしょう?
そうするとね、自分の中で文章を読んだだけでどんな風に答えたらいいのかがスーッと浮かび上がってくるようになるんです。

今、私のブログはだいたい30~60分くらいで仕上げています。
本文を書き、ブログにアップし、FBとツイッターにシェアし、そして、メルマガにして発行するまでの時間です。

でも、サラリーマンをしつつ、カウンセリングをしつつ、かつ、ホームページの記事を書きつつ、その上で相談コーナーに答えるともなると、とにかくスピードが求められます。
そして、当然ですけど質もね。

ウェブに直接アップされるシステムだし、私は一人じゃなくて他のカウンセラーと一緒にやっていたので比較もされます。
そうすると、私はほとんどもらったことないですけど、クレームも即出てきます。
実際、クレームをもらうことが多くてすぐにやめちゃったカウンセラーもいます。

そのトレーニングを重ねることで、質問に答えるスピードは各段と早くなったと思います。

それが結果的にふだんのカウンセリングにも通じるんです。
つまり、お話を聞きながら勝手にどう答えるか?みたいなものが浮かぶんです。

とはいえ当時の私はアラサーでした。若かったんです(笑)
今、それやれ、と言われてもできません(笑)

けれど、相談コーナーと題して無料で相談内容に答えるシステムは、カウンセラーとしてはいい腕磨きの場になるんじゃないかと思っているんです。

文章って残るので何度も考えられます。推敲できます。
場合によっては後から書き直すこともできます。

しかも、これって先輩とか仲間にスーパーバイズを求めるのも楽なんですよね。
そのままメールで転送すりゃいいんですから(笑)

となると、やはりカウンセラーとしての特訓の場として何らかの相談コーナー的な方法は役立つんじゃないかな、と思います。

ちなみに私のカウンセリングを受けてくださる方、そのほとんどが相談コーナーを見てくださって「根本にカウンセリングして欲しい」と思ったからだそうです。

当時はまだブログもなく、なかなか個人が発信する場所がなかったのでBBSシステムはすごく便利だったのですが、今の時代は簡単にブログが使えます。

相談コーナーは、あなたというカウンセラーの見方、接し方、対応方法、そして、人柄などが見える「見本市」みたいなものだと思うのです。

集客に結び付きやすい方法だと思うのですが、いかがでしょうか?

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