『クライアントさんの話し方に問題解決のヒントは隠れている』

クライアントさんが席に着いたので、
「どんなお話をお伺いしましょうか?」
と定型文の質問を投げかけます。
すると、「主人から離婚を切り出されまして・・・」とクライアントさんが話し始め、そこから詳しい経緯などを語り始めます。

男子としてはその女性の話し上手なところ、さらには、きちんと状況を説明されるコミュニケーション能力に「すごいなあ」と感心するのですが、同時に「なぜ、旦那さんが離婚したくなったのか?」もその会話の中から何となく伝わってきます。

ひと段落したときにこういう風に切り出すことがあります。
「ついつい旦那さんの行動に干渉しちゃったりしませんか?」
「いつも待ってしまう癖ってありません?」
「一言多いなあ、って言われたことありませんか?」
「人間不信みたいなところってもともとありますか?」

私のカウンセリングでは事前アンケートと称して、ご相談内容とか今の状況とかを予め書いていただいているんですね。
時間短縮というのもありますが、クライアントさんが予め何をご相談したいかを明確にするために用意しているアンケートですが、その内容ではなく、文体とか、筆跡とか、情報量からも「なぜ、二人がうまく行かなかったのか?」が見えてくることがあります。

まあ、なんか、いやらしい話ですけど(笑)

過干渉タイプの方はぎっしりアンケートを書いてこられて、説明される際も微に入り細に渡り状況をお話されます。
また、受け身の方は文章も話す言葉にも「~された」「~いわれた」「~してくれない」という依存言葉がたぶんに含まれており、その辺が夫婦の問題なのかなあ?と推測される要素が見え隠れしています。

私の文章もとても長く、説明口調なものが多いですよね。
それが分かりやすいという評価を頂く一方で、時には冗長に感じられることが読者によってはあると思います。
「分かって欲しい!!」という私の思いや、完璧主義的な性格などが文章を通じても出てしまっているのです。

私はクライアントさんにもそういうところを見ています。
説明口調な方は分かって欲しい、という一方で、分かってもらえないかもしれない、という不信感をお持ち何だろうな、と。

私たちの行動パターンというのは、その人の話す内容よりも、その態度に現れています。
潜在意識や無意識はそこに出てしまうからです。
そして、多くの問題は、そうした自分が気付かない心の癖(パターン)から生まれるので、そうした話し言葉を見ていると、なんとなく問題の背景が透けてくるのです。

それをどういう風にお伝えするか?もその方の性格を見て決めます。
不信感が強い方であれば少しでも押し付けに感じられる言葉遣いをするとすぐにシャッターを閉められてしまうので、「僕は・・・」とか「心理学では・・・」という風に主語を明確化してクライアントさんとの間に敢えて線を引きます。

過干渉タイプの方には敢えて明るく、軽く受け答えするようにしていますし、依存タイプの方には逆に問いかけを多くして自分自身で考える時間を作ることを心がけています。

そうすることで今ある問題に向き合いやすくなるんじゃないかなあ?なんて勝手に思うんです。

そうするとその人が今まで気づかなかった長所が見えてくるんです。
決して、問題探しやあら捜しのためにパターンを見てるわけじゃないんですね。

過干渉タイプの方は何とかしてあげたい思いの強い方。
だから、ついつい踏み込み過ぎてしまうんです。
そういう方には自分自身の愛のパワーを知っていただくことが大事だと思っています。
何もしなくてもあなたの情熱はそのオーラを通じて発せられてますよって。
それくらい彼のことを愛しているんですねって。

依存タイプの方には、あなたにはこんな魅力があるんですよ。それを使わない手はないと思いますよ。という風に。

私の場合、時にははっきりダメ出しします。
「今、その一言で旦那さんや周りの人が引いてしまうの、分かりますか?」なんて。
でも、いきなりその言葉を発しても拒絶反応が出てしまうので、それまではひたすら信頼関係を築くために共感してみたり、笑いに変えてみたり、価値や魅力を伝えたりしています。

言葉にすると難しい話ですけれど、ほとんどの方が会話の中で自然とされてることだと思うんですけどいかがでしょうか?

クライアントは会話を始めて10分ですべての答えを話す、という格言ご存知でしょうか?
なぜ、問題が起きたのか?
どうしたいのか?
どうするのがいいと思っているのか?
などの情報を10分くらいで全部語ってくれる、と言われます。

そういう意識を持ってみるとカウンセリングもすごく楽になるんじゃないかな?と思っています。
慣れるまでは大変かもしれませんが。

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『今を受け入れる、を伝えたい。』

自分がカウンセリングで何を一番大事にしているんだろう?
何を伝えたいんだろう?

ということを考えることってあると思います。

ある方は「行動してもらうことを考えてる」とおっしゃってましたし、ある人は「受け入れてもらえることを体験してもらう」と、また別の人は「安心を与えたい、大丈夫ですよって伝えたい」と言ってました。

皆さんの場合は何ですか?

私の場合は「安心、希望、笑い」の3つを届けたいと思っているのですが、もう少し掘り下げてみたところ、これだなあ、としっくりくるものがありました。

「今を受け入れる」

今、起きていること。
今の自分。

それを受け入れる、ということ。
私の心理分析は「これこれこういう背景があってこういうことが起こっている」ということを解き明かしていきます。
そして、「こうなったのは自然現象なんですよ」ということを理解してもらうため。
何もおかしなことは起きていないんですよ、ということを伝えたいんです。

そして、この境地に行き着きます。

「実は問題なんて起きていない」

旦那が浮気をしている、というのは事実であって、問題ではないんです。
それを問題にしているのは奥さん自身に他なりません。

もし、奥さんに彼氏がいて早く一緒になりたいと熱望しているのならば、旦那の浮気は渡りに船です。離婚しやすい上に慰謝料だってがっぽり取れます。
そうすると、その事実は問題ではなく恩恵にすら思えます。

でも、旦那さんのことを本当は愛しているのにその事実が起きたとするならば、すごくショックで問題にしてしまいます。
ところがその事実と向き合っていくと、「ああ、夫のことがこんなにも愛おしく、こんなにも愛しているんだな。そのことを思い出させてくれる事実なんだな」となって問題はなくなっていきます。
愛と繋がると人は投獄されていても幸せを感じてしまう生き物なので、旦那の浮気は気にならなくなります。

そういうことを体感していただくために私のカウンセリングはあるんだな、ということを今さらながら実感したいので皆さんにシェアしたいと思いました。

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『性的虐待を受けた女性をどうカウンセリングしていくか?』

珍しく・・・リクエスト・・・ずいぶん前ですが・・・ありがとうございます!!

***
ネタにお困りとのことで、カウンセラーとして、質問していいですか?

私が一番、なんとお声がけしてよいかわからないのは「子供時代に性的虐待を近しい人から受けてきた方」です。

「(同居していた)叔父を許せなくて、止めてくれなかった母を許せなくてつらい。どうすればいいですか」と。
「許さなくていいよ。怒って当然だよ」とお答えするばかりでほかになんて言ってさしあげたら、彼女が少しでも気持ちが楽になるのか…
わからない未熟な私です。
***

難しいテーマですね~。
怒っていいんですよ!というのはほんと大切なことです。
怒っていい、恨んでいい、憎んでいい、なんなら、殴っても、蹴とばしてもいい、その怒りを許可することが大切ですね。

性的虐待ってなぜか自分を責めちゃうことも多いですから。

とりあえず藁人形は必須ですね!

さて、そもそも論になりますが、なぜ、男性である私のところに来たのか?を私は考えるんですね。
その痛みがほんとうに強くて痛いのであれば、なんぼカウンセラーであれ、私のところには来ないだろう、と。
でも、実際は今目の前にいらっしゃる、ということは、もうその叔父さんを許す準備ができたのか?あるいは、女性不信(母親との関係)の方が強いのか?はたまた、実はもうだいぶ傷は癒えていて次のテーマに移っているのか?などなどと考えるわけです。

だから、女性カウンセラーが扱う同じ問題とは少し温度が違ってるかもしれませんね。

さて、他の問題も同様ですが、特に性的な問題は私が異性であることも手伝って本人の状態、意志、希望などを見ながら慎重に慎重に進めていきます。
もし、怒りや辛さがあまりに強いようであれば黙って話を聞いていきます。
特に私は男性なのでその叔父さんを投影される可能性もありますし、その痛みは到底分からないですからただ話を聞きますね。
ここでは普段はしない「傾聴」や「共感」をバンバンしていきます!!(笑)
それで少しずつ怒りや悲しみを解放していきます。

さて、少し落ちついて状況を客観的に見れるようになってきたら、“才能”の話をしていくことが多いです。
とにかくたくさんの事例を出しながら。

実際、同じような事例をカウンセリングすることはとても多いですから、参考になることも多いんですね。
(そして、皆さん、名前などを伏せることを条件にネタにすることを快く許可してくださいます)

「あなたは人を救う才能がある、叔父さんだけでなく、大人になってもそうやって傷ついた男性についつい手を差し伸べてしまいませんか?
子どもって自分の体でしか相手を助けられないって無垢な思いを持っているんです。」

そんな話をしながら、自分が人を助けたい人であることに気付いていきます。
「子どもってね、体を差し出すしかないんですよ。虐待も同じですが。それは本当に辛いことですが、どれくらい崇高な行為なのでしょう」

そんな風に助けたい人であることを受け入れていくことで、その出来事が無駄ではなかったことを理解していきます。
まあ、「あなたは天使なんですよ。女神なんですよ。」って話になることが多いです。

これはもうその場の空気、エネルギーによるところが大きいです。
本人の性格、タイプにもよりますしね。

場合によってはグッと持ち上げて号泣させることもありますし、助けたい意識と繋がって実際に誰かを助ける提案をすることもあります。

この性的な被害については事例も多いですし、周りにもそれを乗り越えた方がたくさんいるのですごく助かるんです。
中でも私の先輩にSさんって人がいたんです。この人、性的虐待から風俗、SM,スカトロ、やくざの情婦等、ありとあらゆる性的な世界を生きて来て、何年もかけて自分を癒した結果、ほんとうに女神さまみたいになっちゃった方なんですね。

何度か会っただけですが、ほんと女神さまです。
透明感ハンパないですし、ハグしただけでなんかすべてを受け入れ許されてしまうようなエネルギーの持ち主です。
罪深い私はセミナー中ずっと彼女に近づいて行ってました(笑)

そうしてこの問題を乗り越えた人を知り、その人がどう幸せになっていったか?を知っている、というのがとても強みであり、大きいですね。これはほんと幸いなことです。

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『違和感に正直になる。』

私のカウンセリングってこういう風に話をすることがあります。

「ふつうはそういうときって○○って思うんですよね。でも、△△って思うってことは本当は××なんじゃないの?」

典型的なものは・・・

「ほんとうに離婚したいと思ったらカウンセラーじゃなくて弁護士のところに行くと思うんですよね。でも、このセミナーに来たってことは本当はまだ離婚なんてしたくなくて、本当はやり直したいって思ってるんじゃない?しかも、こんなに高いお金を払って・・・。ほんとはめっちゃ好きやん。めっちゃ愛してるじゃん。」

みたいな感じです。

まあ、ある程度の決め付けみたいなものですけれど、本人が言ってる(思ってる)ことがもしかしたらホンネじゃないのかも?って展開になります。
もちろん、本人が意図してないことを言うわけですから、相当覚悟が要ります。
だから、私の場合はよほど確信がないと言いません。

「本当に彼のことが嫌いだったり、もう終わってもいいと思うんだったらサクッと連絡先から削除できると思うんですよね。でも、それができないってことは・・・??ね?そういうことなんじゃないかなあ?」という風に。

これはたくさんの方にお会いして来たからこそ培われたものかもしれません。

お話を伺っていて「あれ?」って思うことに正直にいるんです。
そう、違和感。
「ふつうはこういうときはこう考えるよなあ、でも違うよなあ」という感じ。

この間も講座でこんな話をお伝えしました。

「ほんとうは○○さんって自信があるタイプなんですよ。なぜかというと本当に自信がない人って相手の目を見れないの。でも、○○さん、じーっと私の目を見ながら話すでしょう?きゃっ。恥ずかしい(〃ノωノ)そういうのって本当は自信がある証拠なの。覚えておくといいですよ」

「けっこう△△さんって小悪魔なんですよね?気付いてた?知ってたでしょ?え?知らない?意外~!(笑)あ、小悪魔じゃなくて、悪魔か(笑)そういう資質のある人しか、こういう発言しないんですよね。でも、悪い気しないでしょ?そんな風に言われて。
そう、それ△△さんの才能っていうか、魅力だから。そこに男が惚れるわけだから。だから、その狙ってる職場の子、目で殺してごらん。きっとうまく行くから」

文字だけ追いかけるとオカマみたいですね、やはり(笑)

この「違和感」というのは私から見ると「本人が無意識にしている誤解」であり、時に「本人の潜在意識がそっと隠しているホンネ」であることが多いんです。

これはもう私の感覚でしかありません。
お話を聞きながら自分の感覚に照らし合わせていくんです。
「うーん、なんか違うなあ。分かるんだけど、なんか納得できないなあ。どうしてなんかなあ。うーん。なんでかなあ?」

ちなみに私の質問の多くは「自分の感覚を納得させるため」というごくごく私的な目的です(笑)

そうして自らの腑に落ちると色々と分かってくるんです。

「なぜ、旦那が離婚したいと言っているのか?」
「どうしたらその離婚を回避できるのか?」
「この才能を封印した目的は?それを解放したらどうなるのか?」
「本来のクライアントさんの姿はどのようなものなのか?」
「どういう生き方、仕事が向いているのか?」
「本来、どんな雰囲気の女性(男性)なのか?」

もちろん、あくまで私個人の見立てですけどね。

だから、私はカウンセリング中もセミナー中も自分の感覚をすごく大切にしています。
ん?なんで今、そういうことをしたんだ?
なんで、そういう態度が起こるんだ?って。

これが広くなると「あれ?なんでこのタイミングでマイクの音が出ないんだ?」「おぉ、ここで街宣車が通りますか~」「へえ、あの子がこれで反応するってことは・・・」みたいな感じでセミナールームを眺めて(感じて)いるのです。

・・・。

ただ、その感覚は飲みの席では生かされないようで、うん。今夜も反省会です。

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『無愛想で口の軽い根本くんの失敗談』

10年くらい前、「根本くんのイメージ調査」というアンケートを実施したことがあります。
そうすると良い面も上がってくるんですけど、悪い面もけっこう出て来て我ながら傷ついたり、笑えたり、むかついたりしたことがありました。

・無愛想
・表情がない
・あまり笑わない
・ぼそぼそ言っていて聞き取れないときがある
・話を聞いてもらえてる?って思うときがある

この辺がとても多かったですね~。

で、直さなきゃ、と思ったのですが、今でも多少はマシな程度じゃないでしょうか?
僕を知ってる方は10年前から変わってないじゃん!と思われたかもしれません(笑)
やっぱり欠点だと分かっていても直すのは大変ですし、難しいですね~

カウンセリングでも「欠点は直さなくていい」と話してますけど、こうしたカウンセラーとして「ええ?ほんとにそれでいいの?」ということも、実はそれで良かったりするんですね。

欠点というのはその人のランドマークになります。
すなわち、トレードマークになるんです。

「僕ね、無愛想であまり笑わないしムッとしてるって思うかもしれませんけど、それが普通ですから怖がらないでくださいね。あと話聞いてないようで聞いてますからね。で、私、滑舌が悪く、図体のわりに声が小さいので聞こえなかったら、pardon?って言ってくださいね」

なんてプロフィールに書いておくと、それだけで親近感がわきますし、クライアントさんは覚悟してきてくれますから「思ったよりも愛想がありますね」とか「意外と話が聴きとれました」って声に変わります。

欠点は隠したり、直したりするものではなく、オープンにするもの、すなわち、ネタにするものなんですよね!

また、僕、口が軽くて言葉の失敗ってよくあるんですね。

カウンセリングとセミナー、両方やられてる方なら「あるある」だと思うのですが、こんなことがありました。

カウンセリングを受けてくれているAさんがセミナーに来ました。
そのセミナーでは個人セッションがあり、挙手制で個人の問題を扱うんです。
あるセッションでAさんが当たったんですが、僕、そこでカウンセリングで耳にしたことをしゃべっちゃったんですね。
セッションを効率よく、かつ、深いレベルで行うにはその方がいいと思ったんですけど、あちゃー!!です。

彼女としてはあまりオープンにしてほしくないことをセミナーで僕がバラしちゃったわけですね。その場では彼女は笑ってたのですが、あとからクレームになりました。

「カウンセリングでしゃべったことをセミナーでしゃべってもらってもいいですよ。話が早くなるからその方が私もいいですし」という考え方もいらっしゃるのですが、皆さんがそうとは限らないんですよね~。

そのことが分からずに平謝りでした。

そもそもカウンセリングを受けてること自体をクローズにしたい人だっているわけですよね~。

いい経験をさせてもらいました。

今ではあまりやらないですが、以前いた会社では長いセミナーの後には打ち上げをやってましたから、ますます混乱しました。
個人の話を打ち上げでしちゃって怒られたこともあります。

つくづく口は災いの元だなあ、と実感し、それ以来、僕はあまり個人のことは公にしゃべらないようにしました。

同じ方をカウンセリングして、セミナーして、となると何をどこで聴いたのか分からなくなりますから、僕はその場で聴くようにしました。

「お父さんってどんな人?」
「ええっとこの間のカウンセリングでも話したと思うんですけど・・・」
「うん。でも、ここに居る人たちは知らないのでもう一度話してもらってもいいですか?」

このやり取りの最大のメリットは何か分かりますか?
そう、僕がクライアントさんのお父さんのことをすっかり忘れていたとしても大丈夫!ってことです(笑)

もう覚えられないですからね・・・ほんと。

「クライアントさんから個人的に聴いた話をセミナーでしない」という方法は、何より僕自身が恩恵を受ける、という結果になるのでした!

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『あなたはどんなカウンセラー???』

今日は以前「カウンセラー・スキルアップ講座」でやっていたカウンセラーとしての自分探しをちょっと見ていきたいと思います。

カウンセラーになったとしても自分がいったいどんな売りがあって、どんな特徴があって、どんなカウンセラーになっていけばいいのか分かりません。

私の場合、今でもこの二人は天才じゃね?という方に師事をしてしまったがために自信なんてずっと付かずにやってきました。
変な話、カウンセラーになって10年くらい経ってから「自分がしたいようにやってもいい時期だ」と気付き、師匠と競争したり、師匠と同じことができることを目指すのではなく、自分なりの世界を表現していくことを始めました。

ただ、師匠について長い間学んだことというのは血肉になってるんですよね。
何もいいところばっかり見てるわけじゃないですし、様々なトラブルにどう向き合ってきたか?というのも身近に見て来てすごく学びになってます。

さて、そんな師匠の話はまた後日(いつ???笑)することにして今日はあなたがどんなカウンセラーなのかを考えてみましょう。

Q1.カウンセラーってどんな人がなるべきだと思いますか?

(例)
ある程度自分の問題を解決してる人
相手の感情に流されずに自分を持っている人
相手を受け入れられる包容力を持ってる人
大人として成熟していること

Q2.あなたがもしカウンセリングを受けるとしたらカウンセラーに期待することって何でしょうか?

(例)
ちゃんと話を聞いてくれること
決め付けずに話を受け入れてくれること
明確な方向性を示してくれること
今、何をすればいいのかを具体的に教えてくれること

Q3.あなたがこんなカウンセラーには失望するな~というのはどんなところでしょうか?

(例)
話を聞いてるとは思えない態度
決め付け、思い込み
あれこれコントロールしてくる
身だしなみが変

Q4.カウンセラーとして大切なことって何だと思いますか?Q2,3と重複しても構いません。

(例)
クライアントを尊重すること
笑顔で対応すること
誠実な態度で接すること
話をちゃんと聞くこと

Q5.あなたが得意なカウンセリングのジャンルはどんなジャンルですか?(具体的に)

(例)
30~40代の女性の職場における人間関係
(上司とうまくいかない、同僚に気を使って疲れてしまう、男性との競争心など)

Q6.あなたが苦手なカウンセリングのジャンルはどんなジャンルですか?(具体的に)

(例)
家族のどろどろした人間関係
依存的なクライアントからの相談全般

Q7.以上、Q1~Q6をざっと眺めて、あなたはどのようなカウンセラーだと思いますか???

さて、今回はあなたのカウンセラーとしての「観念」を浮かび上がらせてみました。
それぞれポジティブ、ネガティブな質問がありましたが、どれもあなたの首を絞める可能性のあるものばかりです。
え?ポジティブなものも?と思われるかもしれませんが、実はポジティブなものこそ、あなたを追いつめる可能性があるんです。

「ちゃんと話を聞いてくれること」が大切だと思うと、それはやがて「ちゃんと話を聞かなければならない」というプレッシャーに変わってしまいます。

また、得意ジャンルを持つことも悪いことではありませんが、そのジャンルで他人との競争が起きたり、得意ゆえの思い込み、決め付けが発生することもあるんです。

なので、今日リストアップしていただいたすべての項目は「今、あなたがカウンセラーとして手放した方が良いものリスト」と言えるのです。

あらま、びっくりですね~!

だから、それぞれ次のように言い換えてみてください~!
それだけでも気持ちが楽になる方、少なくないと思いますよ~!!

Q1.

ある程度自分の問題を解決してる人 → 自分の問題は解決途上でもOK。未解決なものがあってもOK。

相手の感情に流されずに自分を持っている人 → 流されるときはうまく流れにのっておぼれないようにすればよろしい。

相手を受け入れられる包容力を持ってる人 → 受け入れられなかったらごめんね!

大人として成熟していること → 未熟者でもできること、あるよね。

Q2.

ちゃんと話を聞いてくれること → 今日できる範囲ではちゃんと聞いてあげよう。

決め付けずに話を受け入れてくれること → 決め付けちゃったらごめんね。クライアントさんにそういわれたら素直にゴメンと言えますように。

明確な方向性を示してくれること → 分からなければ分からないと言える勇気を私に下さい!!

今、何をすればいいのかを具体的に教えてくれること → (同上)

Q3.

話を聞いてるとは思えない態度 → そう思われたら素直にゴメンと言おう!

決め付け、思い込み → そう思われたら素直にゴメンと言おう!

あれこれコントロールしてくる → そう思われたら素直にゴメンと言おう!

身だしなみが変 → そう思われたら素直にゴメンと言おう!

Q4.

クライアントを尊重すること → 尊重できないときもあるよね。人間だもの。

笑顔で対応すること → 笑顔になれないときはごめんなさい。

誠実な態度で接すること → 誠実じゃないって感じちゃったらごめんなさい。

話をちゃんと聞くこと → 話をちゃんと聞けなかったらごめんなさい。

Q5.あなたが得意なカウンセリングのジャンルはどんなジャンルですか?(具体的に)

30~40代の女性の職場における人間関係
(上司とうまくいかない、同僚に気を使って疲れてしまう、男性との競争心など)

→この辺は自分も経験あるから得意なんだけど、それを今日手放しまーす!どんなジャンルでもOKよー。ベスト尽くします~!!

Q6.あなたが苦手なカウンセリングのジャンルはどんなジャンルですか?(具体的に)

家族のどろどろした人間関係
依存的なクライアントからの相談全般

→来たときは来たときね。自分に扱えない問題って来ないらしいから今できるベストを尽くします~!

Q8.さて、以上を真面目にやった方のみ次の質問に答えてください。
これらの観念を手放したあなたってどんなカウンセラーだと思いますか?
きっとそれが本当のあなたの姿だと思うんですが、いかがでしょうか?

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『分からないって言えますか?』

昔、電話でカウンセリングをしていた頃、こんな経験がありました。

「私、ボーダーなんです。だから、人とうまく付き合えなくて。ボーダーの人でも人とうまく付き合える方法ってあるんですか?」

ボーダー???

私の脳裏にはあのシマシマシャツが目に浮かびました。
何?あのボーダーを着ると人とうまく付き合えないのか?
んなわけないよな?

幸いだったのは目の前のパソコンがあったこと。
すぐにグーグル先生を呼び出して「ボーダー」と打ち込みました。

すると出て来たんです。

「境界性人格障害のことをボーダーと呼ぶ」と。

おぉ、そうか!そうなのか!
でも、またふと疑問が頭をよぎったんです。

「境界性人格障害って何?」って。
人との境界性が区別できない人のこと?
ん???

だからお手上げです。

「すいません。私、不勉強なものでボーダーの方の特徴ってよく知らないんです。教えてもらえますか?」

そしたら、クライアントさん。

「ええ?根本さんともあろう人が知らないんですか?ええーっとですね・・・私もうまく説明できるか分からないのですが、簡単に言うと感情のコントロールが全然できなくて、精神的にすごく不安定な人のことをボーダーって言うんです。」

確か、そんな説明をしてくださったと思います。

「ああ、それなら分かります分かります!そういう方はよくいらっしゃいますものね!ありがとうございます!でも、それが何で境界性って言うんですか?」

「いや、実は私もよく知らないんです。なんでなんでしょうね?」

「それは僕の宿題にしときますね。すいません。カウンセリング中に聞いちゃって」

そんなやり取りをしたと思います。
それで後で調べたら、 「境界性」というのは、「神経症」と「統合失調症」の境界にある(つまりはどっちとも言える)症状のことを指すそうです。

実は、似た経験は他にもありまして。

「私、負け犬なんです」
「私の彼、草食系男子で・・・」

え?何それ???

カウンセラーって意外と社会の流行に敏感になってしまう職業なんです(笑)
元々私、そんなにテレビ見ないですし、雑誌も見ないんですね。
だから、電車の中吊り広告とネットニュースで世の情勢を知るのですが、クライアントさんの方がまだニュースになる前に情報を持ってきてくれたりするんですね。

だから、カウンセラーなのに分からないことがいっぱいあるんです。

そうした社会的なこと、病気の分野については仕方がないにしても、心理学にしてもそうなんです。

僕は別に学位を持っているわけでも、持ちたいわけでもなく、また、専門的に勉強したと言っても専門用語はからきし苦手なんです。

ハローエフェクト(ハロー効果)くらいは知ってますけど・・・程度で、気軽に読める心理学用語辞典に出てくる言葉も知らない言葉の方が多いくらいなんです(笑)

それに心理学も幅広いでしょう?
NLPを学ばれたあるクライアントさんが「ラポールが、ラポールが」っておっしゃってたんですけど、やはり意味が分かりませんでした。
(信頼、信頼関係って意味ですよね?)

さらにはお客さんの心理。
僕は男なので、女性心理ははっきり言えば分かりません!
知ってることはあっても、分からないことばかりです。
だって男だもん(笑)

また自分に経験のないことはやはり想像はできてもその気持ちを本当に分かることって難しいですよね?

だから、それってどんな気持ちなんですか?
どうしてそうなっちゃうんだと思います?

などと質問したくなりますよね?

それで何かクライアントさんに尋ねられても「分かりません」って言えるのってすごい勇気だし、大切なことだと思うんですね。

分からないって認めることで謙虚になれますし(^^)

皆さんはどうでしょう?
分からないって素直に言えますか?

そう言えば、2月に開催したオープンカウンセリングセミナーで、僕がクライアントさんの質問に「うーん。分からないなあ。それってどういうこと?」ってふつうに返してるのを見て、参加されたカウンセラーさんが「根本さんでも分からないことがあるって知ってすごく救われました!」ってアンケートに書いてくれました。

分からないって言えるのも、自信の表れかもしれませんね。
それは分からないけれど、これは分かるよ、ってものを持っている証だから。

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『背伸びを辞めてありのままの姿でカウンセリングをする方法』

カウンセラーとクライアントの関係ってほんとなんの契約もないただただ人対人の信頼関係でのみ成り立っているものだと思うんです。
だから、カウンセラーは常に信頼関係を築くために努力をしてると思います。

ところが、自信がないときってついついやってしまうことがあります。

『背伸び』

無理ないんですけどね・・・。

「知ったかぶりをしてしまう」
「強がってしまう」
「自信がないのに大丈夫なふりをしてしまう」
「クライアントのネガティブな感情を真に受けてしんどくなってるのに、元気なふりをする」
「引きつっていても笑顔でいる」
「いつも前向きなふりをする」
「明るく、元気なふりをする」

自信がない分だけ背伸びをしてしまうものです。
私も散々やってきました。

「知らない」とか「分かりません」って言うの、すごく勇気が要りますよね?

私、カウンセラーとして自信がついて初めて「あ、それ知らないです。何ですか?」って聞けるようになりました(笑)

最近は新しい単語が出てくると
「え?○○って言うんですか?何ですか、それ?あ、ちょっとグーグル先生に聞いてみてもいいですか?」
って隣に置いてるパソコンで検索を始めたりします。

そういうことができるようになりました。
知らなくても大丈夫。
分かんなくても大丈夫。
そう思えるようになりました。

だから、私はあまり偉そうなことは言えません。
でも、背伸びをすることで、確かに成長できたところもあると思うんです。

「知らない」と言えないから必死に話を合わせて「知ってる演技」を頑張ったこともあるでしょう。(それがバレバレだったとしても)

カウンセラーって常に笑顔でいなきゃ、と思うから、辛い時も、しんどい時も頑張って笑顔を作っていたかもしれません。

でも、それが自分を高めてくれることになったこともまた事実ではないかと思うんです。

ただ、顧客満足という点から見ると、それは苦しいんですよね。
クライアントさんって悩んでカウンセリングに来られますから、そのセンサーは周りの人よりもずっと敏感なはずなんですね。
だから、こちらが嘘ついていてもすぶにバレるし、強がっていてもそれが伝わっちゃうし、明るく振る舞っていても心の内は読まれてると思うんです。

それで、クライアントさんは「いいカウンセラーさんなのに、会うとなんかしんどいなあ」という思いを抱いちゃうんです。
僕はマッサージ好きなんですけど、そんな体験を何度もしています。
技術はほんとうにいい!すごくうまい!でも、何だろう・・・次はない感じ!という。

想像に過ぎませんけれど、そのマッサージさん、たぶん、頑張りすぎてたのかもしれません。
もっと自分の腕を信頼してリラックスしていればよかったんじゃないかなあ、と偉そうなことを思っていました。

「ご縁」という言葉の意味を体感してから僕はそんなに背伸びをしなくなったと思っています。

「ご縁」とは人と人とが出会うのは決まっていた、運命だった、という意味になりますけれど、僕の解釈は『なるようにしかならないので、なるようになる』ということなんです。

以前、我ながら素晴らしいカウンセリングをしたと思ったことがありました。クライアントさんもほんとうに喜んでくれて、「必ずまた来ます!」と笑顔で帰って行かれました。でも、その後、その方の姿を見ることはありませんでした。

また、同じ頃、すごくぎくしゃくしたカウンセリングもありました。クライアントさんも心なしかイライラしてる様子。きっともう次はないだろうな・・・と思っていました。不甲斐なさにほんと自分を責めていました。でも、その方とはその後何年もカウンセリングでご縁を結びました。

分からねーなーって思います。

「今度こそ!と思ってカウンセリングの日程を見ると、いつも私のスケジュールと合わないんです。しかも、たまに行ける!と思って申し込むともう満席で!!ほんとタイミングが合わないんです!でも、ぜひ根本さんのカウンセリングを受けたいと思うので、そのときはよろしくお願いしますね」

って熱く語ってくれるのですが、やはりご縁はないままです。
そうかと思えばこんな方もいました。

「根本さんを知ったのはほんと数日前なんです。それで、ふと、あ、今日が受付日なんだってたまたま知って申し込んだら通ったんです。根本さんが予約の取れない人だって知ったのはそのあとでびっくりしました!」

そう、結局は僕がどう意識しようがどうしようもないんだよね・・・ということ(笑)
僕の意識とは全然別のところで物事は動いているんだなあ・・・と気付いたんです。

その頃、僕はちょっと偉そうな言葉を使うようになりました。
「マーケットを信頼するんです。マーケットはとても賢い。バカじゃありませんよ」って。

どうなるかなんて自分の意識ごときで決められるもんじゃないって今は思っています。
僕のポリシーの一つにこんな言葉があります。

「クライアントさんは私に会うことが一番の目的」

ものすごく偉そうな言葉なんですけど、でも、真実かなあ、と。

クライアントさんは勝手にいろいろと持って帰ってくれるんです。
僕がものすごく熱く語ろうが、眠たそうに相槌を打とうが、勝手にいろいろと感じ、いろいろと持ち帰ってくれるんです。
しかもそれはカウンセラーのキャリアにあまり関係はないんです。

目の前にいらっしゃった・・・という事実だけがそこにあるからです。
それは新人だろうが、ベテランだろうが、同じです。

だから、僕はあるがままにいるしかないなあ、と。
それに気づいてからの私はすごく軽くなりました。

思ったことを思ったように言うようになったんです。
「ああ、それってダメだと思うよ~」とか「僕はそれ、賛成しないけどね」という否定的なことを伝えることも怖くなくなりました。

とはいえ、ダメ出しだけして終わる、ということはなく、だんだん見えてくるクライアントさんの価値や素晴らしさを必ず伝えるようにしてますけどね。
でも、それもまた「そう思ったから」ですけどね。

カウンセラーを目指す人はいい人が多いからどうしてもいい子になり、いいカウンセラーになり、背伸びして頑張ってしまうものだけど、そうしたいときはそうしておいて、あとは「なるようになるよね」って思うようにしてみるともっと自然体でカウンセリングができるんじゃないかな、と思います。

結局はご縁。
自分ができることを一生懸命やって、あとはこの方の選択に委ねましょう・・・。
だって、なるようにしかならないのだから。
失敗した!!と絶望したとしても、クライアントさんはそう思ってるとは限らないんだもん。

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『愛で問題を解決する、というアプローチとは?』

2/27(土)に東京で八馬ゆみさん主催で「愛と自信を味方にして、10年愛される人気カウンセラーになる秘密」というセミナーを開催させていただきました。
60名を超えるカウンセラー/コーチ/コンサルタント/占い師などの方にお集まりいただき、私のカウンセラーとしての経験や考え方、心構えなどをお話させていただきました。

このメルマガの発行頻度が低いのも決して筆不精なわけではなく、いったいこの僕が何を伝えられるのだろう?何を話せばいいんだろう?と悶々としているからなんですね。
カウンセラーとしては16年のキャリアがありますが、ずっと組織に属してきたために話すべき言葉を見つけられなかったのです。

だから、このセミナーの依頼を頂いた時も正直迷いがありました。
とはいえ「頼まれごとは試されごと」という信念がある私に「No」という選択肢はなく、どうしたら来場してくれるカウンセラー/コーチの皆さんに喜んでもらえる内容になるだろうか?を考えることになりました。

実はゆっちさんとの打ち合わせは数度に及び、どんな内容にしたらいいのか?撮影はしない方がいいのか?いったい、何を話せばいいのか?という問題がずっと引っかかっていました。
ゆっちさんにいろいろと案を出していただき、人前で話すのが苦手という彼女に登壇していただくことにして、また、彼女の仲間である愛花さん、高野麗子さん、高野那々さんにも協力頂いて何とかセミナーの形を作るところまでできました。

そのセミナーのテーマは「愛と自信で10年愛されるカウンセラーになる秘密」です。
私のカウンセリングスタイルは「愛をベースに見る」というもので、どんな問題も、どんなひどい状況もその奥には「愛がある」というスタンスなんですね。

そんな私のアプローチ、解決方法を実習を交えつつお伝えさせていただくことになりました。

そもそも私の師匠がまさに「愛」に基づいた分析、セラピーを行う人でした。(まだ存命ですけど(笑))
彼のセッションに幾度となく立ち会わせていただくたびに、夥しい下ネタとユーモアに紛れて「愛」の線からクライアントの心の中を見ていくアプローチに感銘を受けたものです。

「愛」に基づいて問題を見る、というのは次のような視点です。

なぜ、夫婦関係で苦しいのか?というと、それはパートナーを愛しているから。
なぜ、親子関係でこんなにも葛藤し続けるのか?と言えば、その奥に親に対する無条件の愛があるから。
なぜ、仕事の人間関係に悩むのか?というと、その職場の人たち、そして、仕事に対する愛があるから。
なぜ、病気をして不安になるのか?というと、その心の奥に深い自己愛があるから。

だから、夫の不満をずーっと話し続ける奥さんの話を聞きながらも僕の耳には「こんなにも夫を愛しているの。でも、その夫と全然うまく行かないの。こんなにも愛しているのにうまく行かなくて苦しいの」という声に聞こえます。

親がしたことをずっと語る娘さんの声もまた「こんなに親に愛を持っているし、親もまた愛してくれているのに、私は十分その声に応えられていないの。だから、親の期待を裏切り、親を傷つけてしまったの」という風に聞こえます。

ま、そんな風に聞いてしまう、ということは結局のところアホなのかもしれません。

ただ、人の心の奥には必ず愛があり、その愛があるゆえに苦しみ、悩むものだ、という目で見ていくと、驚くなかれ、その人の素晴らしい魅力や輝きが見えてくるのです。

「愛から問題を見る」ということは、目の前の人の価値や魅力などの素晴らしさを常に見続ける、ということです。

あなたにはこんな素晴らしいところがある。
あなたにはこんな魅力がある。
あなたにはこれだけの可能性と才能がある。

そこにフォーカスして目をずらさないんです。

正直私も悪口を聞いたり、相手のせいばかりにする被害者的な話を聞くのは苦手だし、ずっとそれを語り続けるその人のことを「嫌な奴」と思うことはよくあります(笑)
正直「こいつ嫌い」と思うことだってあるんですね。

しかし、ひとたびその視点で見ると、だんだんそのクライアントさんがすごくいい人に見えてくるんです。

これ、ほんとです。

だから、最初は嫌な奴だなあ、と思っていても、カウンセリングの終わり頃には「あんた、めっちゃいい人やなあ。ほんま、すごい人やなあ。めっちゃ頑張ってきたなあ」ってギュッと抱きしめたくなっちゃったりするんですね。

まあ、口の軽い僕なので、つい前置きなくそんな言葉を発してしまい、クライアントさんにギョッとされ、ドン引きされることも少なくありません(笑)

でも、その人が語る誰かの悪口も否定的な発言も、また、断定的で論理的で冷たい口調も、だんだん愛おしくなってくるから不思議ですね。
つくづく自分は変態なんじゃないかと思ってしまうくらいです。

でも、そうして愛をベースに見ていくことに意識を向けていると不思議なことが次々と起きてくるんです。

例えばカウンセリングルームのエネルギーが不思議なほどキラキラと輝き、さっきまで重苦しかった雰囲気が明るく、軽くなっていきます。
これ、本当に不思議なんですけどね。

もちろん、それは私がその人の中の愛に気付き、そこにフォーカスした結果、僕がその人を愛し始めたからに違いありません。

皆さんも恋愛で似た経験したことありませんか?
重苦しいパートナーとの雰囲気が、自分がパートナーへの愛を語り始めた瞬間に変わっていく、という経験。

僕もまた妻との間でケンカをするたびに幾度となくそんな経験をしてきました。
さっきまで罵り合っていたのに、急に無性に愛おしくなってしまうんです。
もちろん、パートナーとの関係では常にそうなる、とは限りませんけれど(笑)

でも、このシンプルで強力なアプローチは自分をセンターに戻してくれ、相手の感情や発言に振り回されなくなり、心は平安になり、そして、滾々と湧き出す愛で満たされていきます。

「あなたはね、本当はすごく一生懸命な人なの。認められないと思うけどね。相手のためについつい自分を投げ出してしまうくらい情熱的な愛の持ち主なの。違う!!って思うでしょう?それは気付きたくないだけかもしれないよ。
だって、私はあなたの話を聞いて、あなたがいかに愛情深い人なのかの証拠を並べることができるもの。
どうして、その人のためにそんなに頑張ったの?
そんなにひどいことをした相手を必死に許そうとしたの?
なんで、そんな人のためにこんなにも一生懸命になれるの?
こんなに悩むくらい、あなたはその人のことを愛しちゃってるの。
それに気づいたら、全然問題なんてなくなっちゃうんですよ。
ね?分かるでしょう?
ふつうだったらとっくに切ってしまい、距離を置いてしまうその人を、今も何とか愛そうとしてるんだもの。
信じられないかもしれないけれど、あなたの心の中には深い愛があるの。」

僕は確信をもってこの言葉を伝えていきます。
だから、時に目の前のクライアントさんは「違う、違う、そんなんじゃない」と否定しながらも大粒の涙を流されます。

そして、私がその愛にぶれないでいると、やがてクライアントさん自身が自らの愛を肯定し始めるんです。

「確かにそうかもしれません」って。

どうしたらそんなカウンセリングができるのか?
それは常に「目の前の人の価値を探し続ける」という簡単なレッスンを続けることで可能になります。

常に、というのは24時間年中無休でやれってわけではありません。
「よし、今、それをやってみよう」と思うときに、その人の愛や価値に意識をフォーカスしていくだけなんです。

かく言う僕もしょっちゅうそんなことを忘れて人を批判したり、バカにしたり、攻撃したりしてしまいます。
むかつくこともあれば、嫌いと思うこともあります。
めんどくさくなって切りたくなることもあります。

でも、そう思うのも僕の中に確固たる愛があるからなんですよね。
もし、愛がなければただ距離を置き、関わりを持たないようにするでしょう。

怒りという感情を使うなんてしんどいです。
むかついたり、悪口を言ったりするの、しんどいです。
僕たちは大切な人に対してしか、そのエネルギーを使わないものです。

だから、僕がむかついたり、嫌だなあ、と思ったりしたときは、まずそんな自分を許すことにしています。
僕がそういうとき使う言葉は「そんな僕でも許されるし、愛されてるし~」です。

とはいえ、常にうまく行くことばかりではありません。
でも、自分が愛と繋がっていなければ、クライアントさんの中に愛を見ることはできません。

だから、自分を許し、愛することを最優先にし、準備ができたら「お待たせしちゃってごめんね」って気持ちでその人の中に愛を見るようにしています。

カウンセラーの皆さん、ちょっと今日から意識してそのクライアントさんの中にある愛に意識を向けてみてください。
それこそが「愛する」ということだと思いますし、クライアントさんを愛することで、その人の内にある、それこそ本人が気づかない愛を見てあげることができるでしょう。

こうしたカウンセリングをしていると、ある効果が表れます。
それは嫌なクライアントさんがどんどん減っていく、ということ。

もし、自分の愛に気付きたくない、このままでいい!だってあいつが悪いんだもん!と言う場所に居続けたい人は僕には会いたくなくなります。

だって、どれだけ相手の悪口を言っても一切同意してくれず、むしろ、そんな悪い態度を取っている自分の中に愛を見られるわけですから、超居心地が悪いはず。

「根本さん、大嫌い。あんな人に二度と話を聞いてほしくない!」って思ってくれると思います。
だから、僕のクライアントさんはみんな素敵な人ばかりなんです(笑)

でも、そう思って僕から距離を置いた人も、どこかで愛と繋がりたくなったらまた会いに来てくれるんです。それが何年経った後でも。

「正直、この間のカウンセリングはすごく嫌で、むかつきました。でも、なんかまた話を聞いてほしくて来ちゃいました」って。

ね?すごくイイ人になってるでしょ?(笑)

そんな体験ができるのもカウンセラーとしての醍醐味ではないでしょうか?

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『カウンセラーに相談するときはあまりまとまってない方がいい!?』

よくカウンセリングに来られた方で
「すいません。うまくまとまってないんですけど」
っておっしゃる方がとても多いんですね(社交辞令も含め、ですけど)。逆に、
「めっちゃまとまってますので、どうぞ、お読みください!!」
ってアンケート用紙を差し出す方はものすごく貴重です。(私のカウンセリングでは事前に皆様にアンケートをお配りしてご相談内容等を書いてきて頂いています。)

でも、私の経験から言うとまとまってない方がいいんです。
むしろ、全然まとまってなくて、とっ散らかってるくらいの方がいいんです。
「うまくまとまってなくてすいません」っておっしゃるクライアントさんに「いえいえ、いいんですよ。それはこっちの仕事ですから~」なんて言うのはリップサービスでも社交辞令でもなくれっきとした本音なのです。

例えば、今の夫婦関係修復のことを相談しようと思うとするでしょう?
そうすると効率よくちゃんと修復できるようにきちんと話をまとめてお伝えして、それで何かアイデアを出してもらおうとするでしょう?

それは悪いことではないのですが、その話をまとめる間に大事な情報が抜け落ちちゃうことがよくあるんです。
クライアントさん自身はあまり大事じゃないな、と思うけれど、カウンセラーからするとそれはおいしい情報というのがあるんですね。
だから、きちんとまとめてくださると話は聞きやすいのですが、とっ散らかるくらいで情報をバーッと出してくださった方が案外重要情報が見つかりやすいんです。

また、纏めていく間である程度「自分なりの考え方」ができることってありません?
いわゆる自己完結って奴です。
そうすると、きっとこうだろうな、ああだろうな、って判断が働いて、それが思考のブロックとなっちゃうんです。
そうすると、新しいやり方や考え方に抵抗を感じやすくなったり、「まあ、相談するほどのことでもないか」って問題を軽く見始めたり、「どう考えてもダメな気がする!」ってなんとなくテンションが下がる結論を自分で出しちゃったりしやすくなるんです。

纏まってない状態だと、本音があちこちに見えるんですね。
特に私のカウンセリングは「感情を見る」ということをしていきます。
かっこいいでしょ?
何が起きたか?ではなく、そのとき感情がどう動いたか?に注目していきます。
だから、「そのとき、それを聞いてどう思ったの?何を感じたの?」って質問を良くします。

感情を見るにはあまりまとまってない方がいいんです。
その結果、いろんなものが見えてきます。

あと、こういう仕事を長くやっていますので、必要なことは質問させていただきます。
「え?それってどういうこと?」みたいに。
だから、分からないことがあれば何でも聞いちゃいますので、全部を説明されなくても大丈夫です。

とりあえず、「旦那が離婚したいって言ってきて困ってます。私は離婚したくないんです。」の一言がしゃべれたら、あとはこっちにお任せ下さい。
オートマティック・カウンセリング・マシーンの根本が質問したり、提案したり、いろいろと勝手にやらせていただきますので。

すなわち、私のカウンセリングのイメージは・・・

皆さんは農家さんか漁師さんで、新鮮な食材を料理人である私の元に持ってきてくださるんですね。
で、それを一緒に見て「これってどんな魚なの?赤身?白身?けっこう大きいけど脂身も多いの?」みたいに質問して、「じゃあ、どんな風に料理しようか?とりあえず刺身か。煮付けも良さそうだね。カツオみたいにタタキにしてみる?どんな風にしてほしい?」なんて会話をしながら料理していくんですね。

だから、漁師さんがあれこれと切ったり煮たりした上で食材を持ち込まれるとかえってやることなくて拗ねるわけですな、料理人は。
できるだけ食材は生の方が良いもので・・・・。

(2/7付オフィシャルブログより)

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