『過去の扱い方、どうしてます?』

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根本先生は、怒りを手放すとき、ばかとか、死ねとか、書くことをとっていますが、あまり幼少期を思い出せない方は、どうされていますか?
もしよかったら、メルマガで取り上げてくださるとうれしいです。
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幼少期を思い出せない人っていっぱいいます。
それに、自分の幼少期に問題があったと思ってない人もいっぱいいます。

育ってきた過程が「ふつう」ですからね、みんな。

だから、そこに問題があったなんて思ったら超ショックって人もいるんです。

で、私の場合、幼少期のことを思い出せないって人には別に思い出せなくてもいいですよーってスタンスです。

その頃の記憶を思い出すのにカウンセリングを受け始めて半年くらいかかった人もいます。
思い出すことに価値があるってわけでもありませんし、思い出せないから癒せないってこともないと思います。

幼少期がダメなら思春期の頃の記憶はどう?って感じで遡っていきます。

そもそも「今ある感情パターン、思考パターンがどこから来たのか?」ということを探す目的で過去のことをお聞きしていくんですよね~

だから、思い出せる範囲でやっていけばいいと思っています。

皆さんは過去のできごとの情報をどのように活用されてますか?

私の場合は今書いたように「今、問題を作っているパターンがどこから来たのか?」を掘り下げる目的で話を聞いていきます。

だから、たどれる範囲で十分なことも多いですね。
じゃあ、そこを扱いましょう、と。

記憶ほど曖昧なものってありません。

ある人は子ども時代父親と遊んだ記憶もなければ、父親が笑った姿も見たことない、とおっしゃってました。
ある時実家に帰ってアルバムを開いたら、そこにはたくさんの父親と映ってる写真があり、かつ、満面の笑みのお父さんがいたんです。

でも、実際は遊んでもらったし、笑顔のお父さんもいっぱい見て来たんだけど、大人になった今、それが逆になっちゃってるにも理由があるんですよね。

だから、「実際はちゃんと遊んでもらってたじゃないかー!」って事実を突きつけても、問題は解決しないことも多いんです。

カウンセラーは「真実」を扱います。
「真実」とは「その人がそのできごとをどう解釈しているか?」ということです。
「事実」とは違うんです。この場合の事実は「実際起きたこと」です。

だから、事実は変えられないけれど真実は変えられる、と言います。
私たちが扱うのは、真実、の方です。

だから、「遊んでもらった記憶がない」という彼女には、その前提で話をしていく必要があります。
「それは寂しかったよなあ」
「冷たいと思ってた?」
「でも、そんだけお父さんのこと好きやったんよな?」

実際がどうの、よりも、彼女の中の真実を見て行くんです。

そうするとふとした瞬間にお父さんに抱っこされた記憶が蘇ってきたりします。
その時、真実が変わるんです。

ああ、ちゃんと私、お父さんに愛されてたんだ、と。

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