『褒める技術~具体性×専門性~』

褒めることがいいか悪いかの議論は置いといて、褒められて嬉しくない人はいないはずですね。
特に何か問題を抱えてカウンセリングにいらっしゃる方は自信を失っていることも多いし、また、自己否定真っ盛りだったりもします。
そんなときに褒められても「いえいえ、そんなことは・・・」と否定しつつも、心の中では嬉しいものです。

カウンセリング後の感想にもそんな言葉を頂きます。
「うまくやってるよって言っていただいて嬉しかったです。」
「自分では全然ダメだと思っていたのにいいところをたくさんおっしゃってくださって本当に良かったです」
みたいに。

けれど、クライアントさんを褒めるにはそれなりの技術が要ります。
単にいいところを伝えてもいいのだけど、それだけでは説得力に欠けるのです。

「誰にでもそう言ってるんじゃないですか?」

そんな風に思われるから。
じゃあ、その技術は?というと「具体性×専門性」なんですね。

「旦那さんがそんなひどいことしてる中で、それでも旦那さんを愛そうとされて、本当に素晴らしいです。」

でも、いいんです。けれど、これに一工夫加えて見ましょう。

「旦那さんがそんなひどいことしてる中で、それでも挨拶したり、笑顔で話しかけたり、洗濯してあげたり、なかなかできることじゃないですよね。
私のクライアントさんでも、くじけちゃう人続出中ですし、本当に素晴らしいですし、○○さん、本当に強くなられましたね。強いったって強がりではない、本当の強さですよ。」

具体性というのは「挨拶したり、笑顔で話しかけたり」とか「くじけちゃう人続出中です」というところ。

専門性というのは「なかなかできることじゃない」という評価と、「強がりではない、本当の強さ」というところ。

「いろんな方とお会いしてる根本さんに褒められて嬉しいです」という方がいらっしゃいました。だから、そんな根本さんが言う「なかなかできることじゃない」という評価は結構響きやすいんです。
また、本当の強さって強がることじゃなくて・・・という強さについて承認するのもまたプロのカウンセラーさんならではの味付けです。

具体性×専門性を駆使して褒められたら、クライアントさんも「うーん、そういう風に言われると受け取らざるを得ないなあ」と思いやすくなります。

つまりは自信を付けてあげ安くなるんです。

ちなみにこの褒める技術、カウンセリングの場面だけで練習できるわけではありません。
いつでもどこでも実践可能です。

お勧めなのは買い物や食事に出かけたとき。
お店や美容室や飲み屋でこれをレッスンしてみてください。
私などはこの技術を磨きたいがゆえに、仕方なく毎晩飲みに行っているくらいです。
おかげさまですぐに顔を覚えて頂いたり、ちょっとしたサービスをして頂いたりすることも増えました。

この「具体性×専門性」をちょっと意識してみてください。
グッとクライアントさんの反応が変わると思いますから。

Share on Facebook0Share on Google+0Tweet about this on Twitter