『投影を使った心理分析の仕方(4)』

再び、投影についてのお話をさせていただこうと思います。
もう飽きた?(笑)

ちょっと今日はブラックな見方ですよー。
性格がちょっと悪かったり、捻くれてないと嫌悪感感じちゃうかもしれませんね。

あ、皆さんは大丈夫ですね~うん。良かった~

例えば、夫婦の問題でいらしたクライアントさんがこんな話をしてくれます。

「旦那さん、たぶん、ちょっと病気じゃないか?と思うくらいキレたらひどいんです。暴言、暴言で、私や子どもたちに対してひどく攻撃的になるんです。
私なんか言い返さずにじっと我慢してるうちに涙が出てきてしまって本当に辛くて。
でも、そんな私にも『お前のせいでうちはめちゃくちゃだ』とか『お前がしっかりしてないからこんなことになる』とか「お前はほんとうにひどい嫁だ』とか『きっと育ちが悪いんだろうな』とか言われてほんとうに悔しくて。」

そら、しんどいよなあ。
めちゃくちゃだよなあ。

と思いますよね。

多くのカウンセラーさんは「大変ですね。よく耐えていらっしゃいますね。」などと共感したり、慰められたりすると思います。

当然、私もクライアントさんの話をふむふむ聞きながら、できるだけ優しい口調で「ちなみに旦那さんはまだご存命ですか?あ、そうですか。そんなひどいことしてまだ生かしてもらえてるんですね」とか、「それで旦那さんを秩父に埋めるやり方を教えてくれ、ということでしょうか?」などと神妙な表情をしながら共感的態度を示します。

でも、そんなやさしさの裏側で、ブラックな私がある観察をしてるんです。

「うちをめちゃくちゃにしたのは誰だと思ってるんだろう?」
「しっかりしてないって相手を責めてるのは誰だろう?」
「育ちが悪いって見下してるのは誰だろう?」

そこから、さらにブラックなる分析をしていきます。

「いつも被害者意識を持っているんじゃないだろうか?誰かのせいにする癖はないか?」
「ちゃんとしなきゃ!って頑張るタイプで、自己嫌悪の強い長女タイプなのかな?」
「見下すような発言を今までもほかでしていないかな?」

カウンセラーとして見極めが大事なのが「奥さんが話す旦那さん評はあくまで奥さん基準であって、旦那さんそのものの姿を現しているわけではない」ということです。

もちろん、奥さんが嘘をついているわけではありませんよ。
その奥さんの目を通した旦那さん評ってことを忘れちゃいけないってことです。

だから、実際、その後ご主人にお会いすると、全然奥さんが言ってるのと違う!ってなったりします。

で、その奥さんの目を通した発言である、ということは、奥さんが「うちの旦那は○○で」とおっしゃることは、すべて奥さんの投影ってことなんですよね。

だから、その奥さんが「旦那がいつも私を見下してくる」と言うのは、「私も旦那を見下してるんだけどね」という自己紹介になるのです。

もちろん、決め付けはいけません。
だから、あくまで情報の一つとしてその投影を見ておくことが大事です。

そんな風に「クライアントさんが誰かの話をするときは、そこに投影が入っていることを忘れずに!!」という意識でお話を聞いていると、より広く、深い情報が手に入れられます。

「ああ、この人、ちょっと被害者モードで相手を責めちゃうところがあるんだなあ」と思えば、それが問題の原因になってないかなあ?と見ることもできるし、また、「カウンセラーが下手に意見すると、後々こっちのせいにされることもあるのかもなあ」などと用心することもできますね。

逆に、クライアントさんが誰かを褒めていたり、誰かの魅力を語っていたりする時は、それこそが、クライアントさんの才能であり、魅力なんですよね。
だから、「旦那さんって悪いところだけなのかなあ?」って聞いてみると、その人のいいところ自己紹介が始まりますね。

ちょっと活用してみると面白い見方だと思いますので、ぜひどうぞ~

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