『うまく行ったカウンセリングはいいクライアントさんに当たっただけ。』

「今日のカウンセリングめっちゃよかったわ」ってカウンセラーが思っちゃうことってありますよね?
すごく手応えを感じたり、クライアントさんが激泣きしてくれたり、笑顔で喜んで帰ってくれたり、感謝のメールや手紙をもらったり。

確かにいいときも多いのですが、実はカウンセラーがそういう風に感じるときって案外、クライアントさんはカウンセラーが思うほどに満足してないことが多いのです。

だから、後輩たちにはいつもこういう風に言います。

「うまく行ったって思ったときはクライアントさんがあなたに合わせてくれただけ。だから、そう思った時ほど気を引き締めた方がいいよ」

本当にいいカウンセリングだったら・・・お礼状が来たり、次の予約がすぐに入ったりして、お客さんの反応として現れます。
それが本当の評価であって、その場での手応えなんて、クライアントさんがあなたに合わせてくれただけなのです。

皆さんもそういうことってありませんでしたか?
つい人に愛想を良くしてしまい、そう思ってないことでも「うん、うん、そうですね!」って話を合わせ、相手のペースで過ごした経験。
カウンセリングでも同じことが起こるんです。

だから、すっごく手ごたえがあって、自分史上最高のカウンセリングをした!なんて思っていると、二度とその人に会えないなんてことになるんです。

それがその方の「答え」です。

だから、私みたいにひねくれてくるとクライアントさんが素直に「ええ、ほんとそうですね」ってたくさん反応してくれるとむしろ怪しんでしまいます。
「ほんまにそう思ってる???」って。

逆に「違います!全然わかってません!」って言われるとショックでしょう?
「ほんとにカウンセラーさんなんですか?」とか言われると傷つくでしょう?

そして、あなたは「史上最悪のカウンセリングだったわ」ってめっちゃ凹むはず。
でも、意外とそういうときのクライアントさんは逆の印象を持ってくれてることもあるんです。

あなたが逃げずに向き合った分、ぶつかってしまうのでしょう。
しかも、クライアントさんも嫌なこと言うてるなあ・・・って自覚あるんですよね。
だから、あなたに対して罪悪感すら持ちます。
そこで逃げずに、責めずに向き合って、最後は「ごめんなさい」まで言ってくれたとしたら、あなたのファンになっちゃうんですよね。

ま、この手のファンはちょっとめんどくさいところもありますけど・・・(苦笑)

「いいカウンセリングをした」と感じたときは「自分ペースでやっちゃった」って肝に銘じとくといいと思います。

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